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【ブクログ献本企画作品】
読み終わった!
一人称で書かれているから、とっつきやすい。サクサクっと読める。
妖精猫のグリマルキンのしゃべり方がいいなぁ。
さて、下巻も読むぞー!
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16歳の誕生日、妖精界へさらわれた弟を助ける為にクローゼットの奥の扉を開け妖精界へ旅立ったミーガン。彼女は弟を救い出し無事に帰ってくることができるのか。
と、少女の冒険譚と説明しようとすればできてしまうが、得体のしれない妖精の総出演、喋る猫、氷の剣を操るうつくしい王子など。揃っていて欲しい材料がすべて描写されており、16歳の少女が主人公ならこうでなければというドキドキとワクワクで楽しませてくれる。
特に後半の王子とのやり取りなど、床に転がってジタバタしながら読んでしまった。なんというか、久しぶりに若者のストーリーを読んだので、20代後半であるわたしは妙に照れてしまったのだ。けれど、誰もがドキドキしたりできるのが、小説の素晴らしいところ。じぶんと切り離して都合よく楽しんだっていいのである。
日本で暮らすわたしたちとは習慣などが違っても、自分の力の限界を感じる10代の切なさが冒頭に置かれているので、自然と彼女を応援している。ミーガンと同じ年頃であれば、もっと共感して抱え込むように読んでいたかもしれない。
いつの間にか空想より楽しくて、楽ちんで、仲間外れにされない方法を覚えてきたけれど、もっとじぶんのなかに存在する怪しげな世界を肯定してあげてもいいかもしれない。肯定してあげて欲しいとおもう。その肯定する力があればこそ。現実の世界だろうがファンタジーの世界だろうが、生きていける可能性は広がる。
作者と読者と、これまでの優れた想像力によってすべてを準備されていたかのような舞台で、しかしミーガンは先の読めない世界を行く。猫の言う「つねに選択肢はあるものだよ」とのことばのように、じぶんで選択して弟を取り戻して欲しい。
さあ、下巻へ。
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シャイクスピア『夏の夜の夢』をベースに、不思議の国のアリス・ピーターパンなどの古典ファンタジーの要素やフェアリーテールを織り交ぜて、ラブロマンスを盛り込んだ「いいところ取り」の作品。
それなりに面白いファンタジーですが、上巻の展開はイマイチ。
主人公の本格的な冒険、成長がはじまることを願って、下巻に進むことにします。
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あたしにとって初ハーレクイン本。
調べてみたら、HQってもっと違うジャンルなんだってびっくり。
こちらは、普通に児童小説ファンタジーかな?
●ダークなところや、実は混血児でしたってところはパンズラビリンスを彷彿させるし。
●冬の王国の王女は、ナルニアや雪の女王を彷彿させて
●イメージとしては、トワイライトになんか近いものをかんじたw
三角関係だし←笑(トワイライトは妖精じゃなくて吸血鬼だけど。)
●人間の想像力や夢見る力が、妖精界に影響を与えちゃうところは、ファンタージエンぽくて.....w
●現代版不思議の国のアリスって評されるくらいだから、妖精猫はまさにチェシャ猫だし!
さらには、シェイクスピアの「夏の夜の夢」も世界観を作る上で土台になってるみたいだし!ていうか、シェイクスピア気になる!読んだことなかったんだよね。読みたくなったー!
無名の作家のデビュー作悪くない!
<下巻レビューへ続く>
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※上下巻読了後の感想です。
ブクログから献本として頂きました。
レビューを見てみると、
原作を読んだのが約1年半前…。
3部作+1冊のシリーズ、私もまだ2巻までしか読んでませんが、
大好きなシリーズなので、今回邦訳版が出ると聞き、
どんな感じなのか読んでみました。
…なので、私にとってはある意味、再読となります。
日本語で読んでみて思ったのは、
英語より全体的にドライ…?
原作を読んだ時は、もっと妖精たちの殺伐とした感じが痛々しくて、
ミーガンが可哀想でしかたなかったんですけど…。
でも、この主人公をとにかく甘やかさず、
ただ弟を救いたいだけなのに、
あわよくば根こそぎ彼女の全てを奪っていこうと、
ミーガンを追いこんでいくストーリー展開、
現実の世界と妖精たちの世界が上手く交わっているところや、
ただのおとぎ話ではなく、すごく現実味を帯びている設定が
やっぱりこの作品の一番の魅力ではないでしょうか。
もちろん、登場人物一人一人が個性的で、話し方もそれぞれ違うところも、個人的にお気に入りです。
他の方のレビューを見てみると、
ラストに疑問を持たれてる方が多いようですが、
このシリーズ、まだ続いていくので、そう思うと
あのラストはミーガンにとって、また新たな試練の始まりだし、
「そこで終わっちゃうのー!?」という展開なので、
邦訳版でも次巻が出ることを期待してます。
この本を読んでから、
「夏の夜の夢」を読んで(または観て)みると、
また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?
私は、断然チーム・パックです(爆
○あらすじ
6歳の誕生日に、父親が姿を消してから
学校だけでなく、母親と義理の父、二人の間に生まれた弟との暮らしにも
馴染めずにいる主人公Meghan。
彼女の16歳の誕生日、弟のEthanが何者かに誘拐されてしまう。
Meghanは彼を助けるために奇妙な“妖精”の世界へ足を踏み入れるのだが、
そこで自分が妖精の王の娘であることを知り…
(あらすじは参考程度でお願いします。)
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ハーレクインと聞いて超甘ったるいのかと思って
ちょっと眉をひそめそうになりましたが
そんなことはなく、サクッと読めてしまいました。
ちなみにファンタジーとは言えども
やけに魔法が出てくるわけではないのです。
まあ、猫はしゃべりますが(笑)
しかも毒舌で某オネエ系みたいな感じの。
しかしミーガンは本当に大変だなぁ。
弟はさらわれ、
探しにきた場所では災難に遭い…
どこまでも身の置き場がないです。
だけれどもだんだんと成長が見えてきますよ。
これからが楽しみ。
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2012年7月17日読了
テンポよく進む様は、海外の1時間ドラマを彷彿とさせる。1章=ドラマの1話みたいな感じ。
上巻はまだまだミーガン自身の意見よりも周りに流されている状態。これが徐々に彼女の意志での行動に変わっていくんだろうなと思うと先が気になる。物語もこれから…という感じ。
今の時点ではアッシュ<パックかなぁ。2人も自分勝手だよね、妖精だから。妖精ってああいう性格だろうし、夏の夜の夢のパックなんてやりたい放題。ああじゃなきゃオベロン王の道化なんて勤まんないよね。
アッシュはまだ登場したばかりというのもあるけど、あからさまにかっこいいのがどうもな(笑)デキるイケメンオーラ出過ぎwww
グリマルキン可愛いよグリマルキン。
あのちょっとでっぷりしたスタイルが安心感あっていい。まるでチェシャ猫だしね!彼とオベロン王の取引の内容も気になる。すっかり道先案内役が板についているので、これからも傍にいて欲しいなぁ。
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妖精が登場するファンタジー小説。
シェイクスピアを織り交ぜた物語で、知っている人はより楽しめるかも。
出てくる妖精の王族たちがみな非現実的な美しさで、それに対する表現が多少大げさすぎるかな・・・というのが気になったけれど、
読み進めていくうちに、敵対する国の王子との心のふれあいにとても興味が湧きたつ。
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上下巻ということで合わせて感想失礼します。
ハーレクイン文庫は初めて読みましたが、ティーンズ向けの翻訳本はいくつか読んだことがありました。
その全てに共通することですが、取りあえず「理由」や「根拠」といったものが邦本よりもずっと少なく、「事実」と「キャラクター」が先行します。
その点を横に置いて読むと良いかと思われます。
この本は取り柄のない女の子が妖精の国に弟を取り戻しに行くお話です。
個性的なキャラクターで分かりやすく、背景や世界観の美しさと残酷さには舌を巻いてしまいました。綺麗な世界の妖精には、悪戯で人を騙し、頭から食べようとする悪魔のような恐ろしい魅力がありました。
物語の見所の一つは、主人公と「ずっと自分を見守ってきた道化師のパック」と、「クールで美しい敵国の王子であるアッシュ」との三角関係の点ですが、意外なほど楽しむことが出来ました。
とにかくキャラクターが面白いです。
ただ心情面でもっと各キャラの補完をして頂ければもっと面白かったと思います。
驚くべきことに続刊が出るようです。
確実に購入すると思います。
続きが気になる終わり方をするのかと思いきや、煮え切らない諦めに似た境地の主人公の心が妙にリアリティを持ち、「気になる!」よりも、「これは結末まで見届けなければ」という使命感を感じました。
短い話ですしさくさく進むので気軽に読むことが出来ます。
もちろん、パックとアッシュの魅力に落とされれば食事も忘れて貪ることになるでしょう。
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プレゼント当たった~!わーい嬉しい♪
23日までにレビューせよ、ということなのでとりあえず上巻。
なんか面白そうと思って応募したんだが、来たのがハーレクイン社の
文庫だったのでちょっとびっくり。
ハーレクインは恋愛ものばっかと思ってたんだが、こーゆーファンタジー系もあったのだなあ。
まあ、最初から主人公、姫、と呼ばれてたのでそのへんの要素はあるのか。
父行方不明、で、姫、とゆー時点で、こりゃあ、やんごとなき方の血が流れているのね、と思ってはいたんだが、まさか、その王様が行方不明になった父親ではないなんて~。
さらにさあ行こう妖精界で、妖精、でイメージする、キラキラしたファンタジーなイメージがごんごん覆るし。
喰われる~、殺される~!の危機連続。
ヒロインの扱いじゃないですよ~。ミーガン、大変すぎっ。
下手にありがとうも言えない妖精界、連れてきてくれたロビー、いや、パックともはぐれ、ホント、すごいよ、がんばったよ~。
生きて辿り着くとは思わなかったなんて王様に言われるし。
ホント、どんだけオソロシイ世界なんだ。ほっこりする所全くなしだぞ。
ああ、そういえばパックはずっとあのままなのだろうか?
猫を(これはやっぱアリスの猫、イメージだよなあ)案内役に、弟探しに
行くわけだが、先は厳しそう。
キマイラについてた変な虫とか、死の森とか、妖精界自体を蝕んでいるなにか、も気になるし。
毒にあたったのを助けてくれた一角獣のいったことも気になるし。
統治?これはあれですかね、ハーフじゃない、ダブルだっ!って感じで、
純粋妖精よりも強い、というパターンになるとか?
そしてアッシュとのラブはあるのか?うーん、とにかく、次巻に続く。
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ハーレクインって、最近こういうのも出してるのね、時代は変わった・・・。それはさておき、とても読みやすいファンタジー。この上巻では、主人公が世界を理解しきれず振り回されている感じ。下巻に期待する。
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2013年1月30日読了。
グリマルキンは雄なのに、日本語訳になると「あたし」とか女言葉で喋るコトに違和感。原文ではそーいう風には感じなかったけどナー。
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≪内容覚書≫
地味で目立たない女子高生のミーガンが迎えた16歳の誕生日。
それは、不思議な物語の始まりだった。
妖精に連れ去られた弟を取り戻すため、
幼馴染だったロビンとともに、
ミーガンは妖精の世界≪エバーエバー≫へと旅立つ。
≪感想≫
ハーレクイン、というより、
児童文学とラノベの間のイメージで驚いた。
ハーレクインって、もっとエロスだと思っていた。
シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の名前を借りた人物が、
たくさん出てくるので、知っている方は、ニヤリとできそう。
知らない人は、名作に触れる良いチャンスにしたら、
きっと有意義。
ただ、シェイクスピアの原作に愛着がある人は、
読まない方がよいのかも。
チアリーダーの意地悪女子とハンサムなアメフトプレーヤーが、
アメリカ文化だなぁ、ととりあえず笑わせてもらった。
日本だと、学級委員長の真面目女子ポジション?
翻訳ものは、こういう定番どころで、
文化の違いを感じさせてもらえて楽しめる。
あと、クローゼットが異世界に通じるのは、
ナルニアと同じスタート。
海外のクローゼットには異世界が、
日本の押入れにはドラえもんがつまっている(笑
上巻のストーリーとしては、可もなく不可もなく。
妖精を現代社会にうまく登場させていて、
スッと世界に入り込める。
下巻でのミーガンの成長と活躍に期待。
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妖精の国が舞台のファンタジー。
ハーレクインということで、甘い恋愛がからんでくるのかと思いきや、普通のファンタジーでサクサク読めました。
まだ上巻しか読んでいないので、下巻でどう展開していくのか楽しみ。
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人気の海外産児童小説はかなり拒否反応が出ていたけどこれはそんなことなくサクサク読み勧められた。
内容は家庭的にちょっとアレで学校で馬鹿にされる冴えない女の子は実は異世界で重要人物でしたー。という在り来りなもの。
紹介に「現代版不思議の国のアリス」とあったけどあまりそういうイメージは受けなかったなぁ・・・
確かにチェシャ猫のような猫、グリマルキンはいるけど。
極彩色の空間、冬の世界などなど移動する場所によってガラッと変わる世界観はよく作られていて場所が変わったのだとわかりやすい。
風景のイメージはそんなに気にならなかった代わりに、妖精の容姿の説明は「これ以上のものはないであろう美しさ」「完璧すぎる」などとやたら凝った表現が使われていて出てくるたびにそこまでの説明はいらないかな~なんて思ったり。
面白いだけになんかもったいないなー。