紙の本
一字一句直さずそのまま復刊!
2014/06/18 15:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「私の人生って食卓を中心に回っているメリーゴーラウンドみたい」
1976年、桐島洋子さんはこの本を書きながらそう思ったのだそうです。
時を経て、2012年に、一字一句直さずそのままで復刊されました。
料理エッセイにして、料理の写真は一切なく、ここまでぐわっと心つかむ魅力的な内容が満載…とうれしくなります。
自慢の料理レシピはもちろん、台所道具のあれこれ、さまざまなパーティーの開き方などなど、
世界中を旅した彼女ならではのセンスを感じます。
解説は松浦弥太郎さん。
紙の本
料理をしなくっちゃ!と思いました。
2012/10/15 20:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazuni - この投稿者のレビュー一覧を見る
桐島さんの本を初めて読みました。以前、偶然テレビに出演されているところを見て、なんと素敵な方だろうかと思っていました。この本を読んで、あの魅力は料理上手なところからも滲み出ているものと感心し、私も料理をしなくっちゃ!と本気で思いました。
紙の本
聡明な女
2020/08/22 20:15
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
「向田邦子ふたたび」で桐島洋子さんを知り、興味を持ちました。数十年前の本なのに全く古さを感じません。歯切れの良い語り口が気持ち良いです。
紙の本
かっこいい
2019/11/02 11:28
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
復刻版ということで、楽しみにしていました。これは絶対にかって損なしの一冊だと思います。著者のファンなので満足です。
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題名を見たときに、これは、と思って購入した。聡明な女(一度でいいから言われてみたい)は料理がうまいなんて。1970年代に書かれたものらしく、筆者の強めの物言いには驚いたけど、自分の中でうまく読んでいけば、むしろ痛快にすら感じる。好奇心旺盛で負けず嫌いで食べることが大好きな女性(これは私だ)は、ぜひ!!
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バイブルに決定!
時々うるさい姑か?!と感じる部分もあるけれど、総じて正しく、背筋と歯ごたえがシャキッとするお料理エッセイ。ためになります。
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読んでなかったので待望の復刊!と欣喜雀躍したら、読んでたよ、若いときに…。いずれにしろ名著で俄然料理意欲がわきますが♡
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ざっくり、さばさばした語りで面白い。70年代の本とは思えない…と思った瞬間古い表現が出てきたりするのもいい。
レシピを流し読みでもいいからざくざく読んだ方がいい、というのは共感できる。それからくいしんぼうな恋人の下りにも。
誰かに食べてもらうとなると、気持ちが違うもの。両親とかの身内だと気合の入らないのも、恋人や料理の好きな女友達だと緊張したりするし。
パーティとかも、張り切ってやりたい。誰かがふと来たときに、ささっとおもてなしの料理が出せるのも憧れる。
料理に意識が向いてる時期なので、いい本を手にとったと思う。
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数年前に一読していたが、最近ラジオで一部が紹介されて再読したくなった✩.*˚
著者の潔い文章が好き。
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桐島洋子さんの存在をまったく知らなかったのだけど、あの人たちのお母さんなのか〜とか、ウーマン・リブって本の中でしか知らない言葉だよなぁとか、いろんなことを考えながら読みまして。
料理をしたり、食べたりという行為を通して、恋愛や社会や生活について書かれた本で、こういうことって本当に普遍的なんだと思った。
あと、ウーマン・リブが提唱され始めた時代に書かれたエッセイって全般的に面白いものが多い気がする。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌いという姿勢がはっきりしてて、いまの女性の生き方を説く本とはまた違うなと。
今でこそ女性が働きながら家事をすることが当然になりつつあるけど、昔はそうじゃなかったなかで、仕事人として、母として、女として生きてきたとかほんとかっこいい。
こういう生き方は私にとっての究極の理想像かもしれない。
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松浦弥太郎が解説を書いてたので読んでみたが期待してたほどではなかった。
料理は要領よくやらにゃダメだよってのが全編通して書いてあるんだけど、この本が説いてる「聡明」な女の人は俺苦手かも。ドヤ顔で料理作る人よりも少し謙虚にささっとこなす人の方がいいなぁ。世界各地で食べた料理について触れてもいるけど、どれも断片過ぎていまいちだったし。
やっぱ料理は写真が豊富に使われてるレシピ本のほうが読んでて楽しいな。
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タイトル通り!
桐島さんの言う「聡明」とは、自分の目で見て確かめて自分の頭で考える人のこと。
あらゆる家事の中でも料理は献立の組み立て、効率よい段取り、出来上がりのイメージ喚起、など仕事に通ずる因子が多く、私の周囲を見渡しても料理の手際のいい人は聡明であり仕事もデキる。
70年代に書かれたものではあるが、本書は料理というファクターで語る「生き方」論でもあり、時代は移ろうが根本的な指針は何も変わっていないのだ。
琴線に触れたフレーズ。
『ぬかみそと脳みそはたまにかき混ぜないと』人と大いに会って話すべしとブレーンストーミングを説く。
『商売繁盛の業者が”うれしい悲鳴をあげる”、判決を聞いた被告人が”ガックリと肩を落とし”といった便利で耳触りがいいけど紋切り型の常套句を使うことなく、自分なりの表現をすべし。』
型通りのお仕着せを嫌い、イージーに流れることなかれ。
いつの時代もカッコイイ女は「自分」を分かって持っている人なのである。
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聡明であるとは、を教示いただいた本。
スピード時代、情報化社会の中で、自分の頭で考え、身体で感じることが大切なんだ。
心貧しきオードブル、でき合いで歩む女も堕落の道、が特に自分の為になった。
料理の本なんだけど、生き方にアドバイスいただいた気持ちです。
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ひろこさんから菜の花へのプレゼントです。
料理に関するエッセイ、36年前のベストセラーの復刊ですが、内容も文体も古さを感じず、テンポよく楽しく読めました。これまで料理は「食べられて、栄養があれば」くらいの認識でしたが、読み終えて、う~ん、レシピは覚えても、料理の「本質」は分かっていなかったなぁ…と。作る自分にも、食べる家族にも、失礼で勿体ないことをしていました。料理が魅力的に思えてきて、料理を楽しめる自分になれそうです(^O^)
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昭和12年生まれの著書が、昭和51年に刊行したこちらを図書館で借りて、文庫本で読了。
約40年も前に書かれたとは到底思えない、むしろ、斬新とすら思える内容。
料理に関するちゃらちゃらした軽めのエッセイと思ったら、大間違い。料理を軸に、なんとも筋の通った生き方がつまった内容。自分の感性を奮い立たせてくれる。
ウィットに富んでいて、絶妙な文章にもノックアウト。
こちらは、ずっと手元に置いておきたい本と認定し、早速注文しちゃいました。日々の料理に嫌気がさしたり、気分がのらなくなったら、この本に、自分を叱咤激励してもらおうと思う。