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- 発売日:2012/10/17
- 出版社: 講談社
- レーベル: 月刊少年マガジンKC
- サイズ:B6判/200ページ
- ISBN:978-4-06-371347-3
紙の本
C.M.B. 21 森羅博物館の事件目録 (講談社コミックス Monthly Shonen Magazine Comics)
著者 加藤 元浩 (著)
盗難古美術のブローカー、マウ・スガール、人呼んで「ブラック・マーケットの魔女」。マウは美術品の売買に森羅の権威を拝借したい、森羅はマウの悪事を止めたい――利用されたり助け...
C.M.B. 21 森羅博物館の事件目録 (講談社コミックス Monthly Shonen Magazine Comics)
C.M.B.森羅博物館の事件目録(21)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:20,991円(190pt)
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商品説明
盗難古美術のブローカー、マウ・スガール、人呼んで「ブラック・マーケットの魔女」。マウは美術品の売買に森羅の権威を拝借したい、森羅はマウの悪事を止めたい――利用されたり助けられたり、ある時は天敵、ある時は友達、不思議な縁の2人の関係。そんなマウが東京にショップを開いたという。招かれた森羅と立樹は、近々大きな闇取引が行われると確信する。取引の現場を押さえてマウの尻尾を掴もうと画策する森羅だが‥‥?【商品解説】
目次
- Op.61 冬木さんの1日 A Day of Mr. Fuyuki
- Op.62 湖底 The Bottom of a Lake
- Op.63 エルフの扉 Elf Door
- Op.64 バレッタの燭台 Vallette's Candlestick
著者紹介
加藤 元浩
- 略歴
- 1997年から「マガジンGREAT」にて『Q.E.D.ー証明終了ー』を連載開始。『Q.E.D.ー証明終了ー』の連載と並行するかたちで、2005年から「月刊少年マガジン」にて『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』の連載が始まり、現在に至る。その他、代表作に『ロケットマン』などがある。
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紙の本
自分にとって大切なもの
2015/09/30 11:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人にとっては大した価値のないものであっても、自分にとっては何よりも大切なものがある。それとは逆に、他人がありがたがるものをありがたいとあがめてしまう人もいる。結局、何を大事にすべきかという自分自身の価値観を持たない限り、自分の人生とは言えないのかもしれない。
「冬木さんの一日」
ななせ湯の常連である冬木一郎が心臓発作で亡くなった。アメリカに就職して結婚した娘の冬木亜季は、どれだけ誘ってもアメリカに来たがらなかった理由を知るべく、ななせ湯へとやって来た。
冬木一郎の友人たちと共に彼の一日をたどる旅をしてみたところ、それは退屈で平凡な繰り返しの日常に過ぎなかった。父がアメリカに来なかった理由は何もなかった。そう結論を出して帰ろうとする冬木亜季に、榊森羅は生物観察の基本に立ち返れという。そのアドバイスに従い、七瀬立樹と共に再び父の一日をたどる娘は、父親の見ていた世界を知ることになるのだった。
当たり前のような日常の中に埋め込まれた宝石のような思いの煌めきが感じられるお話だ。
「湖底」
琵琶湖のそばに拠点を置く巨大グループ葦原家の依頼を受け、家財の鑑定にやって来た榊森羅と七瀬立樹は、依頼主である次女の葦原藍の意向を受け、一年前に亡くなった婚約者の榎木の死の真相を探ることになる。
その最大の容疑者は、藍が資産家に嫁ぐことを願っている長女の葦原咲だ。しかし彼女には、事件当日に藍と共に東京にいたという強力なアリバイがある。彼女が設置した見えない落とし穴の正体とは?
「エルフの扉」
盗品ブローカーのマウから呼び出しを受けた榊森羅と七瀬立樹は、日本にある彼女の店の支店へと向かう。そこで見せられたのは、古代メソポタミアの森の精霊フンババの像だ。
それが盗品だと感じた森羅は、取引の現場を押さえるべく、マウを付け回す。そして彼女の思惑を見破り、丹念に網を張ったはずだったのだが…。マウの生い立ちが語られるお話だ。
「バレッタの燭台」
マルタ島にあるマルタ共和国で一件の傷害事件が発生する。なんということはない傷害事件のはずだったのだが、その容疑者であるマテラが、現場である自宅の敷地を騎士団領だと言い張り、自分の死後には騎士団領と騎士団長ジャン・ド・ラ・バレッタの燭台を返還したいと言い出す。
それを受けて、ドイツ、スペイン、フランス、イギリスが継承者として名乗りを上げた。マルタ共和国外務次官は、ヴァチカン教皇庁を通じてCMBの指輪の主である榊森羅に仲裁を依頼する。
受け継いできた歴史に殉じようとした老騎士の救いの物語だ。