途中の一歩 下

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ライトなんだけれど、登場人物達の不器用な恋愛には思わず感情移入しちゃう。やっぱりねのカップルも、そうきたかのカップルもあり、最後まで楽しめた。

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これは紛れも無く「青春小説」なのだと、そんな風に読みました。
登場人物達の生き生きとした姿に勇気づけられ、僕も途中の一歩を踏み出してみたくなりました。

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いろんな人が出てきてそれぞれの恋愛を繰り広げる群像劇。
タイトルにもある「途中の一歩」のセリフがまたよかった。
読むと元気の出てくる本です。

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面白かったです！！
上巻ではドタバタコメディめいてましたが、下巻では案外アツい部分もあったりして、ちょっとウルウルしちゃいました。

漫画家と編集者の関係も面白く読みました。
濃いキャラの編集者から、漫画の案が浮かんできたりするところがかなり好きでした。

６人の男女の恋愛模様なのですが、うち４人が漫画家か編集者です。しかもなんせ皆キャラが濃くて、私はあまり感情移入して読む感じではなかったですね（アラサー・アラフォー世代ですが既婚ですし）。

一番普通なのがＯＬの奈留美ですが、この人もサイトで知り合った「ヌエ」なる人物と通じていて、なんだか可笑しいんです。

ってか「ヌエ」って聞いて、はじめはすっごい妖怪めいた人を想像しちゃいました(^_^;)

綺麗なハッピーエンドですが、序盤からは想像つかないカップルが誕生したりして中々面白いです。

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生真面目な覚さんが魅力的。
ヌエさんは予想通りだったが
その策略が浅慮で普段のキャラから違和感。
後半失速、手早くまとめた感あり残念。

【図書館・初読・9/22読了】

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図書館にリクエスト出していたが、案の定、時間差で順番が回ってきた。
まぁ、上巻が先で良かったけど。
数週間空いてしまったので、下巻を読み始めて入り込むまで時間がかかってしまった。

面白かった。

が、きれいにまとまり過ぎてる感はぬぐえない。

淡々としている、というか。
もう少し人間臭くてもいいんじゃないかな～と思ってしまった。
合コンに一生懸命のわりには、あまりガツガツした感じがしないのはさすが雫井さんならではか？

上巻でも感じたことだけど、性格とか人間性がなかなか見えてこなくて少し歯がゆい感じがした。

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恋愛小説であり、お仕事小説であり、青春群像小説。雫井脩介の幅の広さが再確認出来ます。
生真面目で自分を律する漫画家覚本が実に愛すべきキャラクター。他がちょっと類型的なのと、後半は上手く収斂させようと駆け足でまとめに入ったのが残念ですが、全てがタイミングで正解はない、としみじみと前向きになれる秀作。
クローズドノートより、はるかに染みてホロッと泣ける。

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上巻同様に楽しめた♪ラストのカップルは無理やりだなぁ～
2012.10.4

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上巻★3つ、下巻★2つ。
ストーリーが坦々と進んでいくのは苦手ですね。
雫井さん、新たなジャンルでしょうか。
私自身、小学校を最後に漫画に興味がなくなっているせいもあるのでしょうが・・・
後半の後半はちょっとだけど、盛り上がったかな。

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上巻はおもしろく読めたけど…下巻はちょっと。特に最後は急いでまとめた感がありました。

仕事も恋愛も、きっかけやタイミングによって動きが変わったり流れが変わるものだとしみじみ。

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(No.12-73)　これって恋愛小説になるのかな？

『漫画家・覚本敬彦（かくもとたかひこ）。覚本の元担当編集者今は飲み友達・玉石研司（たまいしけんじ）。玉石の知り合いで大手広告代理店勤務・相馬慧（そうまさとし）。彼らを今回招集したのは才能より人脈で食べている、何にでも首を突っ込む長谷部昇吾（はせべしょうご）。
飲み会に最後に現れた長谷部は「結婚することにした」と爆弾発言。驚いた覚本たちの、相手は誰だという問いかけに「これから探す」と。
要するに結婚したくなった長谷部は、友人を巻き込んで合コンをしようというのだ。最初は嫌がっていたのになんとなく引きずられ、全員合コンなるものに参戦、散々な目にあうのだが・・・。』

お仕事小説かなと思って読み始めたのですが、お仕事部分は少なめでした。
婚カツしながらも、今の人間関係の中でも微妙に恋愛のもつれがあったりして、恋愛や結婚ってどちらか一方の思いだけでは成り立たないからなあって感じました。

長く一線で活躍する漫画家の厳しさと孤独はリアルでした。
最初のうち覚本にはそれほど魅力を感じなかったのですが、人間関係に不器用だけど誠実で、漫画の仕事に本当に一生懸命取り組んでいる姿がかっこよく見えてきました。お兄さんとのあれこれもすごく良かった。

対する女性陣もかなりぶっ飛んでいる人とか、おとなしいけど芯が強い人、迷いながらもこれはゆずれないというものを持っている人等魅力のある人達が多かったです。

誰と誰がどうなるのか知りたくて、ほとんど一気読みでした。面白かった！

でも一つだけすごく不満なところがありました。あの人の正体は！という意外性を作りたかったのでしょうが、そのために仕事で変に無理したでしょ。結果が良かったからいいけど、あの流れではそうならなかった可能性だってあったはず。仕事をそういうことに利用して欲しくなかったな。
それがなかったら☆４にしたところですが一つ減らしました。

表紙が「おさきに読みました」という漫画になってます。上・下巻なので表紙・裏表紙で全部で４ページの漫画。その漫画で内容を紹介しているという面白い試みです。

私は合コンはやったことがないので、へぇ～なことがいろいろありその点でも面白かったです。
著者の雫井さんと担当さんは体を張って取材。つまり合コンを十数回したそうです。

題名の「途中の一歩」の意味が分かり、すごく良い言葉だなあと感動しました。

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リアルな婚活物語、なかなか面白かったです。
でも雫井さんの作品はラストがいつもドタバタしたり、上手く行き過ぎる印象が強くて、今回もそこは拭えなかった。。
漫画家や編集者の仕事はとても興味深かったです。

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〈内容〉理想の女は「浮気を許してくれる都合のいい人」と言い切っていたフリーライターの長谷部は、突如として正反対のタイプに惹かれてしまう。結婚を前提に付き合ってほしいと迫るものの、恋愛は自分の気持ちだけでは成立しないという現実にうちのめされる。婚活中のOL・奈留美は、冷凍食品を温めた夕食を取りながら、合コンで一度会ったきりの漫画家にデートのお誘いメールを送信。今までのそっけなさすぎる返信とたび重なるドタキャンのことは忘れて、最後のチャンスに望みを託す。「あなた」の本当の気持ちに光をあてる長編小説。

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巻は《合コン!アゲぽよ～!!》みたいなユーモアいっぱい
下巻では人の弱さであったり強さであったり勘違いであったり・・人間くささがパワーアップ
等身大の登場人物に共感する方も多いのではないでしょうか
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-207.htmlより