サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

  1. hontoトップ
  2. 本の通販
  3. 小説・文学の通販
  4. 戯曲・シナリオの通販
  5. 海山社の通販
  6. カレル・チャペック戯曲集 1 ロボット/虫の生活よりの通販

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 5 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2012/11/01
  • 出版社: 海山社
  • サイズ:20cm/363p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-904153-07-9

紙の本

カレル・チャペック戯曲集 1 ロボット/虫の生活より

著者 カレル・チャペック (著),栗栖 茜 (訳)

チェコの作家カレル・チャペックの戯曲を翻訳。1は、コミカルな序幕と3幕で構成された集団ドラマ「ロボット」と、プロローグとエピローグのついた3幕のコメディー「虫の生活より」...

もっと見る

カレル・チャペック戯曲集 1 ロボット/虫の生活より

税込 2,200 20pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

チェコの作家カレル・チャペックの戯曲を翻訳。1は、コミカルな序幕と3幕で構成された集団ドラマ「ロボット」と、プロローグとエピローグのついた3幕のコメディー「虫の生活より」の2作品を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

カレル・チャペック

略歴
〈カレル・チャペック〉1890〜1938年。チェコの作家。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

100年前に、ロボットの反乱を通じて科学技術への依存を警鐘!

2021/03/05 16:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ohi_panda - この投稿者のレビュー一覧を見る

奥付には2012年初版とありますから、私が初めて戯曲「ロボット」を読んだのは2013年だと思われます。そしてこの度、久し振りに再読してみました。
最初に読んだときは、挿絵と装丁が星新一さんのショートショートで知られる和田誠さんであることから、先入観として最後はハッピーエンドになるだろうという安堵感がありました。しかし予想に反して、読み進むに従い次第に深刻さが増し、それが悲壮感になり、そして最後はトドメを刺される。そんな思いがしたことを覚えています。

ストーリーは至ってシンプルです。労働力として大量生産されていたロボットがあるきっかけで魂を持ち、それが人類を滅ぼしてしまうという展開です。ただ、この作品が書かれたのは約100年前の1920年で、工業化は始まっていたとはいえまだまだ科学技術は開花していない時代です。そのような時代に突然飛び出てきた「人造人間」「労働マシン」「ロボット」という発想は、間違いなく画期的なことであり、劇の観客にとっていかに衝撃的なことだったでしょうか。
ちなみに、手塚治虫の「アトム」はこの作品の影響を受けて産まれたそうです。ただ、アトムはチャペックのロボットと違い、優しい心を持つ平和と正義の少年ロボットです。

作品中には人が子供を産まなくなった会話が何度か出てきます。それはロボットによって労働力があり余り、人間は不要になったからです。そして不要となった人間は遺物でしかなく、実を結ばない花はしおれて消えていくとも語らせています。

また、登場人物に「進歩そのものが不安」「ロボットの生産そのものが犯罪」と言わせ、「配当のために人類は滅亡しようとしている」と語らせ、さらに「科学に問題がある。技術にも問題がある!」とも吐露させています。つまり、科学や技術に対して警鐘を鳴らしているのです。そして、もっとも凄みを感じるのはロボットにこう言わせている点です。「人間のようになろうと思えば、殺戮し、支配しなければならない」

訳者はあとがきでこう述べています。「人間が考え出した科学技術が、結局は人間に壊滅的な打撃を与え、ときには滅ぼしてしまう。東日本大震災で発生した福島の原発事故はそのことを、まざまざとわれわれの目の前でみせつけた」。さらに「問題はますます深刻化している。科学技術の進歩のとんでもない付けが次々に回ってきている」と語り、「科学技術を高めて成長路線をとる限り、自然を収奪しつづける以外の道はないが、自然の収奪はもう限界を超えている」とまとめています。

人間は科学技術が進歩発展して社会が便利になると、自然に対して傲慢になり、大量生産やスピード向上が人に幸福をもたらすと思い込むようになるようです。しかし、そうした態度は現代の異常気象や環境問題などのように、間違いなくしっぺ返しとなって戻ってきます。「ロボット」はそうした意味で社会への警鐘を打ち続けてくれる作品なのです。

チャペックは「ロボット」発表後も「サンショウウオ戦争」「白い病気」「マクロプロス」など多くの社会問題を提起していますが、中でも「ロボット」は彼の代表的な作品でしょう。そして、私が再読したように、おそらく世界中で50年後、100年後も読まれていく作品のひとつだと思われます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。