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ブラック・ジャック大解剖 40周年を迎えた手塚治虫不朽の名作 完全保存版 (サンエイムック)
今もなお多くの人々を魅了する手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」。手塚のお気に入り作品「コマドリと少年」、作品解説、手塚治虫人物伝などを収録。シール、折り込みの未公開原画...
ブラック・ジャック大解剖 40周年を迎えた手塚治虫不朽の名作 完全保存版 (サンエイムック)
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商品説明
今もなお多くの人々を魅了する手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」。手塚のお気に入り作品「コマドリと少年」、作品解説、手塚治虫人物伝などを収録。シール、折り込みの未公開原画集。【「TRC MARC」の商品解説】
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やはり、この手のムックは初心者向け解説本の域を出るのはむずかしいのかも
2013/01/12 21:49
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
このムックが刊行されて街の本屋で見かけた時には、ご丁寧にもビニールパックされていて中身を見ることができないようになっていた。表紙を見ると、記念のステッカーが付いていること、手塚治虫の伝記らしきものが載っていること、手塚眞のインタビューがあること、マンガも載っていることなどがわかった。「未公開原画82枚一挙大公開!」が気になったが、200ページにもならない中綴じムックで880円を敢えて購入しようという気にはならなかった。これまでも、この手のなんとか「大解剖」などという解説本が「買って良かった」と思えたものは少ないのだ。
この手の解説本の多くは、初心者向けというか、例えばこのムックの場合ならば「ブラックジャック」をあまり知らない人たちにこのマンガの面白さを伝えましょうという感じの作りになっていることが多い。なので、もうある程度知っている人間が読めば、「そんなこと知っているわい」と思ってしまうことが多い。
それが何の気持ちの変化か勢いか、読んでしまった。決め手はやはり未公開原画ではあったのだが。
確かに未公開原画の迫力はすごい!何度見ても手塚治虫のタッチはきれいだし、「すごい」としか言いようのないものだ。今回ならば、一見ラフに描かれているブラックジャックの姿など、どうしてこれがお蔵入りになっていたのかと思うくらいだ。惜しむらくは、82枚を何とか全部収めようとしたのだろう、サイズが縮小されているのだ。手塚のタッチを見るにはやはり原寸かあるいはそれ以上のサイズで見なければ。
また、原画と言いつつ、その多くがネームしか入っていないものとか、本当にラフなものであって、これは原画というより下書きとしか思えない。
それでも、そんな原画であってもつられてしまうのがファンなのだが。
それ以外は、正直これまでも何度も語られてきた「ブラックジャック」についての情報などなどで、特に目新しいものはなかった。
手塚の絵がいくつも載っていたが、いっそこれだけをきちんと取り出して並べた画集の方が見ていて面白かったかもしれない。
手塚治虫が亡くなってもう四半世紀経とうとしているのだから、いくら今でも多くの人たちに読み継がれ、描かれ続けているとはいえどもだんだん過去のものになってきているのだろう。そんな中でムックを出すのなら、入門書ではなくブラックジャックの百科全書を目指して欲しかったと思う。