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☆ベタな青春物語☆
2024/04/20 23:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生クイズの全国大会に出場するため、双月高校の新設クイズ同好会ヒポクラテス・クラブのメンバーが繰り広げる、クイズに賭ける青春ストーリーです。
クイズを誰より愛する高校生の鹿川幸彦により創設されたクイズ同好会ヒポクラテス・クラブ。鹿川の熱に押されてか、クイズの魅力に引き込まれてか、集ったのは個性豊かなメンバー達。目指すは、全国高校生クイズ大会ビロード6への出場! ・・・と思いきや、クラブ内では次から次へとトラブルが巻き起こってしまい・・・ 遂には、同好会の存続を賭けた大事件へと発展してしまう!
ベタな青春物語だが、読みやすかったです。
紙の本
☆ベタな青春物語☆
2024/04/20 23:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生クイズの全国大会に出場するため、双月高校の新設クイズ同好会ヒポクラテス・クラブのメンバーが繰り広げる、クイズに賭ける青春ストーリーです。
クイズを誰より愛する高校生の鹿川幸彦により創設されたクイズ同好会ヒポクラテス・クラブ。鹿川の熱に押されてか、クイズの魅力に引き込まれてか、集ったのは個性豊かなメンバー達。目指すは、全国高校生クイズ大会ビロード6への出場! ・・・と思いきや、クラブ内では次から次へとトラブルが巻き起こってしまい・・・ 遂には、同好会の存続を賭けた大事件へと発展してしまう!
ベタな青春物語だが、読みやすかったです。
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外連味のない見事な青春小説。
キャラクターは作っているにしても、余計な誇張やデフォルメもない。テーマがクイズではなくても成り立つ話ではありますが、クイズがテーマ故の役には立たない雑学の知識も得られて、ちょっと美味しいです。
解説を福留さんが書いていて、アメリカ横断ウルトラクイズが観たくなること請け合いです。
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文化系青春小説クイズ風味。
部活物の話は好きなので、この作品も例に漏れず好きなお話であった。
同好会の創立から始まって、人数集め、敵として登場した生徒会長との対決、内部問題、そして大会に出場するメンバーの選出。
青春部活小説としての王道を歩みながら、個性的なキャラクターたちによる味付けが妙に巧妙だった。
ナツキみたいなキャラも好きだし、アリサのあのあのシーンはとても可愛かった。 もう少しだけドングリのキャラが目立っていたら……。
甘酸っぱい青春をいただきました。 ごっつぁんです。
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以前談話室で話題に上がっていて気になった本の文庫版。気になった当初はタイトルをメモして本屋に行くも売ってなくて、取り寄せよりは早いから密林でいいやと家に帰りそのままなんとなく買わないでいた本。本屋で見かけて、嬉しくて買ってきた。
もう、ど真ん中ストレートである意味なんのひねりもない王道の(褒め言葉)青春小説。主人公らしき主人公がいなくて、全員にスポットが当たってる感じ。みんなが主人公な感じはいいけど、そのおかげでなんか細切れにばらけた感があったのは残念。時間の経過も飛び飛びなので、どうせならエピソードを丁寧にして1年目の春~生徒会長との勝利まで、他校見学~代表戦+エピローグの3年目春、と上下巻にわけて欲しかったなぁ…と思ったけど、あとがきを見てああそれはできなかったんだなと納得。
作者が投げかける『誰が好きですか』、私はもうダントツでドングリ。確かに、キャラごとにお約束かもしれないけどそれぞれ魅力があって、好みは分かれるかもしれないなぁ。どうやら人気らしいリーダーは、彼視点がないせいかなんかつかみきれなかった感じが大きかったな…。
時限爆弾の話が、けっこうこう、胸に響いたというかなんというか。いや、時限爆弾より、それをふまえてのナツキの考えが、かな。
私もちょっと自分をかえりみたけど、空虚にはならなかった。たぶんあると思うなぁ。高校時代かどうかは置いておいて。
明日私が死ぬなら、何を思い出すんだろう。
ていうか、ラブコメ好きとしては、けっこうアリサは本気なんじゃないかなと思うんだけどどうだろう。ドングリはいい男だと思うんだけどな私も。
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高校生の部活というと、スポーツや吹奏楽のイメージが私の中で強いのだけれども、今回クイズというのが面白かったです。
高校生のとき、どれだけ思い出の時限爆弾をしかけられたのかなーと考えてしまいました。
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初めて肉じゃがを作らせた日本の歴史上の有名人物は誰?
アメリカ州の略号で「AL」とは、どこの州?
童謡「めだかの学校」の舞台になった神奈川県を流れる用水路の名前は?
青春を燃やすべき対象に悩むアリサや自信の無さから狭く縮こまっているドングリら7人による、クイズにかける青春の物語。
クイズ×青春という好きなジャンルということで、かなり期待して読み始めた作品。
正直、序盤~中盤は期待外れで退屈だったな。
作者の別作品「浜村渚の計算ノート」でも思ったことだけど、この作者、キャラや物語を書くのが致命的に下手なのね。
序盤に一気に7人登場しているせいで読み手としては誰が誰だかわからなかったり、
そのキャラクターも「不良少女がじつはあがり症」みたいなあざとすぎるキャラ付けされていたり。
展開もよくあるパターンで先も読め、会話も特に面白いわけではない。
そんなこんなでページを進める手がなかなか進まなかった。
普段はあまり上から目線のレビューにはならないよう気を付けているんだけど、この作者に関しては文章力不足と言わざるを得ない。
それでも、最後まで読み終わってみれば・・・悪くはなかったかな。
高校の部活特有の悩みがしっかり書かれていたのが好印象。
大会を勝つにはクラブ創立者のリーダーを外すしかない、しかしそこまで勝ちにいくことに意味があるのか。
自分だったら・・・うーん、やるからには本気で勝ちにいきたいから、申し訳ない実力不足のリーダーに外れてもらう かと考えるかなぁ。
高校時代の自分がどう考えたかは分からないけれど。
そうした衝突を乗り越えて仲良くなっていくメンバーを見ているうちに、序盤感じたあざとさもなくなっていき、
感情移入して読むことができた。
ラストのとある真実についてはどうかと思わなくもないけど、それも等身大の高校生故か。
また、青春ものには欠かせない恋愛という視点もちょうどいい塩梅で描かれていた。
これ以上濃すぎるとテーマがぼやけちゃうし、薄すぎるとこんだけ年頃の男女が集まって何もないのかーとか思っちゃう。
アリサ頑張れ。ドングリの気持ちもよくわかる。
もう少しクイズの場面を増やしてほしかった部分はあるけれど。
特に対外戦のシーンはもっと読みたかったな。
そんな感じで、浜村渚の時も思ったけど、「素人の作者がその専門知識を活かして書きたいことを素直に書いた」という気持ちのいい作品です。
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作者の処女作を手直しして刊行された作品。
登場人物の多さ、というか主役クラスの人物が多くて話を通して緩急が感じられず、またエピソードや掘り下げが浅いキャラクタもおりちょっとつらい。そこはベースがやはり処女作という感じは拭えない。
裏を返せば作者がクイズ同好会のメンバー全員に思い入れがあり、色々書きたい感じも伝わってくる。
青春小説とあいまってなんというかほほ笑ましく読んだ感じ。
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浜村渚の作者の作品。
とても面白かったです。なかなかに没頭できる話で、読む手が止まりませんでした。
何かに熱中する青春の美しさみたいなものを感じられた
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盛り上がりなく、なんとな~く終わった感じ。おもしろさが伝わってこなかったということは、この作者は私に合わないってことかな。
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タイトルにある「クイズ」だけに惹かれて入手した本。表紙にちょっと引き気味になるも、意外と吸い込まれるように読み通してしまった。クイズねたもそこそこマニアックで、登場人物もそれなりにマニアックで楽しい。典型的な設定と思いきや、すべて実在のモデルがいるとのこと。そうか、クイズ研の連中はこんな活動を当時してたのか、と学生時代を思い出しもした。自分のころはそれこそウルトラクイズを筆頭に、多くのクイズ番組があり(今もあるが、別の番組みたいにクイズが少ない)、結構はまったりしたが、今もそういう種の人たちはしっかり大勢いるんだろう、とか思ったり。
最後に福留氏が書いているところで、ああ、そういえばと一気に当時を思い出した。ウルトラクイズ初代王者の人(ぶっちゃー?)とか・・・・。これで星が1つ追加。小説としてはさすがに世代が違いすぎて没入とまではいかず。でもさらりと楽しめた。
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この著者の他のシリーズがあまり合わなかったので、この本もあまり期待していなかったが意外とラストの展開が良かった。途中までというかかなり後半までは、それまでお互いを知らなかった普通の高校性たちが同好会活動を通してクイズ大会出場目指して熱くなる話で、それだけでも楽しめたけど、最終的にいい話になった。
クイズに熱くなる過程や、ありさの残念美人ぶりは少しちはやふるを彷彿とさせるところもあるけど、日本中がクイズに熱狂したアメリカウルトラ横断クイズが日本のクイズ文化にかなり貢献してる気もした。著者もクイズ研究会出身だけに思い入れがあるみたいでストーリー展開も面白かったし、変にラノベ設定がなかく普通の学園生活ものとして爽やかに読める
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これぞ青春というような高校生の熱い思いが目一杯詰め込まれています。
登場人物たちもストーリーの進行上、描かれる場面が印象的なため個性が強いような気がしますが、今、学生時代の友人たちと酒でも飲みながら昔話をすれば、思い出補正もあるので、おそらく周りにいた人たちとなんら変わらないと感じるレベルなのが物語に入り込みやすい要因な気がします。
クイズ自体に関する知識等はありませんが、10年近く前までは「全国高等学校クイズ選手権」を毎年楽しく見ていたのを思い出しました。
「俺、サミねえが誰かのために戦って、勝ったら、マジ尊敬するよ、頭上がらない」―「てめえ、それ、プレッシャーかけてんのか?」―「ははは。ピンポン。正解」(P183)
こんな感じの掛け合いができるサミねえとアンペアの関係こそ青春小説の醍醐味かもしれない。
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ヒポクラテスクイズ同好会。地味な眼鏡っ子や、不良に美少女、プレイボーイなどが、アツいリーダーの元に。
キャラの濃い生徒たちが集まった。目指すは、全国高校生クイズ選手権大会!
青春をクイズに懸ける、という設定が面白いし、テンポもいい。ただ、登場人物が1、2人多く、それぞれをクローズアップしきれないのが、残念。
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クイズを題材とした高校生たちの青春物語。
クイズ同好会を新たに作り、大会出場を目指していく。その過程に起こる「青春をかけている」がゆえの問題を乗り越えていく過程を楽しむ小説である。
何もないところから新たに始めて快進撃を続けていくサクセスストーリーはそこにはない。
あるのは極めてリアルな、いつの時代も色褪せない若者特有の悩み。
それぞれ魅力的な個性をもった登場人物たちが、それぞれ抱える背景をもとに、クイズを通して青春を過ごしていく。
クイズネタにはあまり興味がないので、その点について特に違和感はないが、所々表現や文体が読みにくいのが個人的にはマイナス。
だが、人間味あふれる登場人物と、その葛藤には大変心を動かされた。
ただし、登場人物ごとに背景描写に濃淡があるのが気になる。
青春よろしく一気に駆け抜けるように読み進めることをオススメする。