紙の本
おもしろかった
2018/07/22 15:59
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもしろかったです。
人 死にまくりですね。
いろいろ描ける作者だなあと思います。
人ってままならないです。
紙の本
雪の中の惨劇
2021/12/11 16:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵柄も好きでなないし設定もちょっと荒っぽいが惹きつけられ一気に読める。グロ描写、暴力性は目を覆いたくなるがそれだけではない。殺す側殺される側の若者たちの心情も丁寧に描写される(美化もされずに)。際立つのは妙子と春花のはかない最期。
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ラストシーンが書き下ろしで増えてて春花とおじいちゃんの対話みたいな物が追加されています。上巻では小黒さんと春花の転校してきたばかりの頃のお話が書き下ろし。より深く味わえるので既読の方も是非読んで欲しいですね。
完全版の表紙がしょーちゃんから貰ったクローバー入のペンダントを見ながら泣く春花ちゃんってのが辛すぎる・・・。
「おじいちゃん、私ね・・・・・人を殺したの―。」
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登場人物達は、確かに壊れている。狂っている。
しかし、何が怖いって、それは、彼らのことが理解できてしまうことに他ならない。
僕なら守ってあげられるのに・・・。
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壊れてるなぁ、どいつもコイツも、これが下巻を閉じた瞬間に、渦巻く心の波間に浮かんだ最初の感想でした
学校、そんな淀みきった閉塞的な中で息をするように、立場が劣るクラスメイトを苛められる学生も、見ているのに視ていない教師も壊れている
こんな話を描く押切先生も、どこか壊れている
そんな話を描いてくれるのを望んだ、私たち読み手も、やはり壊れている
結局のところ、壊れていない人間が、作品の内にも外にもいない、と思い知らされた
イジメはどう突き詰めようが、悪い。極悪でなく、最悪の行為である
当然、殺人行為もそうである。許されざる、許してはならない悪行である
しかし、復讐が正しい行為なのか、それは賛否両論だろう
大切な人間を自分から無慈悲に奪い去った畜生に劣るニンゲンを殺して何が悪い、とごく自然な感情論をブチ上げる人もいれば、復讐は何も生み出さない。許してやるのではなく、相手の罪悪も含めて受け入れ、前を向くのです、と誰も傷付かない正論をお吐きになる人もいるだろう
ここでだからこそ、私自身の本音をブチ撒くが、イジメっ子への完膚なきまでの復讐、大いにアリだと思っている。私自身、同じ目に遭ったら、間違いなく、加害者を殺る
間違ってる間違ってない、の問題じゃないのだと思うのだ、こればっかりは
やれるか、やれないか、でもなしで、やっちゃえるか無理か、なのだろう
私は押切先生の全作品を読めている訳じゃないので、力強く断言できないのが悔しいが、少なくともこの『ミスミソウ』を含めて手持ちの作品の中では、これが一番に凄惨だった
『焔の眼』、これはこれで血が出ていない回がないんじゃね、と思うくらいにスプラッタ系だ
しかしだ、『焔の目』はあくまで絶対的な強者が、凡々な兵卒を紙屑のように殺していく内容だ。極端な話、スカッとできるタイプの漫画と言える
一方、『ミスミソウ』の主人公・春花は穏やかで物静か、聡明な大人びた、それでいて、あどけなさも残る雰囲気を醸す美少女だ。表情も儚げで、笑うより、微笑むって感じであるそんなヒロインが家族を殺されて復讐鬼と化し、その整った顔を憎悪で歪ませ、『怒』の感情だけを露わに、加害者らに罰を与える
怖いってもんじゃないぞ、それは!!
私ですら、タマが縮み上がり、危うく漫画を手から落としかけたほどだ
面白いのに、買ったのを後悔しそうになるなんて初体験である
恐らく、でなく、間違いなく、こんな(イイ意味で)漫画を描き切れてしまうのは、星の数ほどいる漫画家の中でも、押切蓮介先生だけだろう
家族を殺されたからこそ、人として大事な一線を自分の意志で超えられる人間ってのは、理屈抜きで恐ろしいものである
最後に一言・・・イジメってのは最悪な行為だが、それを自覚してないなら、被害者にやり返されても文句を言うな
これは苦手でも、読んでおくべき漫画
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田舎の冬を舞台に、明日へ向かって生きる少年少女のお話し
回想シーンが幸せいっぱいなだけに劇中の出来事が一層引き立つように感じた
上巻を読み直すと人物評価がまた変わったのも面白い所
個人的には小黒さんには生きて夢を実現して欲しかったかな
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凄惨な物語ではあるが、必ずしも登場人物の誰もが異常であるという風には描かれてはいないと思う。
漫画的デフォルメはあるにせよ、自分が同じ立場でも絶対にこうならないといえる人はどれくらいいるのだろうか。
逆に自信を持って、自分はこういう人間とは違うと断じてしまう人の方が私は怖い。
登場人物それぞれの暗い背景が描かれており、そこに「してしまったこと」に対する酌量の余地が全くないとはいえないのかもしれない。
だが、結果として誰も救われることはなく、淡々と物語りは終わる。
他の終わり方があってもよいのかもしれないが、自分はこれが正しいと感じた。
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上下巻、一気に読んだ。アマゾンの評価を見てからずっと気になっていた。完全版が出たのをきっかけに今回購入した。2010年5月から気にしていた作品だったが、登場人物が陰湿すぎて気持ちのいい話ではなかった。イジメという信念のない行為から信念のある行為は生まれやしないんだな、と感想。
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上下巻完結の下巻。
本編を読み終わってから表紙を改めて見たら、切なくて涙が出そうになった。
こうなってしまったキッカケは何だったのか。
それぞれの感情が噴き出す。
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この作者の漫画はでろでろしか知らなかったので、いじめあり殺人ありでシリアス要素オンリーのこの漫画とのギャップに驚いた。絵は殆ど変ってないのに。
わりとサクサクとテンポよく話が進むぶんそこまで胸にズシンとくる感じは無かったけど、この作者の他の漫画も読みたくなる作品だった。
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続きを読むのも、じっくり読むのも怖くて、でも続きが読みたい。そんな漫画でした。
心が歪んだ人たちが集まって、歪んだ世界でそれぞれがもがいて足掻いていて、
そして絶望に満ちていて、救いのないお話でした。
読んでいてショック続きで、読み終えた今どう評価すればいいのかわからない漫画ですが、
いい意味でも悪い意味でもこの先ずっと心の中に残り続けるお話だと思います。
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読まんで良かったわーーーーorz
ファンの人すみません。予備知識なしで手にとった私が悪かったわ、、、
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コンビニで見つけて一気に読んで、そして購入。
とてつもなく恐ろしい作品でありながら、なぜか家に置いておきたくなってしまいました。
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結局救われた人はいない。復讐では人を救えない、自分は救えるが…異常者しかいなかった…あの学校は呪われていたのか…春花がいけなかったのか…色々考えさせられる作品ですね
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上巻で割と感情移入できて、下巻はどんな意外で感動的な結末が待っているのかと期待していたけど、単なるクズのバトルロイヤルになってしまって、読みながらどんどん醒めていった(´・ω・`)
相葉君家族や小黒さんの性癖など若干のフックはあったものの、概ね予測どおりの結末。
誰ひとり救われていないところがむしろ救い。