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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2013/05/31
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/271p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-327812-2

紙の本

新世紀神曲

著者 大澤 信亮 (著)

未来に向う言語使用を求め100年の文学へ遡行する論争文「復活の批評」、批評家としての態度に重大な変更をもたらした精神のドキュメント「出日本記」など、全3編を収録した評論集...

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新世紀神曲

税込 2,200 20pt

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商品説明

未来に向う言語使用を求め100年の文学へ遡行する論争文「復活の批評」、批評家としての態度に重大な変更をもたらした精神のドキュメント「出日本記」など、全3編を収録した評論集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

復活の批評 7−61
出日本記 63−126
新世紀神曲 127−262

著者紹介

大澤 信亮

略歴
〈大澤信亮〉1976年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。文芸批評家。日本映画大学准教授。「宮澤賢治の暴力」で第39回新潮新人賞〈評論部門〉受賞。著書に「神的批評」など。

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書店員レビュー

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店

前作『神的批評』から・・・

MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん

前作『神的批評』からの印象だが、大澤信亮は、まっとうに受難してきた人間だ。
“食肉と倫理”にせよ“労働と貧困”にせよ、我がこととしてその身に受け、生傷を負った経験がある。
だからこそ、言説に潜む欺瞞、他人事のようなうわっつらの批評へのダメ出しは苛烈である。
冒頭、「ゼロ年代の言論は無価値だった」と斬って捨て、論旨はいまをときめく東浩紀批判へと向かう。宇野常寛、佐々木敦といった同時代の旗手たちの言葉に、ラディカルに接触しているのが前作とは異なる点だ。
自身の宮沢賢治論から「誰かを助けたいという気持ちも暴力なのかもしれません」とまで述べる内省の深さをもって、高橋源一郎、古川日出男らのゲンパツ小説を読み直し、「この世界という密室」を脱するために、町田康、阿部和重らの作中人物と対峙する。

彼はおそらく在野の文学者・批評家にとっての大いなる脅威だ。それこそが、時代の望む存在ではあるまいか。

人文 武良

みんなのレビュー1件

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評価内訳

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2014/02/27 21:58

投稿元:ブクログ

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