「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
ますます複雑化する情報社会において、社会脳は注意をどうコントロールしているのか。その制約とは? ワーキングメモリなどの記憶研究を取り込んで新たな展開が始まっている、注意の脳内メカニズム研究最前線への招待。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
注意の時間窓 | 苧阪直行 著 | 1−12 |
---|---|---|
注意の脳内メカニズム | 越野英哉 著 | 13−65 |
視覚性ワーキングメモリの容量と注意制御 | 坪見博之 著 | 67−92 |
著者紹介
苧阪 直行
- 略歴
- 〈苧阪直行〉1946年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。同大学名誉教授。文学博士(京都大学)。日本ワーキングメモリ学会会長。日本学士院会員。著書に「心と脳の科学」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
情報過多の現代、人間の”注意”を科学する
2021/02/13 22:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんご - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の「注意」をあらゆる角度から切り分けて、実験心理学的手法でその働きとメカニズムを明らかにしようという試み。注意と時間、トップダウンの注意制御(とその脳内基盤)、ボトムアップの注意制御(とその脳内基盤)、デフォルトモードネットワーク(DMN)と注意、空間処理と注意、注意の容量制約、侵入エラーと注意などなど。面白い実験として、注意を支える脳内基盤の一つに頭頂間溝があるが、注意課題をすすめる被験者の頭頂間溝に対してTMS(経頭蓋磁気刺激)によってその活動を妨害すると、どのようなことが起こるか、といったものがある。
本書では、「注意」に関連する多くの研究がその実験手続きとともに紹介されているが、同時に、この分野では緻密な実験計画と(人を対象としながらも)厳密な測定が求められ、それゆえ、結論が主張する主効果はほんとうにそのディストラクターがもたらしたものなのか、その数値を統計に用いるのは適切か、など検証しながら読み進めることも重要になってくる。
紙の本
注意の神経科学
2018/06/24 18:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
注意(attention)の研究は、膨大に存在する。聴覚の注意研究に始まり、視覚や情報処理、記憶との関連性など様々な幅広い分野に注意の研究は及んでいる。その膨大な研究を絞って紹介しているのが本書である。本書は、注意の研究を主題にしているが、ほんの一部である。注意の研究への紹介状といったところである。