しっかり学ぶ初級ラテン語

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初めてラテン語を勉強しているのだが、とても楽しい。Agricultureの意味がなぜ農業なのかがよく分かった。英単語の60%はフランス語を経てラテン語から入っているらしい。

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https://twitter.com/Latina_tan/status/943442882865676288
ラテン語は欧米社会における漢文。様々なロマンス語（イタリア語、フランス語、スペイン語など）の母。漢文も学びたいな。

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内容は大変分かり易く丁寧に書かれています。例文や練習問題も豊富です。巻末に索引が付いていれば★5つなのですが。

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母語話者のいないラテン語では、学習者の第一目標はリーディングになると思います。その点本書は素晴らしい。
例文の多くが、キケロやカエサル等の著作から抜粋したものだからです。
初級文法を勉強している段階なのに、本物のラテン語を楽しめるのですから、一挙両得です。

もちろん語順が自由すぎるラテン語のことですから、日本語訳を頼りにするだけでは全然読めないような文も多いです。
しかし、著者の丁寧な解説と、その場その場で語義を掲出するレイアウトにより、辞書に首っ引きになるストレスなく、文法学習と読解に集中できるようになっています。

文法解説も体系的です。
同じ「しっかり学ぶ～」シリーズのイタリア語や古典ギリシャ語では、接続法については駆け足で触れるだけでした。
それに比べて本書は、接続法を使うパターンについて、かなりカバーしている印象です。

ただし、分量が360ページもあるので、最初の一冊としては重いです。
私はアマゾンのレビューを参考に、 河島思朗『基本から学ぶラテン語』で基本的な点に触れてから、本書で頭の中を整理していきました。

また、本書には音声が付いていません。
いくら母語話者がいないといっても、発音なしで外国語学習は難しいので、岩崎務『ニューエクスプレスプラス ラテン語《CD付》』でイメージをつかんでから、本書を読み始めるのがいいでしょう。