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- カテゴリ:一般
- 発売日:2013/09/12
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/197p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-218449-6
読割 50
紙の本
うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪
著者 野田 正彰 (著)
うつ病とは何か? 新型抗うつ剤の実像とは? 1990年以降、「ほどほどに豊か」で「まあ幸せ」とされる社会で、いかに「疾病化」(病気作り)が進行してきたか、そこから抜け出す...
うつに非ず うつ病の真実と精神医療の罪
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商品説明
うつ病とは何か? 新型抗うつ剤の実像とは? 1990年以降、「ほどほどに豊か」で「まあ幸せ」とされる社会で、いかに「疾病化」(病気作り)が進行してきたか、そこから抜け出すにはどうすればよいのかを考える。【「TRC MARC」の商品解説】
副作用の危険が隠された薬によって「うつ病」患者が作られている。安易に向精神薬を投与する医師たち。彼らを陰で操り、巨額の利益をあげる製薬会社。「戦後最大の薬害」は、今、まさに我々が暮らすこの場で進行中なのだ。精神科医でノンフィクション作家の著者が、精神医療の闇を解き明かし、苦しみ、悩み、不安とどう向き合うか、あるべき姿を訴える。
あなたのその症状は「うつ病」ではない。
不眠、食欲不振、憂うつ。これらの症状で病院へ行くとどうなるのか?
そこから泥沼が始まる。
だまされてはいけない、ほとんどのうつ病は自然治癒する。
副作用の危険が隠された薬によって「うつ病」患者が作られている。安易に向精神薬を投与する医師たち。彼らを陰で操り、巨額の利益をあげる製薬会社。「戦後最大の薬害」は、今、まさに我々が暮らすこの場で進行中なのだ。精神科医でノンフィクション作家の著者が、精神医療の闇を解き明かし、苦しみ、悩み、不安とどう向き合うか、あるべき姿を訴える。【商品解説】
目次
- ◎うつ病患者は本当に増えているのか ◎病院へ行くとどうなるか ◎薬依存への道行き ◎増える精神科診療所、増える「患者」 ◎収容所医療はそのままに ◎自殺対策とともに自殺が増えた ◎「うつ病」とは何か ◎抑うつ反応とうつ病の違い ◎うつ病の症状と診断 ◎「うつ病」概念の拡大 ◎新型抗うつ剤の実像 ◎攻撃性や自殺衝動を高める ◎感情を鈍らせ、人格を変える薬理作用 ◎「頭の中で火花が飛び散る」抗うつ剤 ◎英米で顕在化した抗うつ剤の害 ◎新薬とうつ病急増の連動 ◎幼児にまで投薬 ◎「震災でうつが増える」のか ◎「自殺はうつ病」という誤解 ◎製薬会社が学会を作る ◎抗うつ剤ムラの精神科医たち ◎精神科医療を変えてゆくために ◎薬中毒をどう脱するか ◎不眠や落ち込みは環境の負荷に気づく契機 ◎患者と家族が作る医療機関 ほか
著者紹介
野田 正彰
- 略歴
- 〈野田正彰〉1944年高知県生まれ。北海道大学医学部卒。精神科医、ノンフィクション作家。「コンピュータ新人類の研究」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他の著書に「喪の途上にて」など。
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一番救われた
2015/08/31 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lar - この投稿者のレビュー一覧を見る
うつ病とされる症状を否定するのではなく、この社会のおかしさについて、丁寧に浮き彫りにされた、労作。うつ病の人を責めたり、仮病扱いしているのでなく、医療的アプローチの仕方、社会の受け止め方の間違いを指摘している。手軽な読み物ではないが、もやもやとしていた考えがすっきりと整理され、うつについての本が多い中、最も腑に落ち、救われた。