紙の本
絵の世界を想像
2017/06/30 12:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵の世界、その場に立ってる自分を想像できる本です。
その場にいる自分がその世界に入り込める本だと思いました。
難しい絵画をわかりやすく読みやすくしてくれています。
紙の本
未来に残すべきものを見極める目
2015/08/27 21:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:T.H. - この投稿者のレビュー一覧を見る
国立新美術館にやって来た一角獣と乙女。このすばらしいタペストリー群を今に伝えるのに貢献したというジョルジョ・サンドのエピソードを、小説風にまとめた作品。原田マハの作品は多く美術界を題材にしている。ルソーの作品が題材の小説も読んだが、美術好きの人間には誠におもしろい。
紙の本
貴婦人と一角獣
2019/11/22 19:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
「貴婦人と一角獣」という謎めいたタペストリー。幻想的で面白かったです。ただ終わり方が中途半端な感じでした。
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【貴夫人と一角獣】の展覧会に行けてたらかなり面白く読めてたのではと残念な気持ちになった。それでもまあTVの特集は観たのでマハさんの思い入れが伝わってきた。作家ジョルジュ・サンドが一時的に身を寄せた城の女主人が所蔵するこのタペストリーの魅力に我を忘れるほどに惚れこむ様子がとてもつぶさに描かれている。貴夫人と一角獣のカラーページもふんだんに掲載されているので小さな画集ともいえる素敵な装丁になっている。でもドラクロワやショパンと親交のあった彼女の様子がもう少し知りたかった。そこまで描くと脱線しちゃうのかな^^;
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ん?これで終わり?
って思ってしまいました。
面白かったけど、というか、面白いからこそもうちょっと読みたかったです。
一旦読み始めたら世界に引き込まれ、
ほんの1時間で読めてしまいました
。
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この本を持ったとき、妙に薄いなと思いました。
あのタピストリーを扱うなら、もっと厚くなるんじゃないかなという直感がありました。
実際にそうでした。
読んでみて、この本は長い長い物語の初めの1冊なんだろうなと思います。
このタピストリーを所蔵しているクリュニー美術館の館長も出てくるので、どういう経緯で博物館に所蔵されることになったのかという部分まで書くんじゃないかと思います。
わからないですけど。
以前に読んだ『貴婦人と一角獣』(トレイシー・シュヴァリエ著)とは違って、こちらの方が読みやすいです。
あちらは制作の場面が出てくるので知識がないとそこを想像できないだろうと思うのですが、この作品ではある城の中にひっそりと存在していたタペストリーを女性作家ジョルジュ・サンドが発見する物語なので、知識は不要です。
ただジョルジュ・サンドをはじめ、作曲家ショパン、画家ドラクロワなどの登場人物を知っている人の方が話はより楽しめるかもしれません。
本は薄いのですが、写真が多く収録されている本です。
特にそれぞれのタピストリー全体がわかるカラー写真を一番最初に収録しているのはうれしいです。
物語の途中にもタピストリーの細部がわかるモノクロ写真があるので雰囲気が出ています。
この本で舞台になっていたブサック城の写真も目次扉のところに収録されていて、こんなお城なのね、と思いながら眺めていました。
ジョルジュ・サンドの著書からの引用も巻末にありました。
原田マハさんが生み出す小説を楽しむだけでなく、いろいろな楽しみ方のできる本だなと思いました。
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内容紹介
「それが、それだけが、私の唯一の望み──」
ある一つの望みを未来に託し、ジョルジュ・サンドは永遠の眠りにつく。その昔、彼女は滞在していた古城で美しいタピスリーに魅入られた。そこに描かれた貴婦人が夜ごとサンドの夢に現れ、震える声で語りかける。「お願い、ここから出して」と──。「貴婦人と一角獣」に秘められた物語が今、幕を開ける。
■『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞を受賞したアート小説の旗手・原田マハの書き下ろし。中世ヨーロッパ美術の最高傑作「貴婦人と一角獣」の謎に迫る。/「貴婦人と一角獣」のカラー図版掲載。/ジョルジュ・サンドの短編も収載。
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本作は "(1)" とか、"第一章"とかすべきなのではないでしょうか(笑)早く続きが読みたい。ジョルジュ・サンドのことを知らなかった私のような美術オンチでもそう思います。
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6枚のタピスリーの1枚『我が唯一の望み』とは・・・。
原田マハさんの史実をもとにしたフィクション小説の世界は気持ちよく吸い込まれてしまう。
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原田マハさんの、美術をテーマにした小説は
『楽園のカンヴァス』、『ジヴェルニーの食卓』以来
楽しみにしていたのですが、意外に薄い本で少しがっかり
でも、タペスリーの絵がふんだんに載っていて
静かで、悲しくノスタルジックな小説でした
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貴婦人と一角獣展が開催された時に描かれた作品。元美術館員の原田マハの視点や作品に関する知識はさすがである。タピスリーの写真もふんだんに使われてあり、絵画集かと思わせる本である。タピスリーはとても美しく見事である。
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本の物理的なサイズも小さかったし、冒頭や合間にタピストリーの図版が挿入されていたこともあって、なんだか呆気なく読み終わってしまったという印象。
私も1996年に初めてフランスに行った時や1999年から2001年までのフランス留学中に何度か訪れたパリのクリュニー美術館で目にしたことのあるタピストリー、「貴婦人と一角獣」をモチーフにした小説。
特に初めて訪問したときに、なんとなくカビくさいような、日本人からしたら地震があったらすぐに崩れ落ちるんではないかと心配になるような、古〜い元修道院の建物の中、あまりにギシギシしなる床に踏み外すすのではないかとビクビクしながら薄暗いところを進み、パッとこのタピストリーが目に入ったときの新鮮な衝撃を思い出した。
日本の古代史ファンの私。ヨーロッパの中世も非常に興味深く、でもキリスト教モチーフの展示物が多すぎて少し食傷気味のなか、こういう寓話的で不可思議ものはとても魅力的に映った。どういう意味が込められているのか、なにが象徴的に表現されているのか…よくわからなくて、だからこそ想像力が刺激され、面白く感じたことを覚えている。
このタピストリーとジョルジュ・サンドとの関わりが描かれているのだが、もう少し突っ込んで書いて欲しかったと思う。
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タペストリーに描かれた、貴婦人とユニコーン。
それだけでも、心惹かれる題材。
ジョルジュサンドを絡めてきたところがまた憎い設定。
とにかく、本を開いてみてほしい。
ところで、どこまでが、フィクションなんだろう?
謎めいたまま、小説部分は終了。
少々、物足りなさがあると言えばある。
でも、これがいいのかも。
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「貴婦人と一角獣」というタピスリーに魅入られたジョルジュ・サンドの話。
短いけど濃厚。サンドの短編も付いてて更に濃厚。
マハさんの美術をテーマにした小説を読むと高尚な気分に浸れる。実に単純。
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ジョルジュ・サンドを柱としながらも、主人公は「貴婦人と一角獣」のタピスリー。 小さな宝石箱のようなとても美しい一冊でしたが、これはほんの序章だとか。 これから長い物語が始まるみたいです。(#^.^#).
NHK「日曜美術館」でマハさんが本当に豪華な6枚のタピスリーを前に、それらの魅力や謎を語られるのを見ました。
なんとなく想像していたよりもずっと大きなタピスリーは、私のような素人をも惹きつける妖しい(#^.^#)美しさを持ち、これをモチーフとした小説を書きます、とのお話に早く読みたいなぁ、と楽しみにしておりました。
「楽園のカンヴァス」「ジヴェルニーの食卓」など、元々の専門である美術世界を背景とした小説がホントに素敵だったからなんですが、恋多きジョルジュ・サンドを狂言回しに「貴婦人と一角獣」そのものが意思を持っているかのようなお話が始まった!\(^o^)/と思ったら、あれれ??
濃厚な物語はあっという間に最終ページに来てしまい、これだけなの???と。
でも話はこれから!と他の方の感想から教えてもらいました。(#^.^#)
あぁ、よかった!
さぁ、どんな物語を展開してもらえるのか、タピスリーの謎に対するマハさんの解釈は?
とお楽しみは尽きませんよ。