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紙の本
製造迷夢 新装版 (徳間文庫)
著者 若竹 七海 (著)
渋谷猿楽町署内で奇妙な事件が発生。クスリで保護された12歳の少女が、同時刻に逮捕されてきた万引き主婦のふくらはぎに噛みついたのだ。少女は、「前世で、その主婦が私を殺した復...
製造迷夢 新装版 (徳間文庫)
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商品説明
渋谷猿楽町署内で奇妙な事件が発生。クスリで保護された12歳の少女が、同時刻に逮捕されてきた万引き主婦のふくらはぎに噛みついたのだ。少女は、「前世で、その主婦が私を殺した復讐だ」と主張。猿楽町署の刑事・一条風太と、モノに残っている残留思念を読む“心の探偵”井伏美潮のコンビが事件の謎を解いてゆく。日本推理作家協会賞受賞の実力派が描く連作ミステリ5篇収録。不思議ミステリー。【「BOOK」データベースの商品解説】
人がその物に触れた時何を考えていたか、何を感じていたか。物体に残留した思念を読む井伏美潮。少女と刑事のコンビが、事件の謎を解いてゆく。連作ミステリ全5篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
天国の花の香り | 5−70 | |
---|---|---|
製造迷夢 | 71−131 | |
逃亡の街 | 133−186 |
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書店員レビュー
渋谷区猿楽町署の刑事・一条風太は・・・
文教堂 市ヶ谷店さん
渋谷区猿楽町署の刑事・一条風太は、とある事件をきっかけに、モノに残っている残留思念を読むことができる井伏美潮と出会う。超能力の類を信じない一条は最初のうちは反発するものの、徐々に心を開き、二人は数々の事件の謎をといてゆく。
少しこわもての男刑事と不思議な能力を持った少女のコンビが奇妙な事件をといてゆく連作ミステリ、というとそれだけでサクサクっと読めてしまいそうなライトな印象を持ちがちだが、そんな軽い気持ちで本作を読んだら痛い目にあうだろう。
ネタバレになるので多くは語れないが、一人称の上手さがこの小説の面白さの一つだ。油断して読み進めていくと、見事に騙される(その一人称が誰なのか推理しながら読み進めていても騙されたが)。
また、各章を読み終わるごとに残る何とも言えない後味の悪さや、特殊な能力を持つ美潮とそれを持たない一条の苦悩から、事件の謎がとけたからといって全てが解決するわけではないという現実を思い知らされる。
刑事ものの要素と超能力の不思議さを融合させるエンターテインメント性を持った小説でありながら、人の心の闇の部分をところどころで匂わせる、いい意味で怖い小説であった。
(評者:文教堂書店市ヶ谷店 文庫担当 吉永文)
紙の本
刑事もの連続短編集
2016/02/24 21:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
しぶい刑事の一条と超能力を持つ潮美さんの、刑事もの連続短編集
個人的感想
案外熱血漢の一条。 美人じゃないが、なんともカワイらしい潮美さん。
刑事仲間や犯人、被害者たちもドラマチックです。
さすが若竹さん、短編集ながら想像以上に面白かったです。
ネタバレ注意
でも、最後の1行は納得できません。なぜネックレス?手をぎゅっと握ってあげるほうが良かったんじゃないかな。