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商品説明
アニメ論・映画論・音楽論・メディア論、そして、さりげない人生論…。スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫が贈る“生きかたガイド”。同名ラジオ番組の書籍化。4は、落合博満、石田ゆり子といったゲストを迎える。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ナウシカは日本を変えたのか? | 朝井リョウ 述 | 7−27 |
---|---|---|
昭和40年代のクラスメート | 谷山浩子 述 | 29−48 |
“思い当たる節”のある作品を作りたい | 大根仁 述 | 49−72 |
著者紹介
鈴木 敏夫
- 略歴
- 〈鈴木敏夫〉1948年愛知県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。TOKYO FM「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」のメインパーソナリティーを務める。株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。
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紙の本
2013年頃の鈴木敏夫氏の考えていたことが垣間見える対談集
2015/08/17 10:52
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気のFM番組を書籍化したものの4冊目。
ポッドキャスト版を聴いたことはあるけれど、FM番組としては聴いたことがない(そこに、どんな違いがあるのか?)ので、番組の雰囲気はわかったようなわからないような感じだけれど、鈴木敏夫氏のあの語り口が印象的だったりする。
そんな雰囲気が文字で伝わるのかどうか、4冊目に至ってもよくわからない。
個人名を冠した番組だけれど、その番組名にもう一つ固有名詞が入っているところが、この番組をある程度規定しているのかもしれない。それは、「ジブリ」だ。
それを意識してかどうか、書籍化に際してはジブリがらみの人が選ばれている傾向があるように思う。さらに、ジブリとかアニメとか映画といった領域と関係ある人が多いような気がする。
そんな『汗まみれ』の4巻には、以下の人たちとの対談が収められている。
朝井リョウ(作家)
谷山浩子(シンガーソングライター)、奥田誠治(日本テレビ ゼネラル・プロデューサー)
大根仁(テレビディレクター・映画監督)
落合博満(中日ドラゴンズ ゼネラルマネージャー)
神山健治(アニメーション監督・脚本家・演出家)
石田ゆり子(女優)
中田ヤスタカ(音楽プロデューサー・音楽家)
風吹ジュン(女優)
そして、徳間書店の雑誌『アニメージュ』初代編集長・尾形英夫氏を追想する座談会と、ジブリ・プロデューサー見習いを名のる川上量生との対談
落合博満が意外な感じがするが、これは鈴木氏の地元・名古屋繋がりとでもいうか。他は、先に述べたように、アニメとか映画繋がりが多いように思う。
対談の時期は、2008年とか2011年といった年もあるけれども、2013年頃が多いので、ジブリとしては宮崎駿が『風立ちぬ』をもって長編アニメ監督を引退すると言った時期に重なります。ジブリの将来、アニメの将来を考えていた(今も考えているのでしょうが)時期なので、余計そういった関係者が揃ったのかもしれません。
個人的には、過去の思い出話をしているものよりも、先が見えていなくても先を見ようとしている話の方が面白く思えました。
ただ、これを読んでいると、ジブリは一つの役目を終えたのかとも思ってしまうのですが。