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商品説明
27年間兄だと信じていた男は何者なのか?村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。竜彦は偽者なのではないか?全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う―。第60回江戸川乱歩賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】
【江戸川乱歩賞(第60回)】和久は孫に腎臓を移植しようとするが適さず、兄の竜彦に移植を頼む。だが兄は検査さえ拒絶。中国残留孤児の兄が永住帰国した際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。全盲の和久は兄の正体に迫るべく真相を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。
27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。
全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。
選考委員の有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛し、選考会では満場一致で受賞が決定。
第60回を迎える記念の年にふさわしい、江戸川乱歩賞受賞作!【商品解説】
目次
- 闇に香る嘘
- 江戸川乱歩賞授賞リスト
著者紹介
下村 敦史
- 略歴
- 〈下村敦史〉1981年京都府生まれ。99年に高校2年生で自主退学し、同年大学入学資格検定試験合格。2014年9回目の応募となる「闇に香る噓」で第60回江戸川乱歩賞を受賞。
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書店員レビュー
読み始めたら止められない
ジュンク堂書店郡山店さん
こんな感覚で本を読んだのは初めてかもしれません。実家の母親と暮らしている「兄」は本当の兄なのか?その真相を追うミステリーなのですが、大きく異なるのは主人公が全盲の男性だということです。目が見えない人たちの苦労を、私はどれだけ理解できていたのでしょうか。車が行き交う交差点や駅のホームでは、一歩足を踏み出すのさえ死の恐怖が襲います。その細かい描写に引き込まれ、読んでいて息苦しくなってきます。そこへ多くの謎と正体不明の人々、いったい何を信じていいのか分からなくなります。すべてが明らかになるまで本を閉じることはできません。
紙の本
一気に読破しました
2016/02/28 16:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までには無かったテーマで、大変おもしろく読み終えました。是非、次作にも期待したい著者だと思います。
紙の本
乱歩の名に恥じぬ
2015/10/22 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが江戸川乱歩賞を獲得しただけのことはある。中国残留孤児を扱った点もユニークだし、読ませるに十分の筆力の持ち主だと思う。ただ、前半がやや重い感じなのが難か。