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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2014/08/12
- 出版社: 戎光祥出版
- サイズ:19cm/162p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86403-123-3
紙の本
直江兼続と関ケ原
会津移封の本質、神指築城の理由、「直江状」の諸問題など、会津移封後の上杉景勝と直江兼続の動向を追い、徳川軍との対峙、最上義光との激戦など、「北の関ケ原」とも呼ばれる慶長5...
直江兼続と関ケ原
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商品説明
会津移封の本質、神指築城の理由、「直江状」の諸問題など、会津移封後の上杉景勝と直江兼続の動向を追い、徳川軍との対峙、最上義光との激戦など、「北の関ケ原」とも呼ばれる慶長5年の山形合戦・福島合戦の真相をさぐる。〔福島県文化振興事業団 平成23年刊の改訂新版〕【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
地図がわかりにくい。コアなファンや専門家向け
2023/11/16 10:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は特別寄稿「奥羽越の関ヶ原支戦」で始まる。だがこれはその後の本文をよく理解するための予備知識を与えてくれるようなものではなく、聞きなれない人名・地名のオンパレード。これがすっと理解できるようならそもそも本書を読む必要もないであろう。
本文は直江兼続をはじめとする各武将の書状を時系列で追いかけて合戦の動きを探るというものだが、長い書状が引用されているわりに現代語訳はごく一部であり、掲載されている地図も文字が小さいうえに本文との関係がわかりにくく、理解の助けにはなっていない。例えば108ページに「兼続は二本松城に参陣しており」という記述があるが、同ページの地図には二本松城が載っていない。
また、個々の動きに注目するあまり、全体を俯瞰する解説が乏しいのも中途半端に感じる。いつのまにか戦いが終わったような記述になっているが、兼続が関ヶ原での西軍の大敗を知ったのはいつで、それはどの書状からわかるのか(敵対する伊達政宗や最上義光についても同様)といった、北の関ヶ原合戦全体を見渡すような解説がほしかった。
結論として、本書は専門家や一定以上の知識がある読者向けで、古文書や福島・山形の地理に疎い人向けには書かれていないということだ。