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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/10/29
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/269p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-219135-7
紙の本
死に支度
著者 瀬戸内 寂聴 (著)
作家として、宗教者として、人間として―烈しくも真贄に生き抜いた、92歳の到達点。いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度。深い感動と愛に満たされる、著者渾身の傑作長篇小説。...
死に支度
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商品説明
作家として、宗教者として、人間として―烈しくも真贄に生き抜いた、92歳の到達点。いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度。深い感動と愛に満たされる、著者渾身の傑作長篇小説。【「BOOK」データベースの商品解説】
いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度−。作家として、宗教者として、人間として、烈しくも真摯に生き抜いた、92歳の到達点。すべての世代へ「死と向かい合う智恵」を伝える長篇小説。『群像』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
「死に支度」は「生き支度」。92歳の現役作家であり僧侶として幅広い読者から支持を集める瀬戸内寂聴氏。誰よりも濃く、深く生きてきた著者は、卒寿を機に「いつ死んでも悔いはない。毎日が死に支度」との思いでこれまでの人生を振り返り、出会ってきた数々の愛する人々や出家者の死に様を交えながら、自らの死に方を考えていく。そして最後に行き着いた、意外な境地とは―‐? 死と向かい合い、新たな生を考える智恵の書。
【あらすじ】
91歳の誕生日を前にしたある朝、小説家の私に長年付き添ってきた寂庵のスタッフたちが一斉に辞意を伝えた。自分たちを養うために働くのはもうやめて、これからは大事な仕事だけに専念してほしい、との彼女たちの思いに心打たれた私は、「卒寿の革命」を決意する。ただ一人残った最年少のスタッフ、24歳のモナとともに新たな生活を始めた私は、間近に迫る自らの死を思い、最後の連載「死に支度」を始める。それは、これまでの人生を振り返り、出会ってきた愛する人々や出家者たちの死に様を通して、自らの「理想の死に方」を探る旅だった――。【商品解説】
目次
- 老鶯
- 春の革命
- 母コハルの死
- 春の雪
- てんやわんや寂庵
- 点鬼簿
- それぞれ
- 臨終行儀
- 負け戦さ
- 木の花
著者紹介
瀬戸内 寂聴
- 略歴
- 〈瀬戸内寂聴〉1922年徳島市生まれ。東京女子大学卒。73年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。「花に問え」で谷崎潤一郎賞、「場所」で野間文芸賞、「風景」で泉鏡花文学賞受賞。
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期待外れ。
2015/09/02 06:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AROMA5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大御所の作品。タイトルに惹かれて購入。
紙の本
シャレ満載
2015/10/28 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、すでに洒落ている。ある意味でのブラック・ユーモア。内容も、エッセイといっていいのだろう、寂庵の若い女性スタッフとのやりとりやら、庵での裏話やら、十二分に笑わせる。性を書き続け、だからこそ酸いも甘いも…寂聴さんならではの一冊。
紙の本
さすが・・・
2014/12/24 14:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は人間的にも尊敬している人物で、90歳を超えられてさらに人間としての深みが増しているというか・・・
この作品も、読み始めた頃は寂庵での日常を描いただけのものかと思っていたのですが、読み進めると寂庵スタッフとのやりとりのひとつひとつが本当に人間味があるというか、家族の絆よりも強いなにかが生まれていく過程が読み取れて、一気に読み切ってしまった。
最後の著者からの手紙には、自分に宛てられたものでもないのに、なぜか涙が出てきてしまったのと同時に、著者の根底にあるユーモラスな表現で締めくくられていて、読み切ったあともしばらく余韻に浸ってしまった。
いくつかの作品を読んでいるが、さすがとしか言いようのない作品だった。