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紙の本
狗神さまは愛妻家 (幻冬舎ルチル文庫)
著者 雨月 夜道 (著)
男でありながら神嫁の証を持って生まれた幸之助。“神嫁”の実態が生贄なのだと知り、ならばいっそ喰うには惜しいと思われる立派な嫁になろうと、花嫁修業に励んできた。ついに迎えた...
狗神さまは愛妻家 (幻冬舎ルチル文庫)
狗神さまは愛妻家
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商品説明
男でありながら神嫁の証を持って生まれた幸之助。“神嫁”の実態が生贄なのだと知り、ならばいっそ喰うには惜しいと思われる立派な嫁になろうと、花嫁修業に励んできた。ついに迎えた嫁入りの日、真っ白でもふもふな耳と尻尾の狗神・月影は、幸之助を見るなり「可愛い!」と顔を輝かせ喜ぶ。そんな月影のために、嫁として頑張る幸之助だったが!?【「BOOK」データベースの商品解説】
実は生贄にされるのだと知った神嫁・幸之助。それでも健気に花嫁修業に励む彼を迎えにきた狗神・月影は、幸之助を一目で気に入り!?【「TRC MARC」の商品解説】
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ケモ耳ながら以外に本格的
2017/03/31 01:19
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代背景が明治維新の頃で、人々の信仰心が薄らいで物質文明に向かって行く時代のお話です。
貧しい村を守る狗神の一族と、信心する村人の関係が変わりつつあるなか、狗神の花嫁として村人に育てられた幸之助。
健気に夫の狗神月影に尽くしますが、月影は狗神の一族の中では異形で弱い存在でした。
子を思う月影の父は、幸之助を生け贄として喰らえと迫るが月影は拒み…というお話です。
月影と幸之助の想いにもジンときますが、父の想いに感動しました。
父の思い、月影の思い、幸之助の思い、それぞれが丁寧に描かれていて読み応えがありました。
とても面白かったです。