紙の本
想像を絶する物語!
2018/07/05 23:53
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投稿者:0117coffee - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読み終わってからの感想は、「こんなこと、できるかな」。
それくらい、登場人物は、スケールの大きい戦いを、大人たちに挑んできます。
この本はシリーズ化されているので、続けて読むことをお勧めします。
とにかく面白いので、ぜひ読んでください!
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投稿者:あかさたな - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の頃にこのシリーズをずっと読んでいました。懐かしくなってまた読んでみましたが、やっぱり面白いですね。
紙の本
忘れられない7日間
2020/05/11 19:50
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人たちの締め付けに立ち向かう、少年少女たちの姿が痛快です。町外れの廃工場での自炊生活に、終盤戦もワイルドでした。
紙の本
あの名作が帰ってきた!!
2016/08/27 04:59
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投稿者:三毛屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
初版が発行されたのが1980年代、実写映画にもなったというのでずっと気になっていたのですが、難しそうだと思い、今まで読めませんでした。ですが、この角川つばさ文庫版はサクサク読めて楽しかったです!
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ぼくらの七日間戦争(角川つばさ文庫)
著作者:宗田理
角川グループパブリッシング
タイムライン
https://booklog.jp/item/1/4046310030
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何故か今の今まで読んでなかったのです。映画も見ていません。
1985年に刊行されたこの作品。様々な形で出続けており、今でも新刊書店で手に入り、今の子どもたちにも支持されています。それは何故だろう。
読み始めてみると大人と子どもの対立構造が、当然の前提として書かれているのですね。これは実に80年代的だなと思ったのです。
校内暴力や家庭内暴力などなどがセンセーショナルにマスコミに取り上げられ、学園ものが盛況していた時代です。大人と子どもは対立しているものというのが、社会通念としてあったのでしょう。
だから中学1年生の主人公たちが大人に対立して、廃工場を解放区とし立てこもるのは当然のことなのです。そこに具体的な親子のエピソードがなくとも、そうなるべき展開なのです。
そこに当時同年代だった僕はシンパシーを感じられなかったのです。だから小説も読まず、映画も見ず、その頃とは考え方の変わった今も何となく遠巻きに見ていたのです。
では現代の子どもらは、この作品をどのように受け止めているのでしょうか。何の説明もない大人と子どもの対立をスンナリと受け容れているのでしょか。他人に迷惑をかけないことを第一とするような世代に、「ぼくら」の行動は何故受け容れられているのでしょうか。
もしかすると具体的なエピソードがないからこそ、大人に対するモヤモヤした気持ちをそこに投影できるのでしょうか。そのモヤモヤした気持ちは「思春期」と呼ばれるものかも知れません。
子どもから大人に変わりつつある年代に襲い来る、自分で自分をコントロールできない気持ち。それを「ぼくら」が代弁し行動してくれている、そう受け取ることができるのです。
物語後半ではわかりやすい「悪い大人」が登場し、それを「ぼくら」子どもたちが叩きのめします。そこは時代を問わない壮快感があります。
そしてラストシーンの圧倒的な解放感。そこには解決も答えも何もありません。そういうカタルシスは前段階で提示し、ラストにあるのはただ解放感のみ。
何てすごい物語なのだと打ちのめされました。時代を超え読み継がれる物語の力に恐れ入ったのです。
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宮沢りえ主演の映画を30年前くらいに見て、以降初めてこちらの本を読んだわけですが、映画と全然内容が違いました。
しかし、原作が書かれた年代のせいなのか、反乱を起こした子供たちが親の全共闘時代の暴れぶりを真似ているんだとか、子供向けの本でそんなこと書くの?とちょっと面食らいました。
お話の方も、子供たちが大人たちをコテンパンにやっつけた7日間戦争の後、家に帰り普通の暮らしに戻ってしまったので読み終わったあとに何にも心に残りませんでした。
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読みたいと思いながら、初めて読んだ「ぼくら」シリーズ。
現代の感覚では、なかなかに過激。
どうしても大人の感覚で子供を見てしまうのがちょっと残念な自分がいたけれども。
でも子供たちが協力して大人をこらしめる様子は、にやっとしてしまう。
秘密基地って感じでとても楽しそう。
これすごく長いシリーズだけど、続きはどうなるんだ?
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中学生が夏休みに、解放区を作り立てこもる。子供には大きな可能性を感じる本なんだろうなぁ。でも大人的には、大人はこんなに馬鹿じゃないし、子供が親を嫌いすぎておかしい。七日間も何もしないなんてありえない。最後もうやむやだし。細部が甘すぎるなぁ。
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二年生の夏休み(8歳3ヶ月)に読破。
たまたま映画を見て、実は原作の小説があるんだよ、と言うと興味を持ち、たまたま直前に270ページのおおかみこどもの雨と雪を読み終わったこともあり、少し自信がついたようで、夏休みに読む!と言うので、買い与えました。最初、つばさ文庫で出ていることを知らず、全ページルビふるのか…と恐怖していましたが、つばさ文庫から出ていて本当に良かった!ありがとう、角川書店さん。
最初の方は苦戦していたようですが、お話に入り込んでからは一気に進み、あっという間に読んでしまいました。すごく面白かった!と言っていたけれど、わからないところも沢山あっただろうから、何年後かにまた読み直した時の感想が楽しみです。390ページ。
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今更ながら読んでいます
1985年に出版された時は衝撃だったでしょうね
題名だけは残っています
つばさ文庫になって子供たちにも読みやすくなりました
解放区
学生闘争世代には懐かしい言葉です
わくわく読みました
でもこの三十年の通信手段の発達をもろに感じたことも事実です
≪ よく聞けよ 勝手な大人よ 上を向け ≫
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中学1年、夏休みにはいる終業式の日。1−2の男子生徒21人は家に帰らなかった。誘拐か家出か、大人たちが心配する中、FMラジオのミニ放送局から解放区の放送が。菊池英治、相原徹をはじめとする子供たちは団結して廃墟の工場跡に砦を作り、解放区と名乗り、子供たちだけの共同生活をはじめたのだ。「おれたちだって力を合わせれば大人と戦えるさ」「子供たちだけの世界をつくるんだ」
・・・はじめはクラス男子全員に呼びかけても5〜6人しか集まらないと思われたが、全員が参加表明。体育の授業で先生にしごかれて腰を痛め、休んでいた谷本は自宅から菊池英治や相原徹らと連絡を取り合う役目に。
参加予定だった柿沼直樹は、偶然にも下校途中に誘拐事件に巻き込まれてしまう。誘拐事件のため、大人たちはさらに混乱していく。しかし男子たちは結束して、一部の女子たちと連絡をとりあって誘拐事件も解決してしまう。
読みどころは、威圧的な校長・横暴な体育教師・無気力な担任たちへのみせしめ、大人たちへの反発。それまでは知らなかった級友たちの特技をフル動員し友情が深まっていく。もともと廃墟に住んでいたホームレスの老人の戦争体験の話や、誘拐犯の事情を聞いて助けてやる、身代金は汚い親父からぶんどってやる・・・など、若者たちの正義感があり、エネルギーにあふれた青春小説。彼らの親もその昔、学生運動をしていた。結局7日目に警察に入ってこられるが、それまでにみんなは抜け道のマンホールから脱出。
あまりにも大人が汚すぎる描かれたかたが、イマイチ。
だけど、子どもたちには、そこが楽しいのか。
ぼくらのシリーズ2冊目「ぼくらの天使ゲーム」夏休みに立てこもった彼らの2学期。先生たちに「心を入れ替えて一日一善」を宣言する。が、ちょっとくせ者の一日一善。さらに、地上げ屋と対決したり、幼稚園ならぬ老稚園をつくったり。
ぼくらのシリーズ3冊目「ぼくらの大冒険」1年2組の3学期。アメリカからの転入生・木下は病弱で、あと3年しか生きられないと言う。UFOを見たり交信できる、とか言う!?1999年に滅びてしまう地球の運命だけど、生き延びられるには・・・!?木下に連れられてUFOを見に行ったら宇野と安永が消えてしまう。背後には宗教団体や埋蔵金伝説が。インチキ大人と戦う1−2。
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1985年に刊行されたティーンエイジャー向けの小説だが、現在角川つばさ文庫版が人気という。若年層向けに総ルビ、挿絵をふんだんに入れ、漫画のように読めるのも人気の要因かもしれない。
この小説が映画化された時は、初めて映画に出演した宮沢りえが話題になったことを覚えている。今回、初めて原作を読んだが、30年余りたち、世の中が激変したことがまず驚きだった。まだ携帯電話もなく、パソコンも一般市民には遠い存在。アナログ全盛で学生運動をしていた世代が親世代という設定。まさに団塊の世代が親になり、団塊2世たちが主人公の中学生たちだ。
「管理教育」に抵抗する子供達。また教師の体罰も全てがダメというわけではない時代。今読んでみると、ストーリーよりも教育に関する問題点や教師や生徒間の関係など、現代との違いを痛切に感じる。30年は長い年月なのだとつくづく感じた。
現代の子供たちがこの作品を読んだ時、どのような感想を持つのか一度聞いてみたいと思った。
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わあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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ずっと読みたいなーって思ってました。
作中の子どもたちの考え方や主張って
年頃の子どもたちは少なからずみんな持ってる
ものなんじゃないかなーと思うので。
それを折り合いをつけながら大人になって行くんじゃないかな。
同じ年代、中学生くらいに読んでほしいなーって一冊。
真っ向から子どもたちを否定する大人、
理解を示して協力してくれる大人。
これって前者は体面上そうしなければいけない社会的な部分と
本当は寄り添ってあげたい感情的な部分の
対比にもなってるんじゃないかなーとか思いました。
シリーズものなので続きが読みたいんですけど、
いかんせん登場人物が多いのでそれぞれの特徴や性格を
とらえるのが大変かな―とは思いました。