「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方。夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末。バスの車内で、静かに熾烈に繰り広げられる「勝負」。あなたの日常を見守る、けなげな「洗面台」の独白。「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語―などなど。日常/非日常の情景を鮮やかに切り取る18篇を収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方、夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末…。日常/非日常の情景を鮮やかに切り取ったショートストーリー集。「ミステリーズ!」掲載などを単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、美しかったり──あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。待望のショートストーリー集!【商品解説】
収録作品一覧
いじわるゲーム | 9−14 | |
---|---|---|
怖い話 | 15−23 | |
キグルミ星人 | 24−36 |
著者紹介
坂木 司
- 略歴
- 〈坂木司〉1969年東京都生まれ。2002年、覆面作家として「青空の卵」を刊行しデビュー。ほかの著書に「先生と僕」「和菓子のアン」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ブラック坂木の噂にびびりながら読みました。
2018/11/08 22:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
十八篇のショートショートとあと書きで構成される。
確かにブラック坂木はあった。
ブラックのオチが見えたので、その系統の短篇は合わなかった。
でも、しっかりショートショートしている作品が多く、
先入観と違ったのは良かった。
ミステリー作家らしく、ミスリード主体の作品が目につく。
ミスリードのさせ方は、読む人の好みが分かれる部分だと思う。
わたしはやはり、意外性と安堵感を持つ作品が好きなようだ。
びっくりしてほっとするような、読んでいて嬉しくなる物語は
気持ちいいしね。
好きだったのは二編ある。
キグルミ星人とリーフだ。どちらも心が温かくなるお話。
みんなから軽んじられているようなもの、ここでは着ぐるみとか
口うるさいお母さんとかなのだが、よくよく理解できるようになってみると
目からウロコが落ちるという展開である。
孝行したい時に親はなしとはよく言ったものだ。
これは、いろいろ当てはまることがあると思う。
親、兄弟、先輩・後輩、妻、子供。
近すぎると目についたり鼻についたりする人たちでも、
近すぎるということは自分のことを気にかけてくれている
証だったりもするわけで。
そんなことを気づかせてくれる作品だった。
キグルミ星人も、ネタバレ回避で書かないけれど気づきはあった。
うん、よかった。
でも、合わない系統も多かったので、お薦め度は人それぞれ
という感じある。