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紙の本
ヤマの疾風 (徳間文庫)
著者 西村 健 (著)
昭和四十四年、高度経済成長の只中。華やかな世相を横目に筑豊の主要産業である炭鉱は衰退の一途。しかし荒くれ者たちの意気は盛んだった。全域に威を振るうのは海衆商会。その賭場で...
ヤマの疾風 (徳間文庫)
ヤマの疾風
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商品説明
昭和四十四年、高度経済成長の只中。華やかな世相を横目に筑豊の主要産業である炭鉱は衰退の一途。しかし荒くれ者たちの意気は盛んだった。全域に威を振るうのは海衆商会。その賭場で現金強奪事件が起きる。主犯はチンピラの菱谷松次だ。面目を潰された若頭・中場杜夫は怒りに震える。二人の激しい衝突はやがて筑豊ヤクザ抗争の根底を揺さぶることに―。感動の第十六回大藪春彦賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【大藪春彦賞(第16回)】昭和44年、筑豊。いずれはこの地を支配すると目されるヤクザ組織「海衆商会」主催の賭場で現金強奪事件が発生。主犯のチンピラ・菱谷に対し、同会若頭・中場の追及の手が伸びる−。激動の炭鉱地域を舞台に描く青春群像。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和44年、筑豊。主要産業の炭鉱(ヤマ)が衰退するなか、荒々しい気質だけは健在だった。いずれはこの地を支配すると目されるヤクザ組織「海衆商会」主催の賭場で現金強奪事件が発生。主犯のチンピラ・菱谷松次に対し、同会若頭・中場杜夫の厳しい追及の手が伸びる。運命の邂逅はやがて、筑豊ヤクザ抗争の根底を揺さぶる巨大な奔流へ――。激動の土地と時代を駆け抜けた男たちの苛烈な人生讃歌! 第16回大藪春彦賞受賞作!【商品解説】
昭和44年筑豊。灼熱の男達がヤクザ抗争を駆け抜ける。破天荒な生き様が胸を打つ群像ハードボイルド。第16回大藪春彦賞受賞作【本の内容】
著者紹介
西村 健
- 略歴
- 1965年福岡県生まれ。東京大学工学部卒。卒業後、労働省に入省するが退職してフリーライターになる。96年『ビンゴ』でデビュー。11年『地の底のヤマ』で第33回吉川英治文学新人賞受賞。日本冒険小説協会大賞(国内部門)を過去3回受賞。『ヤマの疾風』で第16回大藪春彦賞受賞。
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荒くれたち
2021/06/07 11:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
高度成長期を支えた炭鉱事業であったが、財閥系企業の撤退により九州の筑豊地区は衰退が進んでいた。しかし、筑豊で荒くれ者が台頭する。地区で力を持つヤクザの海衆商会の賭場でハグリ(強盗)を行った菱谷と友人3人。菱谷らは海衆商会に追われる。菱谷は海衆商会に詫びを入れ、今後は海衆商会の一員として動き始める。ある日、菱谷の仲間の一人が桂組に拉致される。桂組は関西のヤクザの手先になっており、九州地区への進出を手助けしている。海衆商会をはじめとした九州の地場のヤクザ組織との抗争が始まる。
高度成長期の衰退する探鉱事業と今の状況を変えようとする若者の台頭も読み応えはありましたね。またヤクザの代理戦争化したところも面白かった。