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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:2015/02/26
- 出版社: 岩崎書店
- サイズ:22×25cm/1冊(ページ付なし)
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:978-4-265-08140-0
読割 50
紙の本
そつぎょう ふくしまからきた子 (えほんのぼうけん)
原発事故のあと、おかあさんと二人で広島へひっこしたまや。おじいちゃんのおいわいにひさしぶりに福島にかえってきました。きょうは、まえにかよっていた学校の卒業式です。自転車で...
そつぎょう ふくしまからきた子 (えほんのぼうけん)
ふくしまからきた子 そつぎょう
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商品説明
原発事故のあと、おかあさんと二人で広島へひっこしたまや。おじいちゃんのおいわいにひさしぶりに福島にかえってきました。きょうは、まえにかよっていた学校の卒業式です。自転車で行ってみると、体育館からなつかしいともだちの声が聞こえてきました。【「BOOK」データベースの商品解説】
原発事故のあと、お母さんと2人で広島へ引っ越したまや。おじいちゃんのお祝いに久しぶりに福島に帰ってきました。今日は、前に通っていた学校の卒業式です。自転車で学校に行ってみると…。【「TRC MARC」の商品解説】
ひさしぶりに福島に帰ってきたまや。小学校の卒業式をのぞきにいくと、なつかしい声がした。「ふくしまからきた子」から3年、福島でくらす友だちとまやの再会を描く。【商品解説】
著者紹介
松本 猛
- 略歴
- 〈松本猛〉1951年生まれ。美術・絵本評論家、作家、絵本学会会長、ちひろ美術館常任顧問。
〈松本春野〉1984年生まれ。イラストレーター、絵本作家。作品に「地震の夜にできること。」など。
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紙の本
この子たちの輪のなかへ
2017/03/19 08:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
うかつでした。
この絵本が2015年に刊行されたのに気がつきませんでした。
この絵本の前作にあたる『ふくしまからきた子』が出たのは原発事故から1年が経った2012年春でした。
そこでは原発事故をきっかけに母の故郷である広島に越してきたまやという少女と、広島で生まれただいじゅという少年の交流を通して、放射能の問題についてやさしく描かれていきます。
ヒロシマとフクシマ。いいえ、広島と福島。
60年以上の時を隔てながらも、くっきりと交叉する街。
そして、この作品から3年後、まやは久しぶりに福島に戻って、通っていた小学校にやってきます。
そこではかつての友達の卒業式が行われていました。
その様子を遠くから見ている、まや。
原発事故がなければ、友達はちりぢりになることもなかったでしょう。
楽しい思い出を共有できたでしょう。
でも、そうではありません。
そんな「ふくしまからきた子」たちが今だに避難先でいじめにあっているという暗いニュースがまだあります。
もし、そんないじわるをしている人がいたら、どうかこの『ふくしまからきた子』の2冊を読んでみてほしいと思います。
小学校の卒業式からそっと立ち去ろうとする、まや。
そんなまやを見つけるふくしまの子たち。
その子たちの輪に、大きな拍手をおくりたい。
この作品も松本春野さんの絵がいい。いわさきちひろの血が続いています。