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紙の本
「医療否定本」に殺されないための48の真実 (扶桑社文庫)
著者 長尾 和宏 (著)
「医療否定本」の多くは、あまりに極論であり、誰にでも当てはまる話ではない。勤務医と町医者という両方の経験を持つ著者が、日本の医療の基礎知識や検診、抗がん剤などについて綴る...
「医療否定本」に殺されないための48の真実 (扶桑社文庫)
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商品説明
「医療否定本」の多くは、あまりに極論であり、誰にでも当てはまる話ではない。勤務医と町医者という両方の経験を持つ著者が、日本の医療の基礎知識や検診、抗がん剤などについて綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
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平穏死
2020/03/07 14:56
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
積読本消化。
川島なお美さんや海老蔵の奥さんが放置治療で悲惨な死を迎えたことで、すっかり影が薄くなった近藤医師ですが、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いでした。そんな近藤医師の「がん放置医療」の批判本として出版された本書ですが、ほとんど目立ちませんでした。私も積読状態でしたが、バランスのとれた良書でした。
キーワードは「平穏死」。そのための賢い医療の選択をしなさいというのが結論で、平穏死を遂げるための種々のヒントが披露されています。ただ「終末期を自覚して積極的な治療をやめるタイミング」の判断は容易ではないと思いました。
「抗がん剤治療はがんを治す治療ではなく、延命するための治療」という箇所が印象に残りました。さらには、抗がん剤により逆に攻撃性が増すことも、経験則により分かり、これを「がんが暴れる」と表現するとのこと。私自身、抗がん剤治療により父の死期が早まったという苦い経験がありますので、抗がん剤については極めて懐疑的です。ただ、自分が同様の局面になった時に、抗がん剤治療を拒否できるのか、非常に迷います。