紙の本
まさしく面白い
2017/09/07 08:18
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投稿者:てけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いですし、江戸の暮らしもわかりますし、人間模様が良いですね。
まさに、くまさん、とらさんの井戸端会議です。
紙の本
どんどん好きになります
2017/01/14 14:05
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投稿者:夏みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1~3冊目も良かったですが、これもやっぱりいいです。おけら長屋シリーズ、どんどん好きになります。
今回は特に「あかいと」がお気に入り。お糸と文七の恋を後押しする長屋の人たちの気持ちが温かいし、ふたりを傷つけることのないよう気遣う優しさにほろりとします。
『楽しいよ、お節介って。やくのも、やかれるのも。だって、その人が好きってことだろ』この台詞に長屋の人たちの気質が出ていると思います。
少しずつ登場が増えているお満ちゃんの今後も気になります。
笑いあり、涙あり、そして読んだ後には心が温かくなっている、おけら長屋シリーズ。早く読破したいという思いと、一気に全部読むのはもったいないという思いが交錯します。
紙の本
やっぱり、いい!
2015/03/28 17:16
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投稿者:hana - この投稿者のレビュー一覧を見る
おけら長屋の面々にはまってしまって、前作までを何度も再読しつつ新刊を待ってました。やっと出た本作は予約しての購入です。相変わらずのおとぼけ万松・八五郎、いなし役の鉄斎さん。役どころがはっきりしてきたので安定感はありますが、ハラハラ感が減ったのが残念でした。シリーズのこれまでのものに比べると予想外の展開もなく、若干物足りなく感じました。しかし、長屋の日常がうかがえるような物語ばかりで、住人たちの相変わらずの掛け合いぶりには声を出して笑え、粋な思いやりぶりに心温まります。読後の爽快感はやっぱり、いい!
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本所亀沢町にある「おけら長屋」は、いつも騒動ばかり。本所七不思議のひとつ、おいてけ堀で河童の捜索を始めた万造と松吉が巻き込まれた事件とは? 島田鉄斎と因縁のある女スリが再び彼の前に現れて……。大工の八五郎の娘、お糸と文七の恋がついに決着? 長屋で孤立無援となった松吉を、相棒の万造は救えるか!? 人の優しさが心に沁みる、笑いと涙の連作時代小説シリーズ
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相変わらず笑えました。若芽錦之助の酒乱振りに振り回される万松コンビ最高でした。お糸ちゃん良かったね。新キャラのお熊婆さん、今後も登場しそうで楽しみです。
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連作短編5編
万松コンビの憎めない暴走,絶好調.それもこれも,大家さんと鉄斎先生のいぶし銀の存在.このおけら長屋のバランス感覚の妙は素晴らしい.
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安定の面白さがいよいよ安定してきたなあ、と感じました。万松コンビのドタバタも、どういえばいいのか、落ち着いたというのでしょうか、おとなしくなったというのでしょうか、いやいや、決しておとなしくなったわけではないのですが、ホッとする感じなのでしょうか。
鉄斎さんは不動のかっこよさ!
いよいよ、土曜時代劇とか木曜時代劇で映像化すると面白いだろうな、どんなキャストにするか、一人で想像をめぐらしています。
最終話に出てきたおばあさん、そしてそれ以上に小動物が活躍する物語があったら楽しいだろうな、とも思います。
少しずつ、登場人物が成長しながらも、偉大なるマンネリに入っていっても許される、そんなシリーズになってきたと思いました。
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シリーズ4作目。今回も面白かった!!鉄斎が、万松が何をやらかすのかとわくわくしながら一歩離れたところから見ているのが好き。(河童を胡瓜で捕まえようとする万松/お糸と文七の恋/鉄斎にスリを見破られたお駒。強盗を見破る/万松も驚くほど酒癖の悪い浪人、頰かむりと天狗のお面/松吉の猫)
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特大腰巻きなし~おいてけぼりの河童を捕まえようとした万松は土左衛門を引き上げてしまった。その男は女を騙して金を巻き上げていた。穏便に事を始末する工夫は島田鉄斎に任された。文七は普請場で崩れてきた角材からお嬢を庇って怪我した。そのお譲様が文七に言い寄るが、お糸も文七も気が気でないが近づきもしない。長屋の連中が気を遣い両者の仲を近づける。島田鉄斎に現場を押さえられて掏摸から手を引いたお駒の新しい奉公先である紙問屋の正体が盗人だと踏んで島田から火逃改めに話が通り、押し入り先を探る為に掏摸のワザを使った。徳島で剣技第一の錦之介は酒で拝領の刀をなくし、勘当になって江戸に出て来て気楽に暮らしている。豆屋のお嬢は浅草の占い師に湯島天神で運命の若侍に会うと聞かされて、その気になるが、錦之介は国許に呼び戻される。占い師が西に行くというなら帰ると決めた。道場で開かれた送別会で酔っ払って裸の阿波踊りを見たお嬢は夢から覚める。松吉は可愛がっていた子猫が行方不明になったが、どうやら白に黒の模様のある猫が縁起が良いと、旗本の奥方が買い取ったらしい。万造が筋書きを書いて引き取って金も出させ理~シチュエーションは複雑に作っているのに、解決編はあっさり。万松の解決法が漫才風と名探偵風の極端に分かれる
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本所おけら長屋(四)、2015.3発行、おいてけ、あかいと、すりきず、よいよい、あやかり の5話です。「おいてけ」では、奉行桑原肥前守の人情裁きとユーモア、「あかいと」では、お糸と文七の仲だけでなく、万造とお満の仲が楽しみ、「すりきず」では、お駒とお露への鉄斎の思いやり、「よいよい」は意味不明か(^-^) 「あやかり」は松吉とミーちゃんに拍手を! 今回も楽しめました。万造とお満のこれからが楽しみです。ミーちゃん、松吉の部屋でいつまでも可愛がってもらうように~♪
畠山健二「本所おけら長屋(四)」、2015.3発行、再読。5話。「おいとけ」では、南町奉行桑原肥前守がいいとこを独り占めにw。「あかいと」では、お糸と夫婦になる文七の独り舞台、お満と万造のサポートも見事w。「すりきず」では、島田鉄斎のいつもながらの素晴らしい立ち回りw。「あやかり」での松吉の子猫ミーちゃんへの愛情に大拍手を!
本所おけら長屋、真面目でまともなのが島田鉄斎とお染、登場するとワクワクさせてくれるのが八五郎、お里、お糸の家族。そして、時々いい役どころで現れるのが、南町奉行桑原肥前守、南町同心伊勢平八郎、火盗改筆頭与力根本伝三郎。今回は、猫のミーちゃんと暮らす松吉の優しさが光ります。畠山健二「本所おけら長屋(四)」、2015.3発行、再読。
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「その四 よいよい」に出てくる酔っぱらった若侍の醜態が面白くて、美容院で読んでたのにクスクス笑ってしまった。
全裸に手ぬぐいをほっかむり。帯を巻いて竹ぼうきを刀替わりに差し、股座には天狗のお面で「阿波でーす!」と言いながら阿波踊りを踊るって。
しかも素面の時はキリっとした剣客。
どの話もほっこり面白かったです。
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ほっこりできて、泣けて、笑えて…。もはや小説というより精神安定剤としても信頼できるこのシリーズ。
おいてけ、はオチの決まりようが良し。
すりきず、は捕物エンタメとしても良い。
よいよい、とにかく笑って。
あかいと、あやかり、でほっこり泣きましょう。
優しさを根底に持つ人の行動は気持ちを和やかにさせる。俺も優しくありたい、と毎度のことながら思わせてくれる。
万松…ではなく、もう鉄八万松カルテットになってきてるけど、良い方向のデフレかと思う(笑
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内容(「BOOK」データベースより)
本所亀沢町にある「おけら長屋」は、いつも騒動ばかり。本所七不思議のひとつ、おいてけ堀で河童の捜索を始めた万造と松吉が巻き込まれた事件とは?島田鉄斎と因縁のある女スリが再び彼の前に現れて…。大工の八五郎の娘、お糸と文七の恋がついに決着?長屋で孤立無援となった松吉を、相棒の万造は救えるか!?人の優しさが心に泌みる、笑いと涙の連作時代小説シリーズ、待望の第四弾。文庫書き下ろし。
令和元年10月17日~20日
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おけら長屋シリーズ第4弾。
人情味溢れるお節介は健在です。
多くの人から信頼されている人柄で幾多の事件解決に貢献しながらも控え目な島田先生の活躍と、「あかいと」でお満さんが少し柔らかくなってゆく様子が良かったです。
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シリーズ第4弾。
今回もおけら長屋の住人達のお節介にうるうるしっぱなし。
「楽しいよ、お節介って。やくのも、やかれるのも。だって、その人が好きってことだろ。嫌いな人にお節介なんてやかないからね。だから、あたしたちには、好きな人がいっぱいいるってことさ」
いいなー。
こんなセリフを当たり前のようにサラッと言って、それを優しい顔してみんなが見つめてくれて。
これだからおけら長屋が時々恋しくなって読みたくなる。
今回の5編全てが優しさに溢れていて、何度も涙ぐんだ。
特にお糸ちゃんの恋を応援する『あかいと』、元女スリのその後を描いた『すりきず』、松吉の仔猫騒動を描いた『あやかり』が良かった。
私もお満さんと一緒に、おけら長屋のお節介のご褒美をもらえて、とっても嬉しい。