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- 発行年月:197408
- 出版社: 祥伝社
- サイズ:18cm/266P
- ISBN:978-4-396-20021-3
読割 50
紙の本
人狼戦線 (ノン・ノベル 21)
著者 平井 和正 (著)
人狼戦線 (ノン・ノベル 21)
人狼戦線
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電子書籍
人狼白書へ伏線となっているのですね
2022/02/19 22:29
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投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっかかりは安っぽいスパイ大作戦で、古臭さが否めない。途中の冬山登山や下水道のシーンも、以前のシーンの焼き直し(よく言えばアップデート?)という感じで、行き当たりばったり感があります。後知恵になりますが、冬山にストーリーの核心になるモノを埋めたというのも、アクションシーンのためだけに用意したものであり、悪役とはいえ無意味な死が生み出されただけのように思えます。
ただ、そこから先が従来とは大きく異なる展開になり、これまで無敵を誇った狼男が、とことんまで落ちぶれて弱体化していきます。その要因の一つが放射能汚染によるものではあるのですが、それよりも精神的なダメージをうけたことで狼男としてのアイデンティティが失われてしまったことが影響していました。
そのおかげで、アクションシーンは精細をかき、よれよれの状態になっていきますが、それによって主人公の心が大きく変わっていきます。
後の作品で改心、覚醒というような状態になり、路線変更がされていきますが、その前兆がこの作品にすでに表れていたことに、今更ではありますが気づきました。