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徳富蘇峰終戦後日記 頑蘇夢物語 (講談社学術文庫)
明治・大正・昭和を通じて活躍した言論人で歴史家、徳富蘇峰が終戦直後から綴った日記。無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から、東條・近衛ら元首相への批判と大戦の行方を見誤っ...
徳富蘇峰終戦後日記 頑蘇夢物語 (講談社学術文庫)
徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』
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商品説明
明治・大正・昭和を通じて活躍した言論人で歴史家、徳富蘇峰が終戦直後から綴った日記。無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から、東條・近衛ら元首相への批判と大戦の行方を見誤った悔悟の念までを赤裸々に明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
明治・大正・昭和を通じ活躍した言論人、徳富蘇峰が、終戦直後から書き残していた膨大な日記を発掘。戦争中、大日本言論報国会会長として戦意を煽ったと戦犯容疑のため自宅に蟄居しながら綴り、『頑蘇夢物語』と自ら命名した日記には、無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から東條英機、近衛文麿ら元首相らへの批判と大戦の行方を見誤った悔悟の思いが明かされている。
明治・大正・昭和を通じ活躍した言論人、徳富蘇峰が、終戦直後から書き残していた膨大な日記を発掘。戦争中、大日本言論報国会会長として戦意を煽ったと戦犯容疑のため自宅に蟄居しながら綴り、『頑蘇夢物語』と自ら命名した日記には、無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から東條英機、近衛文麿ら元首相らへの批判と大戦の行方を見誤った悔悟の思いが明かされている。この日記が戦後60年以上も蘇峰直系の孫、徳富敬太郎氏によって密かに保管され、封印されてきたのはなぜか。それは敗戦の責任について、蘇峰の昭和天皇へのラディカルな批判がこの日記にこめられていたからだ。蘇峰は日露戦争と比較し、「この戦争」には「戦争に一貫したる意思の無きこと」「全く統帥力無きこと」が明白であるとし、「我が大東亜戦争は、誰が主宰したか。それは申すまでもなく、大元帥陛下であることは多言を俟たぬ。しかも恐れながら今上陛下の御親裁と明治天皇の御親裁とは、名においては一であるが、実においては全く別物である」と痛烈に批判。そして単刀直入に「極めて端的に申し上げれば、今上陛下は戦争の上に超然としていましたことが、明治天皇の御実践遊ばされた御先例と異なりたる道を御執り遊ばされたることが、この戦争の中心点を欠いたる主なる原因であった」と結論づけたのである。昭和天皇在位中には公開を憚られた内容が、戦後60年以上を経て明らかにされ、敗戦をめぐる議論を巻き起こした注目の書を改めて世に問う。
原本:『徳富蘇峰 終戦後日記――『頑蘇夢物語』』講談社 2006年【商品解説】
戦前・戦中の大言論人、徳富蘇峰が終戦直後から綴った日記を発掘。無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言や自らの悔悟の念が赤裸々に【本の内容】
目次
- 刊行にあたって―――――徳富敬太郎
- 『頑蘇夢物語』一巻
- 陛下の玉音を謹聴して
- 自ら吾が愚に驚く
- 敗戦の原因、ほか
- 『頑蘇夢物語』二巻
- 戦争犯罪者と戦争挑発者
- 駐日米国大使と会見の顛末
- 和平工作と鈴木前首相
- 盗人猛々し侵略国呼ばわり、ほか
著者紹介
徳富 蘇峰
- 略歴
- 徳富蘇峰(とくとみ・そほう)
1863年、熊本県生まれ。名は猪一郎。熊本洋学校に学び、同志社にて新島襄の教えを受ける。明治20(1887)年、民友社を設立、『国民之友』『国民新聞』を発行。貴族院議員を経て、評論家、歴史家。『近世日本国民史』により学士院恩賜賞を受ける。昭和18(1943)年、文化勲章受章。昭和32(1957)年逝去。主著に『将来之日本』『大正の青年と帝国の前途』『静思余禄』などがある。
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我が国の明治から昭和にかけての思想家・ジャーナリストであった徳富蘇峰氏の終戦直後に書かれた日記です!
2020/03/22 10:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から昭和戦後期にかけての我が国のジャーナリストであり、思想家であり、歴史家であり、また評論家でもあった徳富蘇峰氏による日記です。徳富蘇峰氏は『國民新聞』を主宰し、大著『近世日本国民史』を著したことで知られる有名な人物です。同書は、その彼が終戦の3日間から書き残した膨大な日記で、蘇峰氏自らは『頑蘇夢物語』と命名したということです。ここには、戦争に超然としていた昭和天皇への厳しい言葉、東條首相及び近衛首相らに対する批判、大戦を見誤った悔悟の思いが告白されています。当時の政府や天皇への痛烈な批判が含まれていたため、公開がはばかられた重要な史料でもあります。
紙の本
鋭い
2015/09/29 21:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みま - この投稿者のレビュー一覧を見る
天皇親政は、明治人らしくそのままうなずけないが、同時代にマッカーサーを客観視できているのはやはり一流のジャーナリスト