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紙の本
双生児 下 (ハヤカワ文庫 FT)
著者 クリストファー・プリースト (著),古沢 嘉通 (訳)
1936年、オックスフォード大学ボート部所属のジャック・ソウヤーとジョー・ソウヤーは、ベルリン・オリンピックに舵なしペア英国代表として出場、見事銅メダルを獲得した。だが帰...
双生児 下 (ハヤカワ文庫 FT)
双生児 下
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商品説明
1936年、オックスフォード大学ボート部所属のジャック・ソウヤーとジョー・ソウヤーは、ベルリン・オリンピックに舵なしペア英国代表として出場、見事銅メダルを獲得した。だが帰国後、一卵性双生児の二人の運命は決して交わることなく、一方は空軍爆撃機操縦士として、もう一方は国際赤十字職員として第二次大戦下の混沌たる世界をさまよっていった…。歴史に翻弄される二人の男の人生を虚実入り乱れた語りで描く大作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【英国SF協会賞(2002年)】【アーサー・C・クラーク賞(2002年)】【イマジネール賞海外長篇部門(2006年)】1936年、一卵性双生児のジャック・ソウヤーとジョー・ソウヤーはオリンピックでメダルを獲得。帰国後一方は空軍爆撃機操縦士、もう一方は国際赤十字職員になる。歴史に翻弄される二人の男を虚実入り乱れた語りで描く大作。【「TRC MARC」の商品解説】
〈創立70周年記念作品〉第二次世界大戦下、時代に翻弄された二人の男の人生を、虚実入り乱れた語りで描く大作【本の内容】
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注意しなければ混乱してしまいます
2017/01/21 13:17
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投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、第二次世界大戦中に全く異なる立場から活躍した双子の兄弟について描いています。第二次世界大戦についても、実際の歴史と異なるのである意味では歴史改変SFと言えるかもしれませんが、あまりSFらしくありません。
すこしネタバレになってしまいますが、本作品は歴史作家が双子についての資料を集めるという構成になっています。この作家が集めた双子の資料や、彼らに関する証言はところどころ食い違っているので、どちらが正しいのか、彼らの言っていることは本当に正しいのかわからなくなってしまうと思います。
その他にも、読者をあえて混乱させる工夫がなされています。
以上のことから、注意して読まないと、読んでいる最中に混乱してしまいまうと思います。ただし、読めば読むほど内容に引き込まれる作品なので、是非読んでいただきたい作品です。
(上巻と下巻で同じレビューです)