紙の本
若いうちに苦労しなければ。
2016/02/28 20:50
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投稿者:ロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の浪人時代を思い浮かべながら、林先生の言葉を読むと、必ずしも浪人することが良いこととは言い難いことも感じた内容です。林先生のぶれない考え方は、若い人には必要と感じました。
紙の本
受験人生論
2015/12/06 10:33
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「受験ノウハウ本」ではなく「人生論」ですので、受験生やその父兄以外の方も一読の価値があります。
私は高校生の頃、何となく勉強をサボり、当時流行していたパックマンに没入。貴重な時間を空費した挙句、浪人生活を余儀なくされました。当時、本書を読めば少しは意識が違ったかもしれません。今の受験生が羨ましいです。
本書の中身はまさにクールに「正論」を語っていて、共鳴する点が多かったです。 例えば冒頭の「受験ができることは特権的、勉強できることは贅沢なこと」は目から鱗でした。今更ながら亡親に感謝です。また、「彼氏、彼女は持たない方が良い」「友達は少なくていい」にも賛成です。ただ、巻末企画の灘校の木村氏との対談は木村氏の主張が強すぎて、私は敬遠したいと思いました。これで読む価値が薄れてしまったので、残念でした。
とにかく、受験生の頃に読みたかった一冊です。
紙の本
まさに正論
2016/11/27 12:56
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投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさに正論。学問の実態がどういうものであるかということを示してくれている。
ほとんどの予備校や塾では、自分たちの収入が減ることとなるため、このようなことは言わないだろう。
それでも、敢えて予備校講師という立場にありながら、言ってくれた林先生の勇気に賛同したい。
自分の自己満足のためだけに、子供に受験と勉強を強いている親は、その愚かさを認識すべきである(そういう親はモンスターペアレンツであることが多いから)。
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「私は気分が乗ってくるのを待つことはない。そんなことをしていたら、何もできない。何よりも大切なことは、まず着手すべきことを知るべきだ」
とある小説のこの言葉が、「いつやるか?今でしょ!」の元ネタだそうです。
素敵な言葉ですね。
この本を読むと優秀な人とその周辺はこうも自分と違うのか、と思わされます。
私も現実を見据えて堅実に努力を積み重ねよう、と素直になれます。
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"全員が学校の勉強をできるようになる必要はないが、誰もが豊かな「考える力」を持つべき"(はじめに より)に共感。
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林先生には共感することが多いのだけど、今回のこの本について、私は1回も反論を考えることがなく、最初から最後までずっと「おっしゃるとおり!」と心の中で言い続けていた。受験のことにとどまらず、学校教育全般に至るまで、非常に緻密に考えられた理論構成で、さすがとしか言いようがなかった。2016年に読んだ本で文句なく一番だった。
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林先生が公文を押しているのは意外だった。
自分で考えることが大切。
そして、やっぱり「読書」
社会に出て必要な力は「創造」と「解決」
巻末の灘高のキムタツ先生との対談はなるほど〜と為になる。また数年後に読み返したい。
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今もテレビでみないことがない予備校講師でおなじみの林修先生が「受験」について語る本。
誰しもが学校の勉強できる必要はない。いろいろなものさしが必要である。という考えにはまさにそのとおりと同意せざるを得ない。
また社会に出たら役に立たないかもしれないけど、やり方を変えれば”考える力”を高めることができるかもしれない、と。
現在の世の中、遠回りをすることが絶対悪で、コスパの良さ・最短ルートを通ることばかりが良しとされる風潮があります。
勉強に置き換えるなら、自分で考えることをせず教員(他者)がわかりやすく解答と解説を一から十までしていくというやりかたでしょうか。
「わからない時間の尊さ」
世の中東大に行くようなレベルの人達以外の人のほうが圧倒的に多いわけです。
それでもこの本で林先生が述べていることを当てはめることはできると思います。
そして最後の方の灘高木村先生との対談もハッとさせられました。
「面倒見が良い」「わかりやすい」
ことが一番ではないのだと。わからないなりに自分で考え、解決していくことも重要なのだと。
そのまま同じことはできませんがアダプトして、これからに役立てたいと思います。
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タイトルだけで敬遠していたけれど、もっと早く読めば良かったと思う。
高学歴というのは、そこに至るまで色んなものを犠牲にして努力した証であるが、その後の人生や人格まで保証するものではない。
結果よりも、全力でやりきった経験こそが、その後の人生の支えになる。そういう意味で、受験というものには一定の価値がある。
林先生は、ご自身の経験は例外的だとおっしゃる。確かに(私から見ると)林先生の幼少期は、環境的にかなり恵まれていると思う。
私は、わが子に対して、林先生のご家族と同じことはしてやれないが、受験に対する考え方が変わったことで、今後、わが子に対する激励の仕方も変わっていくと思う。
受験のその先にある将来、人の役に立ちたいという気持ちを持ち続け、幸せを感じる生き方をしてほしい。
だからこそ、決して性格をねじまげてしまうことのないように、心して入試本番を迎えたい。
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林修の塾講師としての経験と、現役時代の勉強の仕方が対談形式で書かれている。理屈で語られる、目的のための手段は著者の人格が現れていて面白い。
向き不向きを理解して勉強をして行くことが大事だと、そして量をこなしていかなければ身に付かないというのは、基本だけど大事なことで、それを意識して勉強方法を組み立てて行くことが点数のアップに繋がるのだろう。
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2019/7/15
林修先生が今の日本の受験についてさまざまな考えを対談という形で本にまとめた一冊。教育に関係する仕事についている人とか受験生の親御さんとか是非読んだ方がいいと思う一冊。
この本の中でも彼がさまざまなテレビ番組で主張されている考えとこの本に書いてある内容がほぼほぼ同じである。というか多分この本が先に出されて、テレビに出てその考えを披露する機会が増えた…?
特にその通りだなと思ったのは、学問とは批判的需要であるというところと、わからない闇をたくさん抱えて生きていきなさいというように導いてあげないといけないというところです。
勉強にはコレという絶対的な方法はなくて、各々が自分の形を模索して見つけて行かなきゃいけないものであり、勉強していくその過程でできない問題をどう解決しようか考えること自体が大切なのだと何度も繰り返し述べています。
優秀な人間は環境に文句を言わない、という一文も出てきます。自分の今の仕事の状況にも似たようなことや、当てはまるなあと思うことがたくさんあり、できるところから自分もこうした考え方を取り入れて行かないといけないなと思いました。
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林先生の主張に納得してばかりで、反論が思いつかないほど的を射ていた考えばかりだった。
特に、
『働き盛りの1番給料が多い1年を失うから、浪人はしないべき』
という考えに共感した。
これを含め、この本で得た林先生の考えを自分の進路選択でも活かしていきたい。
また、林先生が公文式に行って役に立ったと語っていて、驚いた。
自分も公文式には6年間程行っていたため、無駄ではなかったんだ、と少し安心した。
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自らの大学受験の際は効率的な近道ばかりを追い求めていたため、思ったような結果が出なかったと思う。
この本とは関係ないが、「遠回りすることが1番近道」というイチローの言葉もあるように、すぐに正解を求めるのではなくそこに至るまでの過程に意味があることを念頭におき、行動すべきだと感じた。
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この本は良い。生徒よりも大人が読むべきだろう。林先生が単なる塾の先生ではなく、話す人としてプロであることや、本当に勉強ができるということがよく分かる。何度も出てくる「伝える」ことが難しいこと、話術は技術であること、などはもっと深く知りたくなる。相当な努力家だと思うので、いつまでも林先生へのニーズが落ちないのは納得。是非講演会に行きたいと思った。
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林先生の良いところは、受験生や学歴のある人たちだけがすべてではない、がベースにあるところ。本書の中にも、経済的に大学に行けない生徒だっていることを挙げ「勉強は贅沢」と言ったり、受験学力だけでなく「色々な物差しを用意すべき」と提案したり。それを踏まえて、受験とは学歴とは、を語ってくれているのですんなり入ってくる。