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紙の本
ネットと愛国 (講談社+α文庫)
著者 安田 浩一 (著)
【JCJ賞(第55回)】【講談社ノンフィクション賞(第34回)】差別的な言葉を使って街宣活動を行う日本最大の「市民保守団体」在特会(在日特権を許さない市民の会)。現代日本...
ネットと愛国 (講談社+α文庫)
ネットと愛国
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商品説明
【JCJ賞(第55回)】【講談社ノンフィクション賞(第34回)】差別的な言葉を使って街宣活動を行う日本最大の「市民保守団体」在特会(在日特権を許さない市民の会)。現代日本が抱える新たなタブー集団の「闇」に体当たりで切り込む。〔2012年刊の一部を加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
「弱者のフリした在日朝鮮人が特権を享受し、日本人を苦しめている」。そんな主張をふりかざし、集団街宣やインターネットを駆使して在日コリアンへの誹謗中傷を繰り返す“自称”市民保守団体。現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。「ヘイトスピーチ」なる言葉を世に広め、問題を可視化させた、時代を映し、時代を変えた1冊。
日本を覆う右傾化の正体
現代日本が生んだ反知性的なレイシスト集団の実態に迫る。彼らを育てたのは誰か――。
「弱者のフリした在日朝鮮人が特権を享受し、日本人を苦しめている」。そんな主張をふりかざし、集団街宣やインターネットを駆使して在日コリアンへの誹謗中傷を繰り返す“自称”市民保守団体。現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。「ヘイトスピーチ」なる言葉を世に広め、問題を可視化させた、時代を映し、時代を変えた1冊。
解説:鴻上尚史(作家・演出家)
・・・・・・在特会とは何者かと聞かれることが多い。そのたびに私は、こう答える。
あなたの隣人ですよ――。
人の良いオッチャンや、優しそうなオバハンや、礼儀正しい若者の心のなかに潜む小さな憎悪が、在特会をつくりあげ、そして育てている。街頭で叫んでいる連中は、その上澄みにすぎない。彼ら彼女らの足元には複雑に絡み合う憎悪の地下茎が広がっているのだ・・・・・・(エピローグより)【商品解説】
反ヘイトスピーチはこの本から始まった! 在日コリアンを誹謗差別する「ネット右翼」の実態に初めて斬り込んだ衝撃作、ついに文庫化【本の内容】
目次
- プロローグ
- 1 在特会の誕生
- 2 会員の素顔と本音
- 3 犯罪というパフォーマンス
- 4 「反在日」組織のルーツ
- 5 「在日特権」の正体
- 6 離反する大人たち
- 7 リーダーの豹変と虚実
- 8 広がる標的
- 9 在特会に加わる理由
著者紹介
安田 浩一
- 略歴
- 安田浩一
やすだ・こういち―1964年静岡県生まれ。「週刊宝石」「サンデー毎日」記者を経て2001年よりフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続ける。2012年『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社)で第34回講談社ノンフィクション賞受賞。2015年には「ルポ 外国人『隷属』労働者」(「G2][講談社]掲載)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)を受賞した。著書に『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社)、『ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力』(文藝春秋)、『ネット私刑』(扶桑社)ほか。
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執拗で丹念な取材、良質なノンフィクション
2016/08/01 21:31
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネトウヨという言葉は知っていたが、その実態はよくわからなかった。京都のヘイトスピーチ事件は知っていたが、在特会というものが大きく関わっていて、全国的にも大きな勢力を持っていたことも知らなかった。この本は、在特会について、執拗で丹念な取材をもとにその実態を暴いたものである。しかも、最初から全否定の態度で取材するのではなく、それに関わる個々の人間を理解しようとする姿勢が見られる。それがこの書物を良質なものとしている。文庫版あとがきで著者も触れているが、被害者の人たちの立場にたっての取材が疎かになっている面はある。しかし、それを差し引いても良質なノンフィクションであることに変わりはない。