なのは洋菓子店のいい仕事 ３ （少年サンデーコミックス）

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投稿者：♂猫Junn-Junn　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この第3巻は…

Recette19「和洋折衷パフェデート<2>」
Recette20「夏の海と白菜味かき氷<1>」
Recette21「夏の海と白菜味かき氷<2>」
Recette22「夏の海と白菜味かき氷<3>」
Recette23「夏の海と白菜味かき氷<4>」
Recette24「夏の海と白菜味かき氷<5>」
Recette25「夏の海と白菜味かき氷<6>」
Recette26「ハチミツとクマンバチ」
Recette27「太陽の沈まぬ部屋とザッハトルテ<1>」
Recette28「太陽の沈まぬ部屋とザッハトルテ<2>」
おまけまんが＆あとがき(5p)

…という中味と、あとカラーカバーを外した本体表紙部分には、
前面部分と後面部分とに、
「-物語のお菓子たち- #2」と題し、収録話中で登場した…
「かき氷」
「ヌガー・ド・モンテリマール」
「ザッハトルテ」
に関するイラストと作者の手書き随筆コメント、が掲載されている
…という仕様。

余談でRecette27～の「宮廷菓子研究部」のエピソード…
「フランツ」は、
正路（セージ）のことをドイツ訛で「ゼージ」と呼んでいるにも関わらず、
ウィーンは「ヴィーン」と正式発音表記しないんだ…
という部分だけは、ちょっと、首尾一貫して欲しかったな、
とツッコミを入れてしまったけど…
っていうか、まぁ、ソレを言い出したら…
「sage」をドイツ語ルールで発音したら、「ザーゲ」だし、
「seiji」を（無理に）ドイツ語発音しようとしたら「ザイユィ」
になっちゃうわけで、「ゼージ」自体がドイツ語発音とは全く違うんで、
正式なオーストリアのドイツ語発音での「ヴィーン」
ってのに拘る必要も、全くないんだろうけど…。

ともかく、今巻は、洋菓子要素よりも、
合同海の家、のエピソードの合間に描かれる正路のほの香への憧れの気持ちと、
祐天の口から明かされた大夢とほの香の10年前の恋物語の件や、
妹かの香の口から語られる、ほの香と大夢の関係性の件…
それと収録冒頭話で思い切り明らかになる、かの香の正路への気持ち…
という、
恋愛絡みの人間関係描写が今まで以上に比重が大きい巻だったという印象…
でも、
サンデーでの連載を既に最終回まで読んで知っている立場からすれば、
今巻終盤から次巻にかけての「宮廷菓子研究部」のエピソード、
はちょうど物語全体の中盤部分に入る部分で、
かつ、物語終盤の展開に繋がる、正路にとっては、
1つのキッカケが生まれているエピソードになるわけで…そんな部分も、
興味深いな、と個人的には思ったり…。

あと、海の家で、8000円のデザートコースを売る為の戦略…に関する部分も、
興味深く読めて印象深かった…
そんなこんなで、引き続き、この物語を読み進めようと思います。