「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
脱原発の哲学
自ら生み出した「核=原子力」技術により、人類は絶滅の危機を迎えた−。原発と核エネルギーをめぐる諸問題、そして脱被曝と脱原発のための具体的なプロセスについて、哲学的な観点か...
脱原発の哲学
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
自ら生み出した「核=原子力」技術により、人類は絶滅の危機を迎えた−。原発と核エネルギーをめぐる諸問題、そして脱被曝と脱原発のための具体的なプロセスについて、哲学的な観点から論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
福島第一原発事故から五年、ついに脱原発への決定的理論が誕生した。
科学、技術、政治、経済、歴史、環境などあらゆる角度から、かつてない深度と射程で論じる巨編。
***
自ら生み出した「核=原子力」技術により、人類は絶滅の危機を迎えた。その危機が切迫していること、危機を回避するための哲学を持つべきことを、本書は明確に示す。(小出裕章)
福島原発事故によって、我々は原子力のもつ本質的問題に直面している。本書は、脱原発によって、「管理された民主主義」が支配する日本社会を、分権的で直接民主主義的な根源的民主主義にもとづく社会へと変えることができると説く。(大島堅一)【商品解説】
目次
- 序論
- 第一部 原発と核兵器
- 第一章 核アポカリプス不感症の現状――ギュンター・アンダースから福島第一原発事故後の状況を考える
- 1 核の「軽視」の反復――一九五四年、一九七九年、二〇一一年
- 2 自由意志の彼岸
- 3 原子力=核事故は「戦争」とのみ比較可能である
- 4 福島第一原発事故後からアンダースを捉え直す
著者紹介
佐藤 嘉幸
- 略歴
- 〈佐藤嘉幸〉1971年京都府生まれ。筑波大学人文社会系准教授。
〈田口卓臣〉1973年神奈川県生まれ。博士(文学)。宇都宮大学国際学部准教授。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年4月号より
書標(ほんのしるべ)さん
哲学書のコーナーに並べられた本書は見るものに新鮮な印象を与える。時事的・政治的な文脈で語られてきた「脱原発」が、はじめて哲学の問題として提示されたからだ。脱原発と核廃絶という理念は、可能な限り早く実現されるべき切迫した理念である、と著者は確信する。これ以上のカタストロフィを避けるために、脱原発の哲学が必要とされている。