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紙の本
桜の花が散る前に (講談社文庫)
著者 伊岡瞬 (著)
カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。だが、その父を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせず…。占いと事件を縦軸に、幼馴染の...
桜の花が散る前に (講談社文庫)
桜の花が散る前に
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商品説明
カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。だが、その父を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせず…。占いと事件を縦軸に、幼馴染の恋の行方を横軸に描く、ミステリー連作集。〔「桜の咲かない季節」(2012年刊)の改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。しかし、その父・七ノ瀬天山を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせずにいるのだった。「占いと事件」を縦軸に、「幼馴染の恋の行方」を横軸に描いたミステリー連作集。(『桜の咲かない季節』を大幅に加筆し、改題)
第一話 守りたかった男 桜子の忠告が及ばなかった殺人事件。耕太郎が真相に迫る。
第二話 翼のない天使 亡父の「名誉挽回」に悩む桜子のため、耕太郎が秘策をめぐらす。
第三話 ミツオの帰還 12年前の事件をネタに近づくワルを、桜子が拒めない理由とは?
第四話 水曜日の女難 ファンを名乗る美女が耕太郎に急接近!桜子が予見した「女難」の顛末を描く。
第五話 桜の花が散る前に 「廃業危機」と「耕太郎の恋敵」に、桜子が下した決断。【商品解説】
目次
- 第一話 守りたかった男
- 第二話 翼のない天使
- 第三話 ミツオの帰還
- 第四話 水曜日の女難
- 第五話 桜の花が散る前に
収録作品一覧
守りたかった男 | 11−66 | |
---|---|---|
翼のない天使 | 67−121 | |
ミツオの帰還 | 123−189 |
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ちょいと無理やりすぎやしませんか?
2016/04/02 22:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤枝 雅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「第4章、水曜日の女難」
これは無理やりすぎる気がするのだが…。ある女性が、主人公がたまたま撮影して雑誌に掲載された写真に自分の不倫している姿が映っており、それによって自分と不倫相手の人生が台無しになったと言って逆恨みし、復讐を企てるという内容なのだが…。
まず第一に、街を歩いているカップルを見て、「こいつらは不倫カップルだ」などと識別できるわけはないということ。街にいるカップルを見れば、基本的には、幸せそうだな~程度の認識だろう。第二に、おそらくその不倫カップルを被写体として選んだのではなく、あくまで街の風景を写したということ。そして何より、主人公は、この二人の不倫を暴こうとしてシャッターを押し、雑誌に掲載したのではないということ。にもかかわらず、その女性は主人公を詰る。「(主人公の過去に対して)自分を肯定してヒーロー気取り」「自分勝手」「カメラマンはそんなに偉いの?」「この先も(あなたの身勝手に)巻き込まれる人間が出てくる」……これ、この女性こそ身勝手であり、ヒーロー気取りであり、自分たちの不倫によって奥様、子どもが巻き込まれているということを棚に上げているのでは?
この二人の不倫を暴いてやろう…などという意識で行われたのであれば、主人公を責めるのは、まだわかる。しかし、思いっきり逆恨みだ。一応本人も「いけないのは自分たちです。それはわかってます」とは言ってるけど…わかってないよね?だから、ここまで身勝手にヒーロー気取りで主人公を詰れるのだよね?
いくらなんでも、ここまでおバカな逆恨みは、無理やりすぎやしませんか?
ま、「人間は誰かのせいにしたがる」ということではあるのだろうが、もう少しスンナリと理解できる、受け入れられる逆恨みの方法は無かったですかね?
ま、この女性が言っていた「身勝手さ」などが、この小説のメインテーマだろうと思われる主人公の状況、それによるヒロインの女性への思いなどに繋がっていくものだから、なんとかして、そこに繋げつつ、まるっきり同じ状況にならないようにと考えたものだとはわかるのだが…どうしても無理やりすぎて読んでいて作品に入りこめない要因となった。
また、ヒロインのおぼこい面が…いまどき、そこまで純情なアラサー(おそらく年齢は27、8歳程度?)はいるか?と思ってしまって、これも入りこめない要因とはなった。
最後に、結末だが…
ヒロインが主人公と結ばれるまでの展開が急すぎる。おそらく、主人公の視点から語られているために、ヒロインの葛藤がわからなかっただけなのだろうが、それにしても、ラストシーンの急転直下ぶりには、ドン引きした。
三話あたりまでなら5点満点という評価をしても良かったが…結末へ向かう4、5話で台無しになった。というわけで、1点。
紙の本
ちょっと展開が・・・
2021/01/08 09:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
五篇の短篇からなる作品で、カメラマンの耕太郎の推理と占い師の七ノ瀬桜子の占い(厄災)で難問を解き明かす内容で、最後の作は耕太郎と桜子の恋の行方の解決でした。ありがちな内容的でしたので、可もなく不可もなくといった感じです。ただ耕太郎と桜子の関係については急すぎる展開には不満足でした。
作者の代償という作品を読んだ後でしたので、妙に安心感を覚えました。