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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/06/10
- 出版社: DU BOOKS
- サイズ:21cm/429p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-907583-84-2
読割 50
紙の本
ビートルズ来日学 1966年、4人と出会った日本人の証言
著者 宮永 正隆 (著)
当事者だからこそ語れる4人の素顔−。1966年に来日したビートルズと接した日本人たちのインタヴュー集。多数の世界初公開写真を含む、図版350点を掲載。『レコード・コレクタ...
ビートルズ来日学 1966年、4人と出会った日本人の証言
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商品説明
当事者だからこそ語れる4人の素顔−。1966年に来日したビートルズと接した日本人たちのインタヴュー集。多数の世界初公開写真を含む、図版350点を掲載。『レコード・コレクターズ』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
ビートルズ来日50周年記念出版。
あの日から、日本人の何かが変わった。
「レコード・コレクターズ」誌の人気連載、
待望の書籍化。
真実は細部に宿る。
第一次情報を本人から聞くことで見えてくる、
来日時のビートルズの素顔や行動。
世界初公開の図版、写真も多数掲載!
本書は、宮永正隆(ビートルズ大学学長)のライフワークで、マーク・ルーイスン氏(ビートルズ研究の世界一の権威)からも「第一級のインタヴュー」と絶賛され、氏の三部作に資料協力している。
※ビートルズ大学:音楽評論家・宮永正隆によるビートルズ評論・研究・啓蒙活動の総称。名誉教授として星加ルミ子・大瀧詠一も公式に名を連ねる。
<おもな内容>
第1部 「羽田空港までの日航機内」編
日航スチュワード
日航パーサー
東レ 宣伝部
日航スチュワーデス
第2部 「到着以降」編
日本テレビ・ディレクター
協同企画・ビートルズの運転手
『女性セブン』カメラマン
日本テレビ音楽班フロアマネージャー
協同企画エージェンシー・バイト 楽屋の世話係
第3部 「東京ヒルトンホテル」編
東京ヒルトン エンジニア
東京ヒルトン ハウスマン
東京ヒルトン ハウスキーパー
第4部「ヒルトンを訪れた業者」編
テーラー山形屋
朝日美術【商品解説】
著者紹介
宮永 正隆
- 略歴
- 〈宮永正隆〉1960年生まれ。早稲田大学法学部卒。音楽評論家。知識と愛情に裏打ちされた骨太のビートルズ論が国際的に評価され、著書「ビートルズ大学」が「国際音楽文献目録」登録の栄誉を受ける。
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紙の本
ビートルズ研究
2017/05/11 10:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビートルズ研究家である著者の、レココレ連載をまとめた単行本。関係者の証言から、ビートルズの奥の細道を探る旅。ビートルズの飾らない素顔が見えてくるのが良い。
紙の本
祝!来日50周年を記念して
2016/07/31 19:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌『レコード・コレクターズ』に連載されている時から興味深く読んでいた。特に、テレビ放送に関係したところは、これまでほとんど知ることのなかった話が随所にあり、面白くて仕方なかった。それが、1冊の本になったのだ。しかも、来日50周年の2016年に。これはもう、読むしかないでしょう。
改めて、しかもまとめて、この「来日学」を読むと、随所にこだわりがあるのがわかる。
法律上日本の航空機に乗り込んだ時点で日本に足を踏み入れたことになるからと、ハンブルクからビートルズが乗った日本航空機の乗務員の話から始まるなんていう感じだ。しかも、実際にビートルズと出会った日本人からの証言で構成されている。
そこには、これまでの来日公演記録では通り一遍でしかなかったところからはるかに詳しい(というか、細かいというか)検証が行われている。
私自身はビートルズの来日はリアルに体験していないし、滅茶苦茶マニアというわけではないので、知らなかったことがこれでもかこれでもかと出てくるが、そんなことはもうどうでも良くなり、50年前のわずかな時間を追体験しているような気になってしまう。
こうして読み終えてみると、本書でも何度も触れられているように、50年前の来日はビートルズを日本のファンや大衆からいかに隔離して、無事にライブを終わらせて、いかに離日してもらうかということに多大な労力が費やされたのだということがわかるし、そうしていながら、日本人にとっておそらく初めての体験だらけで、いたるところで穴(ミスというのとは少し違うように思う)があって、それでも事なきを得てしまったというある種大らかな時代だったようだ。
さらに、この当時のビートルズはやはりアイドルであり、人気ミュージシャンにすぎなかったということも垣間見えてくる。考えてみれば、彼等はこの時はまだメジャー・デビューして5年そこそこであって、まだ皆20代の若者だったのだ。
これだけ検証されても尚、不明確であったり、すでに忘れられてしまっていることが多々あり、そこを著者はあれこれと「仮説」を立てている。この「仮説」がところどころ行き過ぎてしまって、根拠も薄い想像になっているところは少々いただけないところだが、それでもこれだけの検証をしたということで、日本のある時代の一面を記録したという立派な「学問」となっていると思う。
それに、何より、今まであまり知られていなかったビートルズのサインが入った物品や、来日時の彼らの何気ない姿を写した写真がたくさん収められているのがうれしいので、それだけでも価値があると思うのだが。