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紙の本
南十字星共和国 (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
南極大陸に建設された新国家が〈自己撞着狂〉の蔓延により滅びの道を辿る表題作をはじめ、全11編を収録。20世紀初頭、ロシア象徴主義詩人が紡ぎだす終末の幻想、夢と現、狂気と倒...
南十字星共和国 (白水Uブックス 海外小説永遠の本棚)
南十字星共和国
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商品説明
南極大陸に建設された新国家が〈自己撞着狂〉の蔓延により滅びの道を辿る表題作をはじめ、全11編を収録。20世紀初頭、ロシア象徴主義詩人が紡ぎだす終末の幻想、夢と現、狂気と倒錯の物語集。〔1973年刊の再刊〕【「TRC MARC」の商品解説】
革命前夜のロシアに咲いた暗黒の幻想
南極大陸に建設された新国家の首都〈星の都〉で発生した奇病〈自己撞着狂〉。発病者は自らの意志に反して愚行と暴力に走り、撞着狂の蔓延により街は破滅へと向かう――未来都市の壊滅記「南十字星共和国」。15世紀イタリア、トルコ軍に占領された都市で、スルタン側近の後宮入りを拒んで地下牢に繫がれた姫君の恐るべき受難と、暗闇に咲いた至高の愛を描く残酷物語「地下牢」。夢の中で中世ドイツ騎士の城に囚われの身となった私は城主の娘と恋仲になるが……夢と現実が交錯反転する「塔の上」。革命の混乱と流血のなか旧世界に殉じた神官たちの死と官能の宴「最後の殉教者たち」など、全11篇を収録。20世紀初頭、ロシア象徴主義を代表する詩人・小説家ブリューソフが紡ぎだす終末の幻想、夢と現、狂気と倒錯の物語集。アルベルト・マルチーニの幻想味溢れる挿絵を収録。【商品解説】
南極大陸に建設された新国家の滅亡記。地下牢に繋がれた姫君……。ロシア象徴派作家が描く終末の幻想、夢と現実、狂気と倒錯の物語集。【本の内容】
目次
- 序文
- 地下牢
- 鏡の中
- いま、わたしが目ざめたとき……
- 塔の上
- ベモーリ
- 大理石の首
- 初恋
- 防衛
- 南十字星共和国
収録作品一覧
地下牢 | 9−34 | |
---|---|---|
姉妹 | 189−223 | |
最後の殉教者たち | 225−252 |
著者紹介
ワレリイ・ブリューソフ
- 略歴
- 〈ワレリイ・ブリューソフ〉1873〜1924年。モスクワ生まれ。モスクワ大学在学中に詩の翻訳を手がける。著書に「地軸」「炎の天使」など。
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