南柯の夢 （講談社ノベルス 鬼籍通覧）

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一章■ひとりじゃないって
間奏■飯食う人々　その一
二章■過ぎし日々が戻るとき
間奏■飯食う人々　その二
三章■ないしょのはなし
間奏■飯食う人々　その三
四章■心の在処（ありか）
間奏■締めの飯食う人々　

あとがき

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シリーズ最新作。初版限定のSSペーパー封入。
何度か発売が遅れていたが、無事に刊行されて良かった。
メインとなる事件よりミイラ関係の方が興味深かったw
あまり頻繁に刊行されないが、もう少し定期的に出るといいなぁ……。

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丼に美味そうなの盛れてないな… 盛りたいがADHDには器はぶっ壊れてるのではと身分不相応なんではとつらくなってきた。
女子高生の事件とミイラどこがクロスしたかわからんかった。

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一番熱心に読んでた頃と少し時代感にズレがなくはないが、いつの世にも通底する死に方と生き方をきちんと見つめた話。

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女子高生の自殺。その理由も過程もありなのかなと私は思うけど、現実にそんなことが間近で起こったら、やっぱり驚きと違和感は感じるんだろうな。夢から覚めたとき、その子はどうなるんだろう…。この間から私の頭の中をグルグルしてる懐かしい食べ物は、ハウスのプリンミックスで作ってくれたプリンですが、最近、このプリンミックスを見かけないな。何でこのお話にミイラを登場させたんだろう？タイトル、まさかの筧くんでした！

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手首を切った女子高生の隣には、ずっと友人がついていた。
一方、片づけを手伝いに行った先の蔵には
何故かミイラが封印されていた。

最後まで読むと、なんだかやるせないような女子高生達。
しかし自分達が納得して終了させた、というなら
とても幸せだったのだろう、とは思えます。
一方のミイラは…どうだったのでしょう？
それこそ本人に、でないとさっぱりですが。
この教室、妙な特技を持ちまくっている人ばかり、なのも
発覚してしまいました。

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うーん、これは何とも言えない読後感だな。
法医学が解決できる範疇にどちらの事件も
ないわけでして…

メインの事件は多感な時期だからこそ
極端、というものを求めたのだし、
心境に関してもどこか揺れ動いて不安定だからこそ
あのようなことになったのかな…

ただ、ハッキリ言って救われてはいないよ。
時しか解決しないわけだし
当人が気付くかが問題。
ただ、周辺環境からすれば
ただの人間の塊になるのかもしれない…

もう1つのは胸糞注意。
日本の国の暗部を見ることになります。
これ、本当にどうもあったみたいなのね。
解決方法が当時なかったにしても
あんまりすぎる…

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図書館で借りる。
ドラマ「アンナチュラル」を観て、改めてシリーズ全巻読んで。
死を特別に思うのは若さ故なのかと考える。ミステリーともやや異なるが、人をよく描いているので読み応えがある。続編を望む。

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相変わらず楽しく、美味しく、真剣に人の死を描く。
久々のシリーズ新刊嬉しかったです。そしてなかなかに刺激的で、狂気的で、甘酸っぱい。
死者の尊厳ってなんだろうなあ、と思った。

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法医教室シリーズの未完の最後。
前作の数ヶ月後との設定だけど、なんだかかなりの時間を感じる。
お決まりの３人の掛け合いが板についたのか、死体の間の緩衝材なのか。
大人になる事を拒む未成年の少女の自殺とその幇助者。それを純粋というのか未熟というのか、歳をとるだけ周りが見えてくるというけれど、やる前から諦めるのが上手くなる、新しいことに鈍感になっているだけのように見える。
ミイラ、即身仏？どちらであれどそれは未来に託そうとする制作者が必ずいる。今回の事件は未来に何を託そうとしたのか？光は見えたのか、やはり闇しかないのか。