- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/03/30
- 出版社: プレジデント社
- サイズ:19cm/496,11p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8334-2167-6
読割 50
紙の本
チャーチル・ファクター たった一人で歴史と世界を変える力
著者 ボリス・ジョンソン (著),石塚 雅彦 (訳),小林 恭子 (訳)
戦時のイギリス首相チャーチルは、たった一人で世界のあり方や歴史上の出来事に影響を与えた。どのような要素がチャーチルに偉大な役割を全うさせる能力を与えたのか、彼の業績を振り...
チャーチル・ファクター たった一人で歴史と世界を変える力
チャーチル・ファクター
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商品説明
戦時のイギリス首相チャーチルは、たった一人で世界のあり方や歴史上の出来事に影響を与えた。どのような要素がチャーチルに偉大な役割を全うさせる能力を与えたのか、彼の業績を振り返りながら考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ボリス・ジョンソン
- 略歴
- 〈ボリス・ジョンソン〉1964年生まれ。オックスフォード大学ベリオール・カレッジを卒業。デイリー・テレグラフ紙記者、スペクテイター誌の政治コラムニスト、イギリス議会下院議員等を経て、ロンドン市長。
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紙の本
いまだに人気の衰えない英国政治家
2016/05/14 16:28
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰しもチャーチルの名前ぐらいは知っているだろう。
終戦時に行われたポツダム宣言の受諾やその前のヤルタ会談にも参加したイギリスの首相である。
筆者は自分と同い年のジャーナリストでその翌年1965年にチャーチル90歳で物故した。
実に長い間、政治家としてその才を揮った政治家で日本でも教科書に出てくるような政治家であり、シェークスピアとディケンズを足しても足らないほどの文章を遺した人でもあるらしい。
絵画もよくし世界を正しく股にかけて辣腕を振るったらしい。
その人物の伝記である。
その生誕から亡くなるまでの彼の歴史、そのものを忠実に辿っている感じの読み応え十分な本だった。
500頁ぐらいの本になると流石に2日や3日では読み切れず、かなり時間を費やした。
著者の方は相当に時間を費やして、あちらこちらを訪ねたり調べたり、聞き取ったりしたようだ。
著名な政治家であるが相当に癖があると言うか、偏屈と言うか、彼なりの哲学がバックボーンにあるようだが父も政治家であり、公爵でもあったらしい。
血筋は好いようだが付き合うには大変そうな人物のようであるし、その風貌から想像できる通り唯の好々爺では済まないものを感じる。
歴史的な場面に何度も立ち合い、世界中を旅したようでもある。
驚いたのは現在の中東情勢の元になるものをチャーチルが作り上げたと言っても良いほどに関係していることや「中東」と言う言葉自体が彼の発明と言うか、造語であったらしい。
現在のイギリスだけでなく、世界の政治のアチコチに彼は首を突っ込んでいる。
やはり、本書中のクライマックスはヤルタ会談前から対ドイツへの宣戦布告など実に興味深い。
当時でもかなり小さいと言われる170cmほどの身長しかないながら決して引けを取ることなく、あらゆる政敵や対外交渉にも我を通すような一面で変節ぶりも面白い。
イギリスが大英帝国だった時代の政治家で世界に足跡を残し、現代でも「世界の経営者が最も尊敬するリーダーランキング」でスティーブ・ジョブスを抑えて堂々の1位に輝く人物である。
小心者にはとても真似さえできぬような人物だが興味のある方にはお勧めな本だと思う。
但し、この分厚さはやはり相当なもんだが訳も悪くないと思うし、チャーチルだけでなく第二次大戦前後の歴史に興味のある方にもお勧めだと思える。
紙の本
Brexit
2017/04/26 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:risa - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスのEU離脱の根源はここにあるような気がして読みました。