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商品説明
【芸術選奨・文部科学大臣新人賞評論等部門(第67回)】映画概念を拡張し続けた溝口健二。そのショットを分析記述し、検閲記録や撮影台本等の一次資料調査から、映画史、映画理論、メディア論など学際的に横断しつつ、溝口作品の新たな相貌を浮上させる。【「TRC MARC」の商品解説】
トーキー化と長回しと縦の構図によって時空間を変容し、植民地主義や女性の人権蹂躙など矛盾をはらむ重層性を女性の身体を通して露呈させ、占領下の女性の解放を言祝ぎ、贈与交換に基づく権力関係に立脚した欲望を演出し、映画概念を拡張し続けた溝口健二に対峙して、ショットを分析記述し、検閲記録や撮影台本などの一次資料調査から、映画史、映画理論、メディア論、身体論、ジェンダー論など学際的な横断において映画学が本来有する力を発揮し、溝口健二の映画へとさらに眼差しを向かわせる画期的研究。【商品解説】
目次
- 第一部 溝口の世界への視座
- 序章 複数のはじまり
- 第一章 世界の中のミゾグチ、溝口の中の世界
- 第二部 トーキーの間メディア美学
- 第二章 革命前夜−溝口健二の『唐人お吉』(一九三〇年)
- 第三章 映画の第四次元−溝口健二の一九三五年
- 第四章 「風俗」という戦場−内務省の検閲
- 第三部 溝口の「女性映画」−松竹京都時代
- 第五章 芸道物考
- 第六章 占領下の女性解放−大衆フェミニスト・プロパガンダとしての溝口映画
著者紹介
木下 千花
- 略歴
- 〈木下千花〉1971年東京生まれ。シカゴ大学大学院映画メディア学科・東アジア言語文明学科博士課程修了。シカゴ大学で博士号(Ph.D)取得。京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。
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