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紙の本
バイオアート バイオテクノロジーは未来を救うのか。
著者 ウィリアム・マイヤーズ (著),久保田 晃弘 (監修),岩井 木綿子 (訳),上原 昌子 (訳)
生物学を表現メディアとして利用し、作品を通して生物学自体の意味や自然の変化に目を向ける「バイオアート」。ポストゲノム時代のバイオアートに関連する多くの作家と作品をビジュア...
バイオアート バイオテクノロジーは未来を救うのか。
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商品説明
生物学を表現メディアとして利用し、作品を通して生物学自体の意味や自然の変化に目を向ける「バイオアート」。ポストゲノム時代のバイオアートに関連する多くの作家と作品をビジュアル中心に紹介した、バイオアートの入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
バイオアート。それは、生命科学やテクノロジーの進化が招く哲学的、倫理的な問題を可視化し、その是非を広く議論するための表現物です。
地球は今、新たな地質年代「人新世」に突入したと言われています。それは、10万年単位の地質年代として区分できるほどに、人間活動が地球環境に大きな影響を及ぼしているということの表れです。環境破壊、絶滅生物、異常気象、人口急増……私たちは今、数々の大きな問題に直面しています。
人間とはいったい何者なのか? テクノロジーは神なのか? そもそも文明と自然と呼ばれるものの境界はどこにあるのか?――バイオアートは、微生物、蛍光発光、遺伝子情報、コンピュータによるコーディング、画像装置などを利用して、こうした「人新世」の我々が持つアイデンティティ、自然、環境に対する倫理観をシフトさせようと挑みます。
本書は、バイオアーティスト50名の活動を紐解きます。生物自体をメディアとした表現、人間の身体に宿る無数の微生物群「マイクロバイオーム」に注目した作品、未来の可能性を思索する「スペキュラティヴ・デザイン」など、さまざまな作品手法とともに、バイオアートの役割、そしてバイオテクノロジーによってもらたされる未来について考えていきます。
【商品解説】
著者紹介
ウィリアム・マイヤーズ
- 略歴
- 〈ウィリアム・マイヤーズ〉ライター、キュレーター、教育者。デザイン・アカデミー・アイントホーフェン(DAE)で修士課程の学生を指導している。オランダのバイオアート・アンド・デザイン・アウォードの審査委員長。
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入門書としては良くできています。
2017/01/08 22:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺伝情報、細菌、海洋生物、植物、食生活、コンピュータなどをミックスさせて、奇抜に何かを訴えかけてくるバイオアートの入門書です。
作品のカラー写真が豊富に収録されており、バイオアーティストのインタビュー記事も所々に挿入されているため、「バイオアートってなんだろう」という立ち位置の人が手に取る一冊としては良書だと思います。パラパラめくっているだけでも、インパクトの強い写真が多く、深く考えずとも楽しめる内容にはなっています。
その反面、バイオアートの性質上見るだけでなく、ワークショップのように触って、聞いて、嗅いで(中には味わって!)、体感することでこそ真価を発揮する作品も含まれているため、せめて動画がある場合は動画へのアクセス方法なども提示されていると良いのかなと思いました。