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商品説明
手がけた選手のすべてに心を砕き、クラブの地域貢献に尽くしたJリーグ初のGM、今西和男。実業団からJリーグへ発展していく激動期に、驚くべき手腕で日本サッカー界の人材を育てた男の軌跡を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
サンフレッチェ広島を立ち上げ、広島の森保一、川崎Fの風間八宏をはじめ、Jリーグ監督を幾人も育てた今西和男。『オシムの言葉』の木村元彦が、本人、選手、関係者への取材を通して、その実像に迫る。【商品解説】
森保一、風間八宏、高木琢也、小林伸二、上野展裕……。
サンフレッチェ広島でJリーグ初のGMを務めた今西和男の薫陶を受けた選手から、数多くの「名将」が輩出するのはなぜか。
そして、請われてGM、社長まで務めたFC岐阜から、志半ばで去ることになった裏には、何があったのか。
手がけた選手のすべてに心を砕き、クラブを通じて地域貢献に尽くす……。
Jリーグが創設され、発展していく過程で、驚くべき手腕を発揮して、サッカー界の人材を育てた男。少ない予算の地方クラブながら、
Jリーグ有数の強豪となったサンフレッチェ広島の土台を築いた男。その軌跡と数多くの教えを『オシムの言葉』の著者、木村元彦が描く。
人材育成とは何か。プロフェッショナルとは何か。
この男の巨大な足跡を知らずして、日本サッカーを語ることはできない。
CONTENTS
●序章 育む将
●第1章 “ピカ”から日本代表、そして初のGM
●第2章 Jリーグ、サンフレッチェ、今西門徒
●第3章 クラブは地域のために――FC岐阜
●第4章 徳は孤ならず
●あとがき【本の内容】
著者紹介
木村 元彦
- 略歴
- 〈木村元彦〉1962年愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。ジャーナリスト。「オシムの言葉」でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。ほかの著書に「オシム終わりなき闘い」など。
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紙の本
木村氏の本領発揮
2017/03/06 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
木村元彦氏にしか書けない文章ではないか?と思う。セルビア、イラク、我那覇、ハシェックetc... かつて彼が取材を行った対象は、明らかに不当な嫌疑をかけられ、不条理な目にあっているフットボールに関わる人間達が多かった。何故そのようなことに貶められればならないのか?その要因を緻密な取材、裏取り(きっと彼を信じ情報を出してくれる人間も多くいるのだろう)、そしてロジカルに組もうとしても明らかに感情が込められた一文一文。また今回も引き込まれてしまった。
そして思う。今西和男という一人のプロフロントの生き様と、Jリーグという1権力が職権濫用を働いた事実をより多くの人の心に留め、教訓としてもらいたいと。
紙の本
人の道に外れたクラブライセンス事務局の対応に憤る
2016/08/09 15:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミスター珍道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の前半では、何人もの選手・指導者の口から語られる言葉から、選手の発掘から引退後の面倒まで、プレーヤーとしてのみならず、一人の社会人としての形成に全力で携わってきた育将・今西氏の高潔で純朴な人柄が伝わってくる。
後半は、FC岐阜でライセンス獲得や経営立て直しに奮闘する今西氏に対して、悪質な「いじめ」とも思える対応でJリーグから追い出したクラブライセンス事務局と、その脅しに屈した行政側の情けない姿勢が、木村氏がリークする客観的事実と記録から、えげつなく正確に焙り出されている。
本来、日本サッカー界の至宝であるべき今西氏を何故そのように冷たく放逐したのか、その理由はよくわからない。事務局側の非常に低次元な行動が繰り返されることがあれば、今後のJリーグの盛衰を左右することにもなるだろう。
このままにしておいてはいけない。今西氏の名誉回復を図るとともに、ライセンス事務局を含むJリーグの組織運営体制について、改革のメスを入れる必要がある。
木村氏は今までもフットボールに限らず様々な問題提起を著してこられたが、今回は納得のゆく解決に至るまで、これからも徹底的に追及の筆を緩めないでいただきたい。日本サッカー界の行く末にも大きく関わる重要な案件であると言える。