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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/08/08
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/389p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-352277-9
読割 50
紙の本
罪喰い (P+D BOOKS)
著者 赤江瀑 (著)
〈罪喰い〉という魔の言葉に取り憑かれた新進建築家の彷徨を描く表題作、一年中花の香りが絶えることのない妖かしの庭に魅せられた若い庭師を描く「花夜叉殺し」など全6編を収録した...
罪喰い (P+D BOOKS)
P+D BOOKS 罪喰い
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商品説明
〈罪喰い〉という魔の言葉に取り憑かれた新進建築家の彷徨を描く表題作、一年中花の香りが絶えることのない妖かしの庭に魅せられた若い庭師を描く「花夜叉殺し」など全6編を収録した、赤江瀑初期の代表短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
夢幻が彷徨い時空を超える赤江瀑珠玉の6編
週刊誌の告知板に、建築家・秋村黒人が<罪喰い>という死者儀礼についての問合せを出していた。
それを見た京都の精神科医・水野は、2年ほど前に奈良・高畑の新薬師寺本堂前で出会った青年を思い出す。水野が持っていた伐折羅大将とよく似た木彫像裏の「都美波美黒人」の字を「罪食み黒人」と読めると話した青年が、その建築家だと思った彼は手紙を送る。
しかし、突然訪ねてきた秋村はあの時の青年とは全くの別人だった……。<罪喰い>という魔の言葉に取り憑かれた新進建築家の混迷を描く表題作は、第69回直木賞候補となっている。
「花夜叉殺し」は、主人公の亡き母の記憶と重なる物語。月明かりの夜にこそ幽玄の魅力を秘めた銀閣寺の庭と、一方、香花木で埋め尽くされた屋敷の絢爛たる庭とを対比しながら、庭の魔性に惑わされた若い庭師の惨劇が描かれている。ほかに赤江瀑初期の代表的短編「獣林寺妖変」「ライオンの中庭」「赤姫」「サーカスの花鎮」を収録。
解説は幻想文学研究の第一人者・東雅夫氏。
【商品解説】
収録作品一覧
罪喰い | 5−82 | |
---|---|---|
花夜叉殺し | 83−155 | |
獣林寺妖変 | 157−217 |
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底なしの庭に囚われて
2022/03/09 16:32
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都の庭園で職人さんが執着心を燃やす、「花夜叉殺し」が異様な作風です。モダンバレエを取り入れた「ライオンの庭」など、著者の奥行きの深さも感じられました。