「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
家やオフィスの中をぴょんぴょん跳ねている小さなクモ、それが「ハエトリグモ」です。彼らのキュートで美しい瞳やその不思議な生態を、写真とともに紹介します。ハエトリグモに出会うための観察のコツも掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
須黒 達巳
- 略歴
- 〈須黒達巳〉1989年生まれ。筑波大学にてハエトリグモの研究に没頭し、修士課程卒業。慶應義塾幼稚舎にて理科の教諭を務める。ウェブサイト『ハエトリひろば』を公開。日本蜘蛛学会会員。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
ヤモリと並ぶ我が家のアイドル
2016/10/31 23:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう本を待っていた。習性とか分類学とか生物学的観点で書かれた書はあったものの、ハエトリグモに特化した写真集的な書は初めて目にした。書店で見つけた時は結構興奮してしまった。実はハエトリグモとヤモリは我が家のアイドル的存在で、まあ、自分が好きなのを、家族に押しつけてきただけかもしれないが、今や妻はまだしも、娘二人は私の味方である。
ともかく写真が美しい。今までルーペで見てはきたけれど、ここまでハエトリグモの目の輝きの美しさに気付いたことはなかった。ありがたや、ありがたや。
我が家で目にする種は「アダンソン」と「チャスジ」だと思われるが、日本だけで104種類も、まして世界には「ピーコック」のような美しい種がいるとは。野外種を見る機会が少なかったが、これからは山歩きの時は、昆虫類・コケ類と共にハエトリグモにも注意して見ていこうと思う。
あと、家の中ではオスかメスのどちらか片方しか見ることが無いため、オスが命がけでメスに求愛しているとも知らなかった。身近な存在であり、なおかつアイドルである彼らの生活に触れられた思い。クモは苦手という方にも身近なハエトリグモは、ルーペを向ける価値ある生き物だと、今まで力説してしてきた私の裏付けをしてくれる書である……とは、言い過ぎか……。