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紙の本
死なないつもり (ポプラ新書)
著者 横尾忠則 (著)
完璧をめざすのではなく、あえて未完にする。未完は明日に続くものだから−。たえず世界を驚かせてきた美術家が、80歳を迎え、創作について、老いについて、人生について語る。【「...
死なないつもり (ポプラ新書)
死なないつもり
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商品説明
完璧をめざすのではなく、あえて未完にする。未完は明日に続くものだから−。たえず世界を驚かせてきた美術家が、80歳を迎え、創作について、老いについて、人生について語る。【「TRC MARC」の商品解説】
「完璧をめざすのではなく、あえて未完にする。未完は明日に続くものだから」――グラフィックデザインから画家に転向、以来、国内外で高い評価を得てきた美術家は、たえず自らに変化を求めることで新たな創作を切り拓いてきた。
今年80歳を迎えて語る、創作について、人生について。
【目次】
はじめに
第1章 無頓着で行こう
他力を味方に/何者かは、もはやどうでもよい/破滅寸前というチャンス/答えなんて一生出ない/無心より無頓着/未完で生まれて未完に死ぬ/黒歴史を僕は持たない/飽きっぽさは自由のために必要
第2章 僕はいつも絵と対話している
「これ以上塗りたくるな」と絵が言う/物事をこねくり回すとつまらなくなる/決して用心深く描かない/壊して、壊して、生き返る/捨てる画家、ピカソとデュシャン/絵を見る時は胸を開いて
第3章 ビバ!老人文化
ビバ! 老人文化/隠居宣言から減塩宣言へ/早く老人になりたい/毎日が仏教世界/ものを作れば寿命は延びる/目指すは腹七分/故郷は僕の栄養源/いつだってキョロキョロしたい
第4章 僕の道楽
猫は分身、生活必需品/僕はタマの下僕です/引き際を猫に学ぶ/ヒッピー・ファッションの衝撃/スーツを着て絵を描きたい/旅はいつも命がけ/インディオの精霊と出会う旅/勝ったり負けたりが面白い
おわりに
【著者略歴】
横尾忠則(よこお・ただのり)
1936年兵庫県生まれ。美術家。72年にニューヨーク近代美術館で個展。以降、ヨーロッパ各国での個展開催、ビエンナーレ出品など、国際的に高い評価を得ている。また、東京都現代美術館、金沢21世紀美術館など、国内でも個展を相次いで開催。95年に毎日芸術賞、2001年紫綬褒章、06年日本文化デザイン大賞、08年に小説『ぶるうらんど』で泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、同年度朝日賞、15年に高松宮殿下記念世界文化賞など、受賞・受章多数。12年、神戸に横尾忠則現代美術館、13年に香川県に豊島横尾館開館。『言葉を離れる(青
土社)で今年度の講談社エッセイ賞を受賞。【商品解説】
「完璧さは求めない。次に進むためにはむしろ未刊であることが重要です」なお旺盛な活動を続ける世界的美術家の発想の源に迫る。【本の内容】
「完璧さは求めない。次に進むためにはむしろ未刊であることが重要です」なお旺盛な活動を続ける世界的美術家の発想の源に迫る。【本の内容】
著者紹介
横尾忠則
- 略歴
- 〈横尾忠則〉1936年兵庫県生まれ。美術家。95年毎日芸術賞、2001年紫綬褒章、08年小説「ぶるうらんど」で泉鏡花文学賞など受賞・受章多数。
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紙の本
『死なないつもり』
2016/11/25 21:00
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“グラフィック・デザイナー”の枠におさまりきらない
多彩な活動をしている横尾忠則80歳の語り下ろしエッセイ
理屈で答えを探すのはもうやめたほうがいい。
無頓着とは、いってみれば起きてるけど、寝てる状態。
一日のうちで何もしない無為な時間をどれだけ持てるか。
お金儲けのことばかりに頭を使うなら、猫のように寝てたほうがいい。
かっこいい老紳士になりたくて、まずは形から入ることに決めました。
こんな超越した生き方にあこがれる人も、それができない人も