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商品説明
日本の犯罪をめぐる最新状況を詳解。犯罪学や被害者学の概要のほか、執行猶予制度、性犯罪者の処遇等を取りあげ、犯罪予防と再犯防止に向かいつつある現代の刑事政策の変遷をたどる。『ミネルヴァ通信「究」』連載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
ストーカーやDV、無差別殺傷事件等の社会問題の多様化や更生保護制度の見直し、少年法等の法改正を通して、現代日本の刑事政策は大きく変容を遂げている。本書は、犯罪学や被害者学の概要のほか、執行猶予制度、性犯罪者や女性犯罪者の処遇、矯正医療、特殊詐欺等の重要トピックを取り上げ、犯罪予防と再犯防止に向かいつつある現代の刑事政策の変遷をたどる。犯罪学の第一人者であり、更生保護の第一線にある著者が、日本の犯罪をめぐる最新状況を詳解する。【商品解説】
目次
- はじめに
- 序 章 犯罪学との出会い
- 1 筆者の専門分野
- 2 なぜ法学部を選んだのか
- 3 大学院で刑事政策を専攻
- 4 フロリダ州立大学時代の思い出
- 5 カリフォルニア大学バークレー校時代
- 6 本書の構成
著者紹介
藤本 哲也
- 略歴
- 〈藤本哲也〉カリフォルニア大学(バークレー校)大学院博士課程犯罪学部修了。中央大学名誉教授。犯罪学博士。弁護士。矯正協会会長。日本更生保護学会会長。最高検察庁参与。著書に「犯罪学研究」など。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より
書標(ほんのしるべ)さん
著者は矯正協会会長などを歴任した犯罪学の専門家。本書は出版元の広報誌連載を加筆修正したもの。著者の半生を振り返りながら、犯罪学を紹介し、刑事政策の学問の系譜と発展をまとめている。再犯防止の取り組みやストーカー規制法などの法改正についても言及されている。また、犯罪者の更生の問題、さらには刑務所にPFI(民間資金やノウハウ活用)制度を導入している海外の事例紹介と、テーマは多岐にわたる。犯罪に学問で立ち向かう姿が浮かび上がる。
紙の本
文字通り「社会復帰を支える制度と人々」のお話
2018/11/16 08:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyajima - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの貧困撲滅のような論点と異なり、「再犯防止」となると否定的な方も多いんじゃないかと思うのです。
なんで犯罪者の社会復帰なんて必要なんだと。
ですが、犯罪を犯した人間が社会で居場所がなく、職もない状態で再び犯罪を犯すことが社会全体にとってどれだけマイナスかということを考えた方がいいんだろうなと思うわけです。本書によれば犯罪者の再犯防止には職と居場所の双方がとても大事なのだということが理解できます。
ということで文字通り本書は犯罪者の「社会復帰を支える制度と人々」についての論考となります。著者は犯罪学の泰斗であり、様々な制度設計、政策に深くかかわってきた方。データと幅広い知見に基づいており大いに説得力があると同時に世界と日本の潮流がよくわかる良書です。