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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/12/29
- 出版社: 白水社
- サイズ:20cm/356p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-560-09049-7
- 国内送料無料
紙の本
鬼殺し 下 (エクス・リブリス)
【台北国際ブックフェア小説部門大賞(2010年)】1945年、日本の敗戦とともに、国民党軍が村に乗り込んできた。祖父の劉金福は、その怪力で国民党軍の目に留まった孫を連れて...
鬼殺し 下 (エクス・リブリス)
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商品説明
【台北国際ブックフェア小説部門大賞(2010年)】1945年、日本の敗戦とともに、国民党軍が村に乗り込んできた。祖父の劉金福は、その怪力で国民党軍の目に留まった孫を連れて決死の覚悟で台北へと逃れる。そこで遭遇したのは、二・二八事件だった−。【「TRC MARC」の商品解説】
東山彰良氏推薦! 魂を震わす巨篇
日本統治時代から戦後に至る、激動の台湾を生き抜いた客家の少年と祖父の物語。「現代の語りの魔術師」と称された台湾の若手実力派による本書は、莫言に激賞され、数々の文学賞を受賞して高く評価された。
1941年12月、日本軍を乗せた汽車が客家の村にやってきた。祖父に育てられた怪力の少年・劉興帕は、日本軍中佐の養子となって入隊し、日本人になることを夢見て戦う。だが敗戦を迎えると、今度は国民党軍が乗り込んできた。祖父は帕の片腕を切断してともに台北に逃れ、帕が日本兵だった過去を消すために偽の死亡証明書を手に入れる。帕は台湾人として再生を果たすべく、故郷へ帰っていく。
日本への抵抗心を持ち続ける「鬼」としてさまよう帕の大叔父・呉湯興は、「鬼王」と呼ばれる客家の抗日英雄だった。二・二八事件まで続く台湾の混乱を目撃した鬼王は、村で帕と再会し、ついに自分を殺してくれと帕に頼むが……。
常にアイデンティティの揺らぎの中で格闘する帕。台湾には孤児のようなイメージがつきまとう。歴史に翻弄され変貌する村を舞台に、いくつもの物語を紡ぐことで、人間本来の姿の再生を描ききった大河巨篇。【商品解説】
日本統治時代から戦後に至る激動の台湾・客家の村で、日本軍に入隊した怪力の少年が祖父と生き抜く。魂を震わす巨篇。東山彰良氏推薦!【本の内容】
著者紹介
甘 耀明
- 略歴
- 〈甘耀明〉1972年台湾生まれ。東華大学大学院にて修士号取得。作家。「神秘列車」で寶島文学賞審査員賞を受賞。
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