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イシャーの武器店 新版 (創元SF文庫)
20世紀のアメリカに突如出現した奇妙な店。「宇宙最高の武器」を売るというこの店に特ダネを求めて新聞記者マカリスターが乗りこんだとき、不思議な武器店は忽然と姿を消す。気がつ...
イシャーの武器店 新版 (創元SF文庫)
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商品説明
20世紀のアメリカに突如出現した奇妙な店。「宇宙最高の武器」を売るというこの店に特ダネを求めて新聞記者マカリスターが乗りこんだとき、不思議な武器店は忽然と姿を消す。気がつくと彼は7000年の未来にいて…。【「TRC MARC」の商品解説】
20世紀のアメリカに突如出現した奇妙な店――「宇宙最高の武器」を売るというこの店に、特ダネを求めて新聞記者マカリスターが乗りこんだそのとき、不思議な武器店は忽然と姿を消す。そして気がつくと彼は7000年の未来にいた! そこでは地球を支配するイシャー帝国と、これに対立する地下組織〈武器店〉とのあいだで、地球の命運をかけた決戦が開始されたところだった。恐るべき戦いに巻き込まれたマカリスターは……ワイドスクリーン・バロックSFの古典的名作。【商品解説】
20世紀のアメリカに突如出現した奇妙な店――「宇宙最高の武器」を売るというこの店に、特ダネを求めて新聞記者マカリスターが乗りこんだそのとき、不思議な武器店は忽然と姿を消す。そして気がつくと彼は7000年の未来にいた! そこでは地球を支配するイシャー帝国と、これに対立する地下組織〈武器店〉とのあいだで、地球の命運をかけた決戦が開始されたところだった。恐るべき戦いに巻き込まれたマカリスターは……ワイドスクリーン・バロックSFの古典的名作。
【本の内容】
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すみません、本当にすみません。
2017/05/06 01:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
書籍紹介で歴史的名作とあり、新版だったので読むことにした
のですが、残念ながら趣味に合いませんでした。
しかしこの作品を傑作という方もいます。
楽しみ方をつかみ損ねた自分が残念です。
理由はなんとなく分かりますので、逆に趣味に合いそうな人むけに
まとめてみようと思います。うまく伝わったら、ありがたいことです。
1951年。軽食堂と紳士服店の建っている場所と同じところに、
時空間のゆらぎが重なるように武器店が出現しました。
Weapons Shops なので武器店という翻訳なのですが、
読み進めるとイメージとまったく違ってきます。
シンプルな表現は欧米流なのでしょうが、日本流であれば
もっと想像の膨らむ呼びかたのほうが、読む方は嬉しいです。
兵器工房なんてどうですかね。
巨大組織ですし、イシャー帝国と対峙するくらいですから、もっと
大げさな呼びかたでもいいくらいです。
その兵器工房が取り扱うのは、宇宙最高のエネルギー武器です。
現代に突如出現した原因は、高さ四百メートル以上ある黒くて
どっしりとそそり立つビルのエネルギー作用なのです。
この翻訳も同じくbuilding だからビルなのでしょうが、文意を汲んで
名付けてみます。シンプルに巨塔なんてどうでしょう。
巨塔は帝国による建造物で、兵器工房の一つに巨大なエネルギー
圧力をかけていたのです。
運悪く1951年と時空間がつながり、その時に兵器工房へ足を
踏み入れたマカリスターという新聞記者が、時間エネルギーを
帯電してしまって時空振動が始まるのです。
二次曲線的に発散していくシーソーのように、マカリスターが
出現するとそのあとに巨塔が入れ替わって出現しということを
延々と繰り返すのです。
振動幅、つまり出現する時間のインターバルがどんどん長くなって
いき、近代・古代・原始と巨大な時間振り子となってエネルギー
の肥大化を招いていくのです。
エネルギー振動の副作用もからめつつ、同時進行で物語は
進んでいきます。兵器工房側に属するケイル・クラークや
ヘドロック、女帝側のメドロン大佐や女帝イネルダなど、
あちこちでつばぜり合いとなっていきます。
戦闘シーンはありません。紹介文に一大決戦とありますが、
エネルギー圧力による無血革命という感じです。
心理描写もほとんどありません。幻の館、火星での強制労働
など、運命に翻弄される人々にふりかかる災厄を描いています。
そんなスペースオペラ的な作品です。
大がかりな仕掛けに対し、小悪党とのしのぎ合いなど、
アンバランス感があるのもこの作品の特徴の一つです。
趣味が合いそうな方へ、ピンときていただけたら嬉しいです。