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- カテゴリ:大学生・院生
- 発売日:2017/04/22
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:21cm/367p
- 利用対象:大学生・院生
- ISBN:978-4-7664-2335-8
- 国内送料無料
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商品説明
太閤検地、幕藩経済、近代産業社会化、そして高度成長と経済の成熟−。17世紀から現代までの日本経済史を、比較史的観点をふまえ叙述する。詳細な年表付き。〔「日本経済史1600−2000」(2009年刊)の改題増補改訂版〕【「TRC MARC」の商品解説】
▼日本経済史の好評テキストをより使いやすく増補改訂!
近世の経済学的遺産が近代的工業化に果たした役割を重視しながら近世から現代までの幅広い範囲をカバーする、日本経済史の定番テキストを増補。前版刊行(2009年)以降に起こったアベノミクス等の経済動向や、再評価が進む1970~2000年代の記述についても増補・改稿。【商品解説】
近世の経済学的遺産が近代的工業化に果たした役割を重視しながら近世から現代までの幅広い範囲をカバーする、日本経済史の定番テキストを増補。前版(2009年)刊行以降に起こったアベノミクス等の経済動向はもちろん、再評価が進む1970~2000年代の記述についても大幅改稿。【本の内容】
目次
- はじめに
- 1. 近世の成立と全国市場の展開(浜野 潔)
- 1.0 経済指標からみた江戸時代
- 1.1 大開墾の時代
- 1.2 海運の整備と全国市場の成立
- 1.3 「鎖国」と貿易の展開
- 1.4 元禄から享保へ
- 2.田沼時代から松方財政まで(井奥成彦)
収録作品一覧
近世の成立と全国市場の展開 | 浜野潔 著 | 3−48 |
---|---|---|
田沼時代から松方財政まで | 井奥成彦 著 | 49−97 |
松方デフレから第1次世界大戦まで | 中村宗悦 著 | 99−156 |
著者紹介
浜野 潔
- 略歴
- 〈浜野潔〉1958〜2013年。博士(経済学)。元関西大学経済学部教授。
〈井奥成彦〉1957年生まれ。博士(史学)。慶應義塾大学文学部教授。
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紙の本
クラシックなマクロ経済史的アプローチ
2018/12/05 09:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『日本経済史1600−2015 歴史に読む現代』は大学生向けの教科書『日本経済史1600−2000』(2009年刊)の改題増補改訂版で、2017年4月発行。執筆者は浜野 潔、井奥 成彦、中村 宗悦、岸田 真、永江 雅和、牛島 利明の計6人。著者筆頭に挙げられている浜野氏は2013年にお亡くなりになったそうです。
本書は近世の経済学的遺産が近代的工業化に果たした役割を重視しながら近世から現代までの幅広い範囲をカバーしています。増補改訂版では各章末に「歴史に読む現代」と題した1節が加わり、第6章の章末には2000年以降に関する説が加えられています。
本書のアプローチはクラシックなマクロ経済史で、トマ・ピケティの『21世紀の資本』のような歴史的データの蓄積・シミュレーションによる格差問題に重要な特定観点(税率、私有資産、国家資産、資産占有率など)の考察と問題是正のための提言のような視点は含まれておらず、また、山口博の『日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情』のような個人の給与や家計事情などのミクロ的視点も含まれていません。あくまでも産業構造や市場・流通のあり方および時の政権の経済政策などのマクロ的視点から見る日本の歴史です。その際5章で、戦前・戦後でフェーズを分断せず、戦時経済のどの要素が戦後に継承されたか、どの要素が戦後特有の新しいものだったかについての考察は、特に興味深いです。