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紙の本
将国のアルタイル 18 (シリウスKC)
著者 カトウコトノ (著)
【講談社漫画賞少年部門(第41回)】【「TRC MARC」の商品解説】城壁の町に風穴をあける”警告の鐘”ーー。帝国の喉元に刃を突きつけるザガノス率いる帝国侵攻軍。しかし帝...
将国のアルタイル 18 (シリウスKC)
将国のアルタイル(18)
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- 税込価格:18,139円(164pt)
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商品説明
【講談社漫画賞少年部門(第41回)】【「TRC MARC」の商品解説】
城壁の町に風穴をあける”警告の鐘”ーー。
帝国の喉元に刃を突きつけるザガノス率いる帝国侵攻軍。
しかし帝国も、この存亡の危機に座して敗北を待ってはいなかった。
レレデリクが手に入れた重装騎兵4000騎、そして堅き忠誠を帝国皇帝に誓った
新貴族が城壁の町に集う!
帝国とトルキエーー双方に思惑と名誉と宿命が渦巻くなかマフムートはどう動く!?
南領軍との激突からザガノス軍を救ったマフムートを待っていたのは、属州総督解任、そしてザガノス軍への副将としての従軍の命令。それは”警告の鐘”による城壁の町包囲の優勢のなか、「戦後」を見据え交錯するトルキエの思惑の現れだった。帝国もまた動く。レレデリクの謀略、集結する新貴族。そして一方、燈台の都でも、三千年にわたり受け継がれてきた象徴が突き崩されんとしていた。【商品解説】
目次
- 94fasil 古代帝国の墓標
- 95fasil 戦士の末裔
- 96fasil 新貴族の突撃
- 97fasil 罠と罠
- 外伝 槍の将国の虎王
著者紹介
カトウコトノ
- 略歴
- カトウ コトノ
6月15日生まれ。双子座。O型。新潟県在住。
月刊少年シリウス2007年4月号に掲載された、第5回シリウス新人賞入選作「アナスタシアの親衛隊長」でデビュー。月刊少年シリウス2007年9月号より「将国のアルタイル」を連載中。
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古代帝国の墓標!
2017/10/15 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い返せば、古代ポイニキア帝国の文化的継承者を自負する国々が異民族のトルキエと協調するようになった時点で、すでに古代帝国の面影は揺らいでいました。
さらに海では古代的、神話的な世界に生きるアマデオが死に、陸では古代ポイニキア帝国の理想を細々と維持してきたチェロがトルキエの属州となります。
もはやとどめがたい時間の流れ、時代の変化の中で、ダメ押しのように発明されたのが大砲でした。前巻で帝国の城壁攻略に用いられた大砲は、今度は帝国に侵略されていたポイニキア奪還のために用いられます。
古代ポイニキア帝国の象徴だったポイニキアの城壁・燈台が、帝国の城壁同様に砲撃される光景のあまりの痛々しさ。古いものを乗り越えていかなくては先に進むことのできない、時代の変化の無慈悲さ。砲撃シーンの人々の言葉、表情、何をとってもぐっときました。3巻のポイニキア陥落から13巻を経た伏線回収も見事です。
だんだんマフ君が主人公というよりも歴史の中の一つのコマのようにも思えてくるくらい、スケールの大きな作品に成長しています。
一方陸では新貴族たちにスポットが当たります。ほかの巻でもそうですが、敵方に立派な人が多かったり、その思いの強さに思わずぐっときてしまうところも、この作品のいいところですね。
ヘルマンたちはザガノスとの関係で、今後の伏線にもなっていきそうなところ。今後の展開が楽しみです。