紙の本
とにかく面白い!
2017/03/29 14:34
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投稿者:ゆきなの。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に読みやすいながら、作者の思いや切羽詰まった状況がビシバシ伝わって来ました。
ドラマをみるのは、まどろっこしいので本を買った私。面白くて一気読みでした。
さくらいパパ、文才がある!!
紙の本
中学受験の見方がかわりました。
2023/11/20 10:06
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投稿者:のん。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強が特別得意なわけでは無い、ごく普通だった娘さんと、中学受験に無縁どころか、学歴は中卒のお父さんとが私立の超難関校に塾なしで果敢にチャレンジされる物語です。文章はユーモアに溢れ、大変読みやすいです。お父さんの娘さんへの愛情が半端なく、最後は不覚にもホロリときてしまいました。いわゆる中学受験指南書ではなく、娘さんとお父さんが駆け抜けた中学受験の記録です。
紙の本
中学受験に
2017/09/17 05:52
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投稿者:よりさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾に通わず親子で中学受験を目指して栄冠を手にした物語です。各所に中学受験に参考になることがちりばめられています。筆者は最終的に「塾に通わせればよかった」と言っていらぐらい辛かったとつぶやいています。中学校卒の学歴を自分までで終わらせるため、非常に苦労したことがわかります。
紙の本
学校ってなんだろ、勉強ってなんだろと考えながら読んだ。
2021/01/31 15:33
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
中卒の親が、子供に学歴という価値を与えて「下剋上」...。まったく見事に今の社会のゆがみを表しているタイトルだわと思って手に取ってみる。内容的には、たしかにそのとおり、父娘でタッグを組むように受験勉強をやり通し、娘は中学から進学校に合格した。つまり、下剋上に向かう道の端っこにたどり着いたわけである。しかし、本書を読んでいいなと思ったのは、塾にもいかず(=プロのチカラをかりず)受験勉強に翻弄されつつも、父娘ともに学ぶ面白さに目覚めてゆくところ。勉強するって楽しいはずなんだがと個人的には思うけど、いまの学校は、制度疲労なのか、その主目的がまったくもって達成されていない気がする。そんなことも考えさせられる書。
紙の本
ドラマの原作本
2017/12/14 11:38
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投稿者:かわうそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年放映されていたドラマの原作ですね。
お父さんのがんばりは鬼気迫るものがありますが、やはり受験は結果が大事なのではないでしょうか。
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テレビ版ドラマよりもリアルで面白いが。
2018/07/07 16:42
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに再読した。やはり、面白い事は間違いない。
しかし、どれだけ実話なのだろうかとの疑問は相変わらずでもある。著者がすっかり受験アドバイザー的に仕事をしている様子からすると尚更である。
しかし、リアルな面も原作本には描かれている。
テレビ版は妻役が深田恭子であり綺麗に描かれていたが、原作本は単なる妻である。しかも、受験には非協力的な態度である事が描かれており、ときには、やる気も無ければ、その能力もない旨をディスっている。このあたり、テレビでは表現できないであろう。
その意味でテレビ版よりも原作本のほうがリアル感はあり面白い。
そして、本書の評価である。これが難しい。割れているからだ。単なる書籍としては面白いので評価できるという意見と、事実ではない作り話を商売に結び付けるのは評価できないという意見がある。さらに、仮に実話だとすると我が子のドキュメンタリーをさらけだし商売に活用している姿勢に批判が集中している。
ある程度は実話だろう。きっと、娘さんもいると思われる。そして、非戦力な奥さんもいるんだろう。でも、かなり脚色されている気がしてならない。これは、その後の著者が受験産業で成功している事から判断すると自然なのではないだろうか。
商売に結び付けるための有力な宣伝媒体であったと評価するならば高い点をつけるのを躊躇せざるを得ない。
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勉強版スポ根ものの様だった。並大抵の苦労では無いと思う。そりゃ病院にも頼るだろう。「中卒」という肩書が、まるで犯罪者の如く扱われている。「中卒」だと分かった途端、周りが潮が引くように離れていく。。辺りは胸がチクチクした。娘さんは立派に育っていくんだろうな。と思った。
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最難関に到達するには常軌を逸しなければならない。狂うほどやりこんで来たからこそ見えるものがある。など、文章の節々から本当にやり込んできた人なんだなと感じさせる。
最難関を越えるためには知識だけでなく、性格も変える必要がある。
膨大に詰め込んだ知識を整理していつでも取り出せるように、アウトプットを意識したインプットをしなければならない。
は参考になった。
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両親は中卒、それでも娘は最難関中学を目指す。父が語る真実の物語。
この娘さんと同じ5年生の娘を持つ父親として興味を持たずに読むことはできませんでした。
私立中学受験など、全く考えたことがなかったので、ページをめくるたびに中学受験の裏側のすさまじさに驚かされてしまいました。
確かに、ここまでする必要があるのかと過激さを禁じ得ないところがあるのも事実ですが、逆にここまで自分の子供と真剣に向き合う姿に感銘を受けました。
娘に対して今までよりもちょっと真剣に向き合っていこうと思いました。
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特に教育熱心でもなかった家庭が突如、桜蔭受験を目指すという話。実話なので、不合格にはなったもののそこそこのところには通ったようだ。
これからドラマ化もされるそうだが、子供が中学受験をしている人以外にはピンとこない内容かも。
しかし中学受験って大学のように浪人はできないし、小学4年生の段階で進路を決めろと言っても無理なので結局、親のエゴが出てしまう。かといって筆者も言うように頑張ったという過程を評価されるものではなく、結果が全てなので残酷な制度といえばそうかも。最難関校でも競争率2−3倍というとそんなに大したことないような気もしてしまうが、こういう残酷さがあることを思い知らされた。
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2017/1/4
桜陰中学の受験に挑戦した親子の話を書籍化したもの。受験勉強のノウハウとかじゃなくて、どういう経緯でどんなやり方で受験に向かっていったかということのありのままが文章になっている。
一つのバロメーターとして中卒という単語が出てくる。
勉強してきてどういうところでつまずいてしまうのか、どういう考え方で問題に望んでいるのかということに関して新たな側面を知ることができたように思う。
あー、こういう考え方もあるのかーみたいな。
自分は小中高まで公立で、大学は現役で私立まで行ったのでこうした世界の話にはある意味対極の立場かもしれないけど、こういう環境においてくれたのは親なんだということを改めて実感した。そして、勉強が嫌いな苦手な生徒にどういう声かけをしていけば良いのかということについてヒントをもらったように思う。
単純にこのお父さん、桜井信一さんはすごい子供思いでいいお父ちゃんだなあと思った。
自分は人柱になる。という覚悟は相当なものではないかと思う。
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特に前半は「中卒」を何度も連呼されて卑屈な物言いが多く、一周回って逆に大卒に喧嘩を売っているのかもしれないと思う文章もあり、それが妙に鼻につく感じもあったが、変にドキュメンタリー作家とか文芸作家のような書き方ではなく素人っぽさが逆にリアルだった。自分も中卒ではないが大卒でもないので、社会人になってから大卒だったら味わう事のない不条理な待遇は受けてきたのは事実。
いまは外資系IT企業になり、学歴が一切関係ない実力勝負になり、それまで3社経験した純粋日本企業が学歴で人生を縛り過ぎているのかを痛感したので、この著者が言いたい事は理解できる。
何より後半のこの著者の学習で壁の当たったときの原因分析力は優れていると思う。
それにしても、文庫版あとがきのあとについている佳織ちゃんのスピーチは卑怯だな。いい塾に入れたりお金をかけることが教育ではないと実感したが、まさに本人のやる気スイッチどうやってONするのか。この著者の素人くさいアプローチとそんな親についていく娘なんて、なんだか出来すぎてるな。
あとは、小学校の授業参観のリアルな状況に愕然としました。馬鹿な親とそれをスルーする教師。学校って一体…
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内容は、サブタイトルにあるとおり、
「両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!」というものです。
しかし、中学受験に関わる人だけでなく、
この父親の立場に近い社会人も、共感する内容だと思います。
私には、父親が、娘の成績が上がらない時に、どうして勉強しなければならないか、
説明するくだりが、心に突き刺ささりました。
「お金がないのは結構我慢できる」
「大勢の人の役に立つような仕事をさせてもらえない辛さ自分も一度くらい重要な仕事をしてみたいという残念な気持ち
この気持ちを抑えながら生きていくのは簡単なことじゃない」
この気持ち、泣きたいくらいわかります。
「頑張りを評価してもらおうという発想がある」
「頑張ったねという他人の拍手は数日でやむ
結果までたどりついたら自分に拍手できるようになる」
結果にこだわり、結果が出せたから、そのプロセスが評価されるというのが王道です。
私は、やる気はあるが、結果の出せない人間です。
この本によると、性格に問題があるようです。
覚えたことを取り出せなかったらどうしよう、と不安になるマイナス方向な性格
そういう人にとって、勉強はストレスとなる…だから覚えられない。
学力と同時に性格を変える必要があるそうです。
結果の出せる人は、どのように考えているか。
アウトプットのためにインプットがある、ということを知っている
暗記するときに、常に、整理しながら頭の中に収納し、必要なときにすぐに取り出せるようにしておく。
正しい方法を教わる→工夫して取り組む→できるようになる
このような正の連鎖が、結果につながるのでしょう。
40年前に、この本に出会いたかったです。
こんな本を読んでいたら、
「結果にコミット」(結果を出すことを約束する)
してみたくなりました。
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キワモノと思って読み始めたが、とても味わい深かかった。中学受験のノウハウ云々ではなく、著者の生き様や娘への強い愛情が印象に残った。中卒だから学がないということは必ずしもないと思うが、これだけの文章が書けたのは、娘と一緒に取り組んだ受験勉強のおかげなのか、あるいは、本当は地頭のよい人なのか。いずれにしても、著者が強調する中卒の人が書いたとは思えないほど訴えかけてくるものがある。もちろん、出版社の校閲を経てきれいにはなっているのだろうが、本人の考えがストレートに伝わってくる。そして、「底辺」から見た世の中の景色が見えてくる。
自分のいる環境に抗うことは大変エネルギーが要ることだろう。娘に対する愛情で、ここから抜け出すために何でもしようという著者の姿勢に共感した。
この話は、テレビドラマになっているが、映像では伝わらない気がする。もちろん、本人にしてみれば、文字にしたところで伝えきれない部分が多々あるだろうが、それでも、活字で読んで、読み手それぞれが心に思い浮かべ、咀嚼し、味わわないともったいない。
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お父さんの見解ばかり書かれているので娘さんがどのような様子だったのかが分からなかった。
お父さんは娘さんと一緒に勉強できてよかったと思うが娘さんは塾に行かせた方がよかったと思う。なんでできないの?は禁句だと思う。