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紙の本
陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る (河出文庫)
著者 沖浦和光 (著)
陰陽師は安倍晴明のような貴族だけでなく、占いや呪術、放浪芸にも従事し、差別された者もいた。民衆文化の最前線で生きた陰陽師の足跡を播磨の陰陽師集団・集落などを中心に各地に巡...
陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る (河出文庫)
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商品説明
陰陽師は安倍晴明のような貴族だけでなく、占いや呪術、放浪芸にも従事し、差別された者もいた。民衆文化の最前線で生きた陰陽師の足跡を播磨の陰陽師集団・集落などを中心に各地に巡り、その実像を歴史的に明らかにする。〔「陰陽師の原像」(岩波書店 2004年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
沖浦和光
- 略歴
- 1927年、大阪生まれ、東京大学文学部卒業。比較文化論、社会思想史専攻。桃山学院大学名誉教授。主著に『アジアの聖と賎』『日本の聖と賎(三部作)』(以上四作は野間宏との共著)『近代の崩壊と人類史の未来』『竹の民俗史』『辺界の輝き』(五木寛之との共著)『陰陽師の原像』『幻の漂白民・サンカ』『「芸能と差別」の深層』(三國連太郎との共著)『「悪所」の民俗誌』『日本民衆文化の原郷』『旅芸人のいた風景』など。
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差別されながらも占いや祈祷に従事してきた民間の陰陽師の実態を解き明かした沖浦民俗学の一大成果の書です!
2020/05/17 11:53
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「陰陽師(おんみょうじ、おんようじ)」と呼ばれた古代日本の律令制下において中務省の陰陽寮に属した官職の一つで、陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって占筮及び地相などを職掌とする技官として配置された人たちのみならず、中・近世において民間で私的祈祷や占術を行う人たちの実態を解明した画期的な書です。特に後者のような民間の陰陽師は差別されながらも、占いや祈祷、巫術などを事とし、千秋万歳・大黒舞といった予祝芸や放浪芸にも従事してきました。著者である沖浦和光氏は、全国を渡り歩き、その伝説や話を収集しながら、その解明を行った人物です。その意味で、同書は沖浦民俗学の一大成果の書とも言えます。